学校を卒業して、就職したものの、「実際に仕事をやってみたら全然合わないので辞めたい」という方や、「そもそも本命の志望ではなかったので早々にやめたい」という気持ちになったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
就職を考え直し、営業職に就きたいと考えている方に向けて、面接の質問例や回答例を紹介します。
第二新卒の強みを理解し、営業職の面接の対策をすれば、きっと新たな道が開けることでしょう。
- 第二新卒ってどういう意味?何歳まで応募できるの?
- 第二新卒の営業希望者の面接でよくある質問と回答例
- 営業職志望の面接でされがちな質問!第二新卒としての回答例をチェック
- 第二新卒の営業職の面接で注意すべきポイント
- 第二新卒で目指せる営業職へ転職するには?未経験も大丈夫?
- パスキャリなら第二新卒の営業職転職の相談ができる
第二新卒ってどういう意味?何歳まで応募できるの?
企業の求人票で目にする「第二新卒」とは、一般的には、学校を卒業して、新卒で一度就職をした後、数年で退職し、転職活動をする若手の人を指します。
では、何歳までのことを第二新卒というかですが、一般的には卒業後、約3年以内の方で、25歳前後の方を指しますが、最終学歴によって若干差もあり、厳格な基準というものはありません。
企業によっては、実際は約3年以内でない方を採用しているケースも多いです。
また、「新卒」とは、文字通り、学校を卒業してすぐに就職を目指す方のことですが、「既卒」という言葉もあります。「既卒」とは、学校を卒業後に、正社員として勤務したことがない方を示します。
第二新卒の営業希望者の面接でよくある質問と回答例
第二新卒は、新卒の面接とは違うということを認識して面接にのぞみましょう。
社会人経験がある者として、志望動機は具体的に述べることがポイントです。
自己PRを工夫する方法と、退職理由の述べ方の注意点もチェックしておきましょう。
自己PR
面接では、自己紹介や事故PRから始まることがほとんどです。
第一印象となるため明るくハキハキと、面接官の目を見て話しましょう。
<回答例>
「〇〇と申します。 |
<ポイント>
- ・ 名前とあいさつ、学歴と、今までの会社名と職種を伝える
- ・ 前職の仕事内容、工夫してきたことや実績、経験を含める
志望動機
志望動機では、やる気があるという気持ちを具体的に述べる必要があります。
志望している会社の惹かれた点を、具体的に述べましょう。
また、これまで携わってきた商品(サービス)や商品分野の知見やスキルがあれば、今回の応募に活かせることを、志望動機として具体的に述べましょう。
<回答例>
「二つありまして、 前職では、~という商品の営業を、主に国内の企業や店舗に対して行って参りましたが、営業成績がよくても、会社からの評価制度がなく、モチベーションを保ちにくい部分がありました。 また、~の分野においては、前職を通して取り扱ってきた商品(サービス)であり、~の分野においては知見があるため、御社において貢献できると考えまして、志望しました。」 |
<ポイント>
- ・ 応募先の企業の業務内容と求められるスキルを把握しておく
- ・ 志望動機は具体的に述べる
- ・ 複数ある場合は初めに結論を先に伝える
退職理由
退職理由の述べ方は要注意です。第二新卒の場合、「またすぐに辞められるのではないか?」という懸念を面接官から持たれる可能性があります。
また、述べ方は、他者のせいにしているような印象を持たれるような言い方はNGです。
そのため、例えば、「残業が多すぎて疲れて上司にわかってもらえず嫌になった」「嫌な上司がいて嫌気がさした」という感情表現ではなく、「残業は毎日〇時間以上だったため、もっと効率よく仕事をできるようになりたい」「自分がやりたいと思っていた~を目指したいため」というように、理由とポジティブな希望を組み合わせた言い方で伝えましょう。
<回答例>
「毎日残業が〇時間以上あり、翌日は早朝に会議や打ち合わせがあるという日も少なくありませんでした。 |
<ポイント>
- ・ 他者のせいにしたいい方をしない
- ・ 出来る限り理由は具体的に述べる
- ・ ポジティブな言い方に変えて伝える
営業職志望の面接でされがちな質問!第二新卒としての回答例をチェック
営業職の面接で良くされがちな質問もチェックしておきましょう。
営業職は、契約数や目標がついてまわる職種であることを意識しましょう。
第二新卒で営業職を目指すなら、ありきたりな回答を述べるのではなく、具体的に述べるようにします。
「営業職に活かせるスキルや経験は?」
営業職志望の方は「当社の仕事で活かせるスキルや経験はありますか?」という質問はよく聞かれます。
この場合は、「〇〇を経験してまいりました」と、経験を述べるだけではなく、成果や残した成績と、学んだことを述べることが大切です。違う職種から営業に希望する場合は、特に大切です。
販売業から営業職へ転職したい場合の回答例を紹介します。
<回答例>
「3年間健康食品の販売をしておりました。 |
<ポイント>
- ・ 経験だけではなく、成果や学んだことを述べる
- ・ 営業に活かせる経験やスキル、知見を述べる
「入社後の目標やキャリアプランは?」
営業職の面接では、入社後、どうしたいかというビジョンをどれだけ持っているかを聞かれる場合が多いです。
「当社でのキャリアプランを述べてください」といわれることもあります。
その場合は、「~をやりたいです」と希望を述べるのではなく「~に貢献するために、~をやりたい」という伝え方をすると心象は良くなります。
<回答例1>
「営業として商品PRだけではなく、企業やお客様から商品(サービス)を利用した後の意見をヒアリングし、よりよい商品や、関連する新しい商品が生まれ商品開発部にも貢献できるような企画やお手伝いをしたいと考えています。」
<回答例2>
「前職(現職)では〇〇グループのリーダーとしての仕事を任せていただいておりました。御社においても、まずは仕事を覚え、成果をあげることが第一ですが、目標達成後に、リーダーとして活躍できるポジションがあれば、経験をもとに貢献したいと考えています」 |
<ポイント>
- ・ やりたいことだけを述べない
- ・ ~に貢献したいのでなどの理由も述べる
第二新卒の営業職の面接で注意すべきポイント
面接の際、面接官との、質問と回答のやり取りの中で、面接官に見られていることを、よくある例で紹介します。
何を見られているかがわかれば、面接で注意するべきこともