女性に人気の職業のひとつに「セラピスト」があります。
響きはカッコイイですが、実際にどんな仕事なのか分からずに憧れている人も……。
そこで今回は、セラピストとして働く上で、いいことだけでなくしんどい面も紹介します。
セラピストのやりがいや大変さなど、本当のところが分かれば憧れが目標に変わるかもしれませんよ。
目標を実現するための近道、セラピストになるのにおすすめの方法も教えます!
- どの職業も大変!セラピストの仕事を理解しておこう
- ここがしんどい!セラピストの大変なこと
- やりがいもたくさん!セラピストになって良かったこと
- セラピストに向いているのはこんな人
- セラピストの実情が心配ならパスキャリにお任せ!
どの職業も大変!セラピストの仕事を理解しておこう
「セラピスト」とはどんな職業なのか、まずはちょっと整理しておきましょう。
「セラピー」という言葉には、手術や薬を使わない治療という意味があります。
つまりセラピストは、セラピーを行う専門家のことです。
心や身体に痛みや悩みをもつ人を相手にしますので、しんどいこともあります。
とはいえ、セラピーに限らず、楽なお仕事なんてありませんよね。
セラピストの種類はたくさんあります。
よく知られているのは「アロマセラピスト」「ボディセラピスト」「心理セラピスト」などでしょう。
整体やマッサージ・柔道整復術など、国家資格が必要とされる仕事もセラピストの枠に入っています。
ここがしんどい!セラピストの大変なこと
セラピストがしんどい仕事だと思われる理由にはいくつかあります。
ここでは、セラピストがしんどいとされる理由を4つ取り上げます。
「治療」という意味をもつセラピーだからこそのしんどさを見てみましょう。
身体を癒すセラピストは体力が必要
セラピーには、心を癒すものと身体を癒すものとがあります。
身体を癒すセラピーの場合、整体師やマッサージ師・ボディセラピストなど、お客様の身体を直接マッサージするものがほとんどです。
自分の身体を使ってお客様の疲れやコリをほぐしたり、リンパの流れを整えたりするためにとにかく体力が要ります。
立ちっぱなしで施術することもありますし、同じ動きを何十回と続けなければならないことも。
そんな毎日ですから、腰痛や腱鞘炎に悩まされるセラピストも多いようです。
お客様の疲れにシンクロしてしまう
心を癒すセラピーが体力的に楽かといえば、そんなことはありません。
心が疲れている人は、イライラを隠さなかったり、ネガティブな発言を繰り返したりする傾向が見られます。
そんなお客様の気持ちをていねいに聞いて治療していかなければならないため、セラピスト自身が落ち込んでしまうこともあります。
もちろん、気持ちを切り替えるスキルは経験に応じて磨かれていきます。
しかし新人の頃は「疲れをもらった」というセラピストも多く、それが原因で辞めてしまう人もいるようです。
経験とスキルがないと給与が低い
セラピストは、リピートのお客様を増やすことで売り上げを伸ばしていきます。
そのためには、「あの人にやってもらいたい」と指名してもらえるスキルが必要です。
お客様の痛みや悩みにはさまざまな種類があり、アプローチの仕方も多岐にわたります。
経験を積んでいくと分かるようになりますが、駆け出しのうちからリピートをもらうのは難しいものです。
完全歩合制の場合、お給料が少ない月もあるでしょう。
自主的なスキルアップが必須
お客様から「腕のいい人」と認められ、多くの指名を獲得できるようになるためには、知識やスキルの向上が欠かせません。
日々進化する施術方法や健康法などにアンテナを張り、講習会やセミナーに参加する努力が必要でしょう。
セラピストとして一人前と言われるようになっても、自主的に学び続ける姿勢は必須です。
そこにしんどさを感じてしまう人もいるようですが、スキルアップを実感すると楽しさに変えられますよ。
やりがいもたくさん!セラピストになって良かったこと
しんどいことはいろいろありますが、嬉しいことだってもちろんあります。
「この仕事をやっていて良かった!」と思えるポイントを紹介しましょう。
以下の項目にやりがいを見いだせた人は、セラピストを生涯の仕事にしています。
人に喜んでもらえる
「疲れた心や身体を癒す」というセラピストの仕事は、人に喜んでもらえる仕事です。
「痛みが消えた」「楽になった」「やる気が出てきた」といった言葉をお客様から直接聞けるため、自分の仕事に誇りをもてるようになります。
より良い治療を行うために新しい技術を取り入れたり、生活習慣の改善をアドバイスしたりと、お客様のためにいろいろと尽くすようになるでしょう。
それが経験やスキルとなり、お客様からの信頼に。
セラピストとして成長していくにつれ、より多くの人を笑顔にすることができますよ。
年齢に関わらず長く続けられる
セラピストは技術職です。
経験を積めば積むほど腕が上がるため、年齢にかかわらず長く続けられます。
また、セラピストにはさまざまな働き方があります。
サロンに勤めて朝から夜までびっしり働く人もいれば、出張セラピストや週末セラピストなど自分のペースで働いている人も。
結婚や子育てとの両立がしやすいというメリットもあります。
再就職のしやすさも魅力ですね。
疲れた心や身体を癒したいという人は常にいるため、結婚や出産というブランクがあっても復帰しやすい職業なんですよ。
独立・開業が可能
腕を磨くためには経験を積まなければなりません。
サロン勤務で経験を積み、自信がついたら「独立」の道も見えてきます!
