新型コロナウィルスの影響で、旅行を控える動きから旅行者は減り、観光業界はとても大きなダメージを受けました。20代の若い方であってもリストラや雇用止め、内定の取り消しが発生してしまったケースもあります。
コロナショックの影響を受けてしまった方も、もともと転職を考えていた方も、他の業界へ転職するとなると、キャリアチェンジが成功するかなど心配なことも多いのではないでしょうか。
ここでは、観光業からの転職を成功させるための方法やコツを紹介します。
- 観光業界から転職したい時に活かせるスキルは?
- 観光業界から転職しやすい業種や職種とは?
- 観光業のスキルを営業職で活かせる理由
- 内勤での営業職があるおすすめの業界
- 観光業界からの転職を成功させるために気を付けること
- パスキャリなら観光業界からの転職を相談できるカウンセラーがいる
観光業界から転職したい時に活かせるスキルは?
「観光業界から他の業界へ転職できるのだろうか?」と悩んだおられる方もいらっしゃるかもしれませんが、今まで業界で培ったスキルで、転職できる可能性は大いにあるといえます。
今あるスキルを見直せば、自信をもって転職活動を始められるでしょう。以下のスキルは観光業界の方にあるとみなされているスキルなので、チェックしてみてください。
コミュニケーションスキル能力
観光業は、不特定多数のお客様を相手にするサービス業です。お客様の希望を伺ったり、調整する際に、お客様の気持ちを思いやったり、上手くやり取りしながら業務を進めていく必要があります。
そのため、コミュニケーション能力は自然と備わっているといえ、社会人として多くの場面で求められるスキルとして、自信をもってアピールしましょう
ヒアリング能力・提案力
例えば旅行代理店の仕事の経験者であれば、電話やカウンター越しで、お客様のご希望を伺い、ご要望をまとめ、条件をふくめて提案するスキルが身についているはずです。傾聴能力は他業種でも十分活かせることでしょう。
接客力
旅館やホテルなどでの業務経験がある方であれば、お客様には常にホスピタリティーを持った対応が求められてきたのではないでしょうか。
ホスピタリティーとは、心からのおもてなし、深い思いやりといった意味で使われますが、接客力が備わっているとみなされます。ホスピタリティーのある接客力は、どのような転職先でも重宝されるスキルといえます。
PCスキルと事務処理能力
端末への入力作業など、パソコンを使って業務を行ったり、電話やメールを使って交渉したりといった事務処理の経験がある方は、これもまた、どの業界でも通用する基本スキルとみなされます。
語学力
観光業界経験者の中には、海外のお客様を相手に対応してきた語学力を持っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どのような業界でも語学力が求められるポジションはあるため、貴重なスキルとしてアピールできます。
観光業界から転職しやすい業種や職種とは?
観光業界から転職を希望される方で、まだ、どの転職先にターゲットを絞ったらいいか決めかねている方もいらっしゃるかもしれません。参考までに、観光業界の経験者が転職しやすい業種や職種の一例を紹介します。
ゲーム業界などのエンターテインメント業界
人を楽しませるという観点からいうと、観光業と共通性がある「エンターテインメント業界」があります。
コロナ渦の影響で、インドアで楽しめるゲームや玩具業界は右肩上がりです。
またデジタルコミックや映像配信サービスなどの会社も、家にいながら楽しめることから、今後も需要が続く業界と考えられます。
将来性と人を楽しませることがやっぱり好きだという方には向いている業界といえます。
物流業界
ツアーガイドや、観光タクシー、ドライバー、人力車での観光業界などに携わっていた方におすすめの転職先は物流業界です。
ドライバースキルが活かされることはもちろんですが、例えば物流の中でも宅配便は、お客様へのマナーを持った接し方などが要求されますので、接客のスキルも活かすことができます。また、ネットショップの普及によって、物流業界の需要の拡大は続いており、将来性も高いでしょう。
観光業でお客様を引率したり、ドライバーの仕事をこなしていたりした方で、「体を動かすこと自体が好きだ」という方におすすめです。
広告業界
観光業界の中でも、旅行代理店からの転職におすすめなのが、広告代理店です。
クライアントの希望する広告を作成する仕事内容となりますが、職種にもよりますが、旅行代理店の業務は、旅行を企画したりプランを立てたりと、企画力を持ち、プレゼンテーション能力が高い方が多いと考えられています。
また、多くの人と関わるという点ではコミュニケーション力もあり、クライアントと良い関係を築けると期待される可能性が高いです。
営業職
観光業はそもそもが、お客様に喜んで頂けるようなサービスを提供する接客が多く含まれる業種です。そして、営業職も人間相手の接客の要素がある職種であるという点で、大きな共通点があります。
観光業の中でも旅行会社やホテル関係の仕事に就いていた方は、培ってきたお客様とのコミュニケーションスキルを活かすことができます。
