私たちの生活に欠かせない「住」を取り扱うのが不動産営業の仕事です。お客様の大事な決断に立ち会うことも多く、やりがいも大きい仕事なので、不動産営業にチャレンジしてみたいと思っている女性もいるのではないでしょうか。
不動産営業は男性が多いイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし実は女性にもおすすめの仕事です。
今回の記事は不動産営業の仕事内容と女性におすすめの理由、やりがいについて詳しく解説します。結婚後も続けられるかどうかについても解説しているので、不動産営業に興味がある女性はぜひ最後までご覧ください。
- 不動産営業の仕事内容とは?
- 不動産営業が女性にもおすすめな理由
- 不動産営業のやりがいとは?
- 不動産営業は結婚後も続けられる?
- まとめ
不動産営業の仕事内容とは?
不動産営業と一言で言ってもいくつか種類があります。ここでは仕事内容について種類別に解説します。不動産営業の仕事を選ぶ際の参考にしてください。
不動産賃貸仲介
住む場所やオフィスを借りたい人に合う物件を提案し、契約をサポートするのが不動産賃貸仲介の仕事です。自分から営業するケースは少なく、賃貸という特性上、取扱金額はさほど高くありません。
問い合わせや、来店したお客様の予算や条件などを詳しくヒアリングし、物件案内、内見、クロージングまでの流れを担当します。
時には物件を貸したいと考えているオーナーから物件の情報を得たり、家賃の金額など貸すための条件を一緒に考えたりすることもあります。
不動産売買仲介
不動産売買仲介は、物件を売りたい人と、買いたい人の架け橋となる仕事です。まず売りたい人がいれば売値を決めてWebサイトなどに掲載します。その後、それを見て興味を持った人から問い合わせがあれば、あいだに入り話をまとめます。
契約に結びつけるには、いかに双方の希望条件をぴったりマッチングさせられるかが重要です。契約金額は数千万円単位となるため、お客様にとって人生の一大イベントとなることも多く、より深くお客様に寄り添うことが求められます。
不動産販売
不動産販売は自社の所有している新築の戸建てやマンションを、個人のお客様に販売する仕事です。飛込みやテレアポなどの営業活動は少なく、住宅展示場に来場した人やチラシなどで興味を持った人向けに物件を提案していきます。
ただしこれはお客様が住む物件を販売する営業の場合です。不動産投資を目的としたマンション販売は、こちらからテレアポやセミナーを開催して積極的に顧客開拓を行なっていきます。
販売目的により営業手法が異なるので、不動産販売の仕事を希望している場合は、取り扱う不動産の販売目的や、仕事内容をよく確認して決めましょう。
土地活用
土地活用営業の仕事は、土地を所有している人(地主)に土地の有効活用を提案する仕事です。
例えば所有者がいるけれど、空き地になっている土地があったとします。
その所有者に対してマンションや駐車場を作り、利益を得ないかと提案します。資産運用や土地活用に困っている人がいれば興味を持ってもらえるかもしれませんが、すべての人がそうではありません。
アプローチは消費者が嫌がる傾向が強い飛込みやテレアポが多く、同じ所有者に何度もアタックすることもあります。土地を持っている所有者は限られており、興味を持ってもらう人を見つけるのは難しいと言われています。
契約までとなるとさらに難易度が増すため、不動産営業の中でもかなりハードルの高い仕事と言われているのが土地活用の不動産営業です。
不動産営業で扱う商品の種類
不動産には主に次のようなものがあります。
- ・ 住居用マンション
- ・ 住居用戸建て
- ・ 投資用マンション
- ・ オフィス物件
投資用マンションとは購入者が直接住むのではなく、賃貸として貸し出すことで利益を得ることを目的とした物件のことです。扱う種類によって顧客もアプローチ方法も変わります。不動産営業を目指すにあたり、どのような物件を取り扱いたいのか明確にしておくと求人探しもスムーズに進むでしょう。
不動産営業が女性にもおすすめな理由
記事の冒頭で女性におすすめだと書きましたが、ここではなぜ不動産営業が女性にもおすすめなのかについて詳しく解説します。
共感力が高いから
まず1つ目に共感力の高さが挙げられます。一般的に男性に比べて女性は共感力が高いと言われています。
不動産はお客様の悩みに寄り添いながらニーズを引き出すことが重要な仕事です。なぜならニーズを引き出せなければ、ぴったりの物件は提案できないからです。共感力が高いと、この寄り添いながらニーズを引き出すのが上手と言われています。
お客様に警戒されにくい
2つ目にお客様に警戒されにくいことが挙げられます。男性だから怖いというわけではありませんが、女性の方がやわらかい雰囲気を出しやすく、細かい気配りができる人が多い傾向にあります。そのためお客様が安心感を得やすく、警戒されにくいことが多いようです。
不動産の決め手は担当してくれた営業の雰囲気だという人もいるので、この点からも女性は有利と言えるでしょう。
住まいに関することは女性が中心であることも多い
そして3つ目は、家事や家に関することは、女性が中心となることも多いというのが挙げられます。夫婦で物件を決める際などは、普段家事をすることが多い奥様のほうが決定権を握っているということも少なくありません。
女性ならではの視点でキッチンの使いやすさ、掃除のしやすさなど細かな部分にも気を配った提案ができるので、お客様にとっても住んだ時のイメージがしやすくなります。そのため最近では、女性営業のほうが安心できるという人も増えています。
不動産営業のやりがいとは?
