営業と聞くとどのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?
●プライベートがなさそう
●お客さんとのやりとりが大変そう
●ストレスたまりそう
●売れたら稼げそう
●やりがいがありそう
●コミュニケーションスキルがないと難しそう
多くの人は、大変なイメージのほうが強いかもしれません。しかし営業という仕事は、大変なこと以上に魅力や楽しさがある仕事です。
今回の記事は営業のメリットにフォーカスしていきます。よりよい求人に出会えるコツについても紹介していますので、転職を考えている人は最後まで読んでみてくださいね。
営業のメリット7選
さっそく営業のメリットについて詳しく解説していきます。営業のメリットは大きく稼げるだけではありません。
営業以外の職種でも活かせるスキルをたくさん身に着けれるので、将来的に仕事の幅が広がります。それでは、早速見ていきましょう。
メリット1.年齢関係なく結果で評価してもらえる
営業は数字を追う仕事です。過程よりも結果が重視されます。学歴や年齢は関係ありません。
売上額や成約件数は、目に見えるので評価もわかりやすく、結果を出せばその分評価が上がります。
結果を出し続けていれば、スピード出世すること可能なため、入社1年で管理職の座に就く人もいるほどです。
一方、結果が目に見えるというのは、厳しい世界に見えるかもしれません。しかし、だからこそ「頑張ろう」というモチベーションも上がりやすく、自分の成長も感じられます。
メリット2.ストレス耐性がつく
営業をしているとノルマが達成できなくて叱責されることや、お客様に断られることが多々あります。
営業に挑戦することを躊躇っている方は、この部分が一番ネックになっている人が多いのではないでしょうか。
確かに、初めは辛いかもしれません。しかし、続けていくことで、不思議とこれらに対し気持ちの切り替えが早くできるようになります。
ここを乗り越えた営業はストレス耐性がつき、落ち込んでもすぐ次に進めるようになります。失敗や反省を次に活かせる余裕もできるでしょう。その数字での結果も付いてくるようになります。
さらにストレス耐性が高くなると、人は人、自分は自分と割り切れるようになるので、周りの感情に振り回されることが少なくなります。そのためお客様からのクレームや、予期せぬ事態が発生しても冷静に対処できるようになります。
メリット3.様々な人と関わるので視野が広がる
営業は多くの人と関わる仕事です。営業という仕事をしていなかったら、関わらなかったような人とも関わるチャンスがあります。
もしかしたら仕事を通じて出会った人がきっかけで、将来大きな仕事をするチャンスをつかめるかもしれません。他にもプライベートで気の合うような人との出会いや、素敵な場所・お店を見つけられることもあるでしょう。
様々な人と関わることによって、これまでとは違う視点から物事を見られるようになったり、自分とは違う立場の人の考え方を学べたりするチャンスがあります。これらの経験を積み上げることで、自分の視野が広がり、捉え方や考え方も柔軟になるでしょう。営業として重要なポイントである「お客様の視点から物事を考えられる」力も身につきます。
また、相手の立場に立った考え方、物事の捉え方など、人との関わりで得た学びを日々の営業活動に活かすことで、自然とコミュニケーションスキルも鍛えられるでしょう。コミュニケーションスキルは、仕事はもちろんプライベートでも役に立つスキルです。働きながら学べることは営業の大きなメリットといえます。
メリット4.自分に自信がつく
営業は、頑張った分だけ、結果やスキルが身に着く仕事です。はじめは思うようにいかず、不安なこともあるかもしれません。
しかし、コツコツと努力を続けていくうちに、自分の成長を感じられるようになるでしょう。
成長を感じられると自分に自信もつきます。日々成長を実感するには、毎日小さな成功体験を積んでいくことが重要です。1日を振り返って「今日はこんなことができた」など、どんな小さなことでも良いので意識して積み上げてみましょう。
メリット5.説明能力が身に着く
営業は、相手に向けて提案する場面が多くあります。しかし、ただ説明するだけでは相手の心を動かすことはできません。提案は相手にわかりやすく、かつ説得力がある伝え方をする必要があります。
「どうしたらこのお客様の購買意欲を上げる説明ができるだろう」「限られた時間で商品の魅力を伝えるためには、どの部分を重点的に説明するべきだろう」などと日々考えながら、提案を繰り返していくため、自然と説明能力が身につきます。
説明能力をいち早く鍛えるためには、PREP法を意識するとよいでしょう。PREP法とはプレゼンがうまい人や経営コンサルタントがよく利用している手法で内容に説得力を持たせる話法です。以下の4つのパートに分かれています。
1.P(POINT:結論)
2.R(REASON:理由)
3.E(EXAMPLE:具体例)
4.P(POINT:結論)
この構成にそって話すことにより、わかりやすく説得力のある話し方ができます。例えば生命保険のプラン提案にPREP法を使って書くと以下のようになります。
結論:生命保険は弊社のAプランがおすすめです!
理由:ネットからのお申込み限定なので、今契約しているプランよりも安くなります。
具体例:現在のプランから弊社のプランに変更すると年間で20,000円の節約になります。フォロー内容は変わりません。
結論:Aプランなら手厚い内容のままで、これまでよりも保険料が安くなるのでおすすめです!
先に結論を伝えることで、相手が内容を理解しやすくなります。PREP法を意識することで、より早く説明能力を身に着けられるでしょう。
メリット6.様々なキャリアプランを描ける
営業を続けていると、コミュニケーションスキルや説明能力以外にも、身に着くスキルがたくさんあります。
それらのスキルは営業職以外でも活かせることが多いので、様々なキャリアプランを描けるでしょう。
例えばコミュニケーションスキルを活かして販売職へ転職することもできますし、営業ノウハウを活かしてコンサルタントを目指すことも可能です。
顧客の開拓から、商談、契約、アフターフォローまでを経験できるので、ビジネスの重要部分である一連の流れも働きながら学ぶことができます。独立を目指している人は営業職からはじめてみると、良いかもしれません。
メリット7.大きな達成感ややりがいを味わえる
ノルマや顧客からのプレッシャーが辛いこともありますが、大きな達成感ややりがいを味わえるのも営業です。
スケジュールやアポの管理は個々の裁量に任せられていることも多く自由度が高い分、行動するかしないかで結果が大きく変わってきます。行動しない人は残念ながら結果は出ないでしょう。
あきらめずにコツコツと行動し続け、自分の行動が結果に結びついたときの達成感は何事にもかえがたいものがあります。さらにその結果は給料にも反映されます。
これはインセンティブ制度がある営業ならではの大きなやりがいとメリットでしょう。
売れる営業になるためのトークのコツ
営業のメリットについて解説しました。営業は大変なだけではなく、得られるものもたくさんある仕事なのだと感じた人も多いのではないでしょうか。
魅力がたくさんある営業ですが、売れる営業になるための、トークのコツというものがあります。それが次の3つです。
●相手の話を聞く
●押し売りはしない
●ゆっくりハキハキと話す
詳しくみていきましょう。意識して話すことで、自然とお客様を惹きつけるトークができるようになります。今日から取り入れられるテクニックばかりなので、ぜひ取り入れてみてください。
相手の話を聞く
トークって話し方じゃないの?と思われるかもしれません。しかし、うまく話す前にもっと大切なことがあります。それは「聞く」こと。
一方的に話をしても相手の心には響きません。できる営業のトークは、まずの相手のことを知ることからはじまります。
話を徹底的に聞くことで、徐々に相手も心を開くようになるでしょう。そこで初めて本音が聞けるのです。本音を引き出せれば相手のニーズも見えてくるので、それに合わせた話をすることで信頼を得やすくなります。
押し売りはしない
「良い商品だから絶対おすすめです!」「買って損はさせません!」など、相手がまだ買う気になってもいないのに一方的に押し売りしてくる営業がいます。
言うまでもなくこのようなセースルトークでは、信頼感を作るどころか嫌われてしまいます。
できる営業は商品を売ろうとはしません。信頼関係を構築することを意識してトークします。
焦るとつい押し売りのようになってしまうかもしれませんが焦りは禁物です。
売りたいならば「売る」ことではなく「信頼を得る」ことにフォーカスしてみましょう。
相手が警戒心を強く持っているようであれば、商品に関係のない雑談から徐々に距離を縮めていくのがおすすめです。
ゆっくりハキハキと話す
魅力を伝えたい気持ちやプレッシャーを感じるあまり、つい早口になってしまうことがあります。
しかし、それではすばらしい商品の魅力も、あなたの魅力も伝わりません。同じトーク内容でも話すスピードや、トーンによって相手の受け取り方は変わります。
話すときは相手に伝わるようにゆっくり、そしてハキハキと話すことが大切です。早口になりやすい人は、普段よりも少しゆっくりとしたスピードで話すことを心がけてみましょう。
自分に合う営業職を見つけたい!選び方のポイントとは?