観光業界が、コロナ渦の影響を受けてしまった中、営業職もまた、対人関係の仕事のため、人との接触を避けなければならない風潮の中、低迷していると考えられがちですが、営業職にはお客様の所へ足を運んで営業する訪問営業と、足を運ばずに店舗での来客対応や、電話やメール、WEBツールで営業をする内勤営業があります。
そのため、人と実際に合わずに、インターネットツールを使って営業するインサイドセールスという内勤営業のスタイルがにわかに注目を集めることとなり、求人の需要も高まる傾向にあります。
観光業で身に着けた接客スキルは、内勤営業では特に活かすことができるため、転職先の選択肢としておすすめです。
観光業のスキルを営業職で活かせる理由
営業職で求められるスキルは、傾聴力や、お客様が何を求めているのかを察知してサービスや商品を提案する能力です。
観光業で就業していた方は、お客様が何に困っているかなど、お客様のために出来ることを即座に判断する訓練ができているとみなされます。
ホスピタリティーの高い観光業界での就業経験があれば、傾聴力や判断力、提案力などのスキルが買われ、営業職の即戦力として採用される可能性が高いといえます。
その他観光業界で培われてきたであろう以下のスキルは、営業職で活かすことができます。
- ・ コミュニケーション力
- ・ プレゼンテーション力
- ・ 接客力
- ・ 忍耐力
さらに、語学力があれば、同じ営業職でも、外資系の企業の営業職に関わることができる可能性も広がります。
内勤での営業職があるおすすめの業界
観光業界からの転職に相性のいい営業職を検討している方の中には、コロナ渦の影響が少ない、外回りの訪問営業ではなく、内勤営業に携わってみたいという希望がある方も多いのではないでしょうか。
営業職の求人全体の傾向としては、コロナ渦の影響で、オンラインツールを使い、リモートでの非接触の内勤営業であるインサイドセールスの求人が多くなる傾向にあり、注目を集めています。
インサイドセールスか、店舗での内勤営業となるかは、求人欄の確認が必要となりますが、今までのカウンターセールスの現場でも来店客への対応と平行して、オンラインでの営業のスタイルも導入されている企業が増えています。
参考までに内勤営業であるカウンターセールスの内勤営業のある業界を例として紹介します。
- ・ 不動産
- ・ 携帯電話
- ・ 保険
- ・ ブライダル
- ・ 旅行
などがあります。
インサイドセールスは、様々な業界で導入が増えているため、実際の求人サイトで、インサイドセールスと検索してみましょう。多数の求人が見つかります。
保険業界での営業職は、観光業界で培った人脈やコミュニケーション力を活かし、年収アップを狙って転職を狙える可能性があります。
不動産業界も、お客様の要望や希望をしっかりとヒアリングし、最適な物件を提案する仕事内容のため、人に関わる仕事として、似ている点も多いでしょう。
観光業界からの転職を成功させるために気を付けること
観光業界で培ったスキルや強みを活かして、転職したいと考えた時に、気になるのは企業が求めているスキルと条件に自分のスキルがマッチしているか心配になるものです。スキルの見極めは、転職エージェントの力を借りることが一番の近道です。
スキルに見合った転職先を探そう
観光業界の中でも、接客の経験を活かしたい、語学の経験を活かしたい、など、経験や活かしたいスキルをアピールすることが必要となります。
ただ、転職を希望している仕事で求められているスキルは何かをしっかり把握するように気をつけましょう。
例えば、「接客業をやっていたので、内勤営業へ転職したい」と思っても、オンラインを使ったインサイドセールスなので、ある程度ITスキルが必要だという条件があった場合は、それなりのスキルが必要になる可能性があります。
ただし、未経験者歓迎で、使用するツールも含めて研修を受けられる場合もあるため、そのような求人は狙い目です。
親身になって相談できる転職エージェントを見つけよう
「観光業界でのキャリアで培ってきたスキルが、転職先でどれぐらい通用するのだろうか?」という心配や、「そもそも自分のスキルで希望の求人に応募できるのだろうか?」という悩みは生じるものです。
一人で悩みを抱え込んでしまうより、転職について、なんでも相談できて味方になってくれる転職エージェントのアドバイザーを探すことをおすすめします。
現在のスキルで希望の転職先に応募できるかどうかの判断や、応募するために身に着けるべきスキルなどを、プロの目から的確にアドバイスしてもらえることでしょう。
パスキャリなら観光業界からの転職を相談できるカウンセラーがいる
観光業界の中でも様々な職種があるため、きめ細やかに相談に応じてくれる転職エージェントへの登録をおすすめします。
パスキャリなら、女性カウンセラーによって活かせるスキルや強みを見出してくれます。
「自分がどんな仕事に転職できるかわからない」「履歴書をどうやって書けばいいかわからない」といった些細な悩みから相談できます。
未経験歓迎の求人も多く、スキルや経験より、人柄を重視した求人も多いです。
観光業界で培ったホスピタリティーのある対応を活かせる転職先を見つけるためには、キャリアカウンセラーに相談しながら転職活動を行った方が、成功へより近づけます。
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