不動産営業には不動産という商材を取り扱うからこそのやりがいがあります。ここでは不動談営業のやりがいを3つ紹介します。
成果を出した分だけ給与に反映される
不動産営業の給与は、実力によって決まります。年功序列型の企業とは違い、20代でも成約を多く取ればそれだけ給与に大きく反映されます。逆に20年間勤めていても成績が出なければ、新卒よりも安い給与という場合もあるでしょう。
年齢も過去の経歴も学歴も関係なく年収アップを狙えるのは、不動産営業の大きな魅力です。成果を出し続ければ、早い段階での昇給や昇進も期待できるかもしれません。
完全実力主義の世界だからこそ「年収アップを目指すぞ!」とモチベーション高い人も多いので、一緒に働く仲間から刺激をもらいながら働けるでしょう。
お客様の大切な家選びに関われる責任と達成感
家を購入するために、多くの人は数千万円のローンを組むことになります。そのため人生で何回もできる買い物ではありません。家の購入は人生の一大イベントである人も多くいます。
不動産営業は、この一生を左右するかもしれない家選びに関わることになります。お客様によって悩みや要望は異なり、それらに深く寄り添い疑問や不安を解消していくことが重要です。
非常に責任の重い仕事ではありますが、顧客が満足できる提案をできれば感謝の言葉をもらえることもあり、そのときには大きな達成感とやりがいを感じられるでしょう。
様々な人と出会える
不動産を求める人は実に様々です。20代と若い人から定年を迎えた高齢の人、経営者や会社員、独身の人や新婚など色々な立場や環境の人と出会う可能性があります。
悩みを聞き提案していく中で、不動産とは関係ない話で盛り上がることも多いのが、不動産営業です。時には意気投合して家族ぐるみなど、プライベートな付き合いに発展することもあります。
多種多様な人との出会いで自分の考え方や捉え方の幅も広がるので、人生の充実度が上がり、やりがいや楽しさを感じられるでしょう。
不動産営業は結婚後も続けられる?
不動産営業は忙しいから結婚後は辞めなければならないと思い、不動産営業の仕事をためらっている女性も多いのではないでしょうか。ここでは不動産営業の仕事が結婚後も続けられるかについて解説します。
不動産営業は結婚後も続けられる
結論から言うと、不動産営業は結婚後も続けられる仕事です。働き方改革や女性進出の流れから、女性が働きやすい環境を整えている会社も増えています。
産休や育休制度などを設ける不動産会社も増えており、中には保育園やベビーシッターの利用料を補助する不動産会社もあります。
そのため不動産営業は家庭との両立が大変だから結婚後は続けられないというイメージは、徐々になくなってきているといってよいでしょう。
もちろんすべての会社が整っているわけではないので、仕事を選ぶ際は福利厚生などをよく確認することが大切です。
不動産営業を目指す女性におすすめのパスキャリ
女性も長く働きやすい不動産営業の求人を探すのであれば、特化した転職エージェントを利用しましょう。
パスキャリは正社員になりたい女性に特化した転職エージェントです。女性に特化しているからこそ、求人も女性向けのものが多く、もちろん不動産営業の求人も取り扱っています。
自分のリサーチだけでは分からない、職場の雰囲気や福利厚生、仕事の現状なども知ることができるので、より自分にぴったりな仕事に出会えるでしょう。
まとめ
不動産営業の仕事内容と、女性におすすめの理由を解説しました。不動産営業と一言で言っても取り扱う商材や仕事内容は異なります。
女性の特性上、有利なことも多く、頑張り次第で大きく稼げる可能性があるので、不動産営業は女性におすすめの職業です。年齢や学歴も関係ないので挑戦してみてはいかがでしょうか。
不動産営業へ転職を考えている女性は、パスキャリをご活用ください。女性に特化した転職エージェントで、よりぴったりな求人探しや面接対策をサポートします。
キャリアアドバイザーは全員女性なので、女性ならではの悩みも親身になって対応します。ぜひお気軽にご相談ください。