独立にはさまざまなスタイルがあります。
従業員を抱えた店舗型サロンだけでなく、マンションの1室で開業するプライベートサロン、自宅を使ったアットホームなサロン、指名に応じて出向く出張セラピーなど……。
自分に合ったペースやスタイルで仕事ができるのでセラピストとしてはもちろん、経営者としてのやりがいも味わえますよ。
「コミュ力」が付く!
セラピストは接客業です。
技術はもちろん必要ですが、お客様と上手にコミュニケーションをとれないと、信頼関係を構築するのは難しいでしょう。
話しやすい人・気難しい人・たくさんのお客様と関わるうちに、人付き合いの距離感やコツをつめるようになります。
こうして身につけたコミュニケーション能力は、仕事だけでなくプライベートでも活きてきますよ。
夫婦関係や友人関係・近所付き合いなど、シーンにあわせた付き合い方ができるため、人間関係で悩むことはなくなるかもしれません。
セラピストに向いているのはこんな人
どんな仕事にも「向き・不向き」があります。
憧れだけでセラピストを目指すと、挫折してしまうことにもなりかねません。
ここでは、どんな人がセラピストに向いているのか、その条件を4つ取り上げます。
人と話すことが好き
心の健康と身体の健康はつながっています。
セラピストの仕事は、「心と身体のバランスを整えながら、痛みや悩みを解消していく」ものです。
ですので、身体を癒すためのマッサージだけでは不十分になることもあります。
痛みの原因はどこにあるのか、生活習慣や日常の悩みなどを自然に聞き出す会話力も必要です。
緊張や疲れをほぐす目的で、優しく話しかけるなんて気遣いもできるといいですね。
上手にコミュニケーションをとりながら治療していくのがセラピストの仕事なので、会話はとても大切です。
人と話すのが苦手という人に、セラピストはちょっと厳しいでしょう……。
体力には自信アリ!
身体を癒す系のセラピストは体力仕事です。
お客様の中には体格の大きな人や身体のあちこちが硬くなっている人がいます。
筋肉の緊張をほぐすマッサージをしたり、身体の向きを変えて施術したりする際には、かなりの力が必要です。
もちろん、経験を積むうちに筋力は付いてきますし、体力を上手に配分するコツも分かってきます。
とはいえ、1日に何人ものお客様を施術しなければなりませんから、持久力は必要です。
セラピストを目指すなら、基礎体力を高めておく必要があるでしょう。
フレキシブルな対応が得意
お客様の抱える痛みや悩みはさまざまです。
いつも同じ施術をすればいいわけではなく、お客様ひとりひとりに合わせた対応が求められます。
あるお客様に、リラクゼーションマッサージのプログラムを立てていたとしましょう。
ところが、「今日は1日外回りで足が疲れた」と言われたら、どうするでしょうか?
ここで、「足を重点的に行うプログラムに立て直す」を思いついた人は、セラピストに向いています◎
最初の計画にこだわらず、臨機応変な対応が大切だということです。
お客様の満足度は上がりますし、セラピストとしてのやりがいにもつながりますよ。
スパッと気持ちを切り替えられる
セラピストは接客業ですから、クレームが入ることもあります。
気難しいお客様に対応しなければならないこともあるでしょう。
そこでくよくよ引きずってしまうと、その後の施術にも影響してしまいます。
気持ちを切り替えられるメンタルの強さも、セラピストには必要です。
また、自分の担当だったお客様が、ほかのセラピストを指名するというショッキングなこともあります……。
そんなときでも、「頑張っていればまた指名もらえるはずさ!」なんて割り切れる性格だと、セラピストを続けやすいでしょう。
セラピストの実情が心配ならパスキャリにお任せ!
セラピストは、体力的にもメンタル的にもしんどい面があります。
ですが、人に喜ばれる仕事なので、長く続けている人も少なくありません。
大切なのは、セラピストという仕事の実情を知って、自分が本当に向いているかどうか見極めることです。
そのあたりの自信がないという人は、パスキャリにお任せください!
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