営業にはさまざまな種類があります。自分にぴったりな営業職を見つけることで、より自分の力を発揮できるでしょう。ここでは選び方のポイントを4つ紹介します。
業界や営業スタイルをよく調べて選ぼう
会社の売上に直接貢献する営業は、どの業界でも必要とされています。しかしどのような商品を売るか、誰にアプローチするかによって営業スタイルは変わります。
営業は未経験でもチャレンジしやすい職種ですが、自分に合わない営業スタイルや業界に転職してしまうと、力を発揮できずに辞めたくなってしまうこともあります。
逆に売る商材やサービスと相性が良ければ、事務職に比べて稼げる職種です。特に、女性との相性が良い、保険や携帯会社、Webサイト制作などの営業は、女性ならではの丁寧さが求められるのでおすすめです。
自分は仕事を通じてどのようなやりがいを得たいのか、これまでの経験やスキルを活かせる業界は何かをよく調べてから選ぶようにしましょう。自分に適した営業を選ぶことで、より仕事を楽しく感じられます。
希望のライフスタイルが叶えられる企業を選ぼう
女性は結婚や妊娠などで生活がガラリと変わることも多くあります。結婚や出産後も同じ会社で営業として働きたいのであれば、育児休暇や復帰後の時短勤務など福利厚生が充実しているところを選ぶのがおすすめです。
また、女性営業が多い職場は女性が働きやすい制度が整っています。女性がどのくらい活躍しているかもチェックポイントに入れておくとよいでしょう。
成長を続けている業界や企業を選ぼう
コツコツと努力を続け結果が出るようになったとしても、業界や企業が衰退している場合は思ったような評価が得られないことも。
企業が衰退している状態ではモチベーションが下がり、成長がストップする原因にもなります。
選ぶ際は成長を続けている業界や企業を選ぶようにしましょう。医療や介護など生活のなかでなくてはならない業界は、今後も伸びやすいと言われています。
そのなかで独自の強みがある企業などを調べていくと、成長企業を見つけやすいでしょう。
将来の目標を明確にしよう
自分に合う営業職を見つけるためには、将来の目標を明確にすることも大切なポイントです。目標があいまいな状態だと、どのような道に進めばいいのかも定めることができません。
営業という仕事を通してどのようなキャリアを積んでいきたいのか、どのような営業になりたいのかを明確にすれば、挑戦するべき業界や営業手法も定まりやすくなりますよ。
転職エージェントを活用しよう
はじめて営業に挑戦しようとしている場合、自分だけでは転職活動に不安な部分も多いと思います。特に異業種へ転職の場合、志望動機や自己PRを考えるのも一苦労。
そこでおすすめなのが転職エージェントを利用すること。あなたに合う求人を探してくれるのはもちろん、面接対策などのフォローも万全。
一人で転職活動するよりもスムーズに進められ、転職成功率も高まるでしょう。求人情報だけでは知ることができない情報を教えてもらえることも。悩んだら転職エージェントの利用を検討してみましょう。
まとめ
つらい、キツイと言われがちな営業。しかしさまざまなスキルを身に着けられるチャンスがある、大きなやりがいや達成感を感じられるなど、メリットもたくさんあります。
すべての仕事の基本と言われることもある営業は、経験するとその後の仕事の幅も広がり、キャリアアップもしやすくなるでしょう。
挑戦してみたいけれど、どのような業界・営業スタイルが自分に合っているかわからない場合は、パスキャリにお任せください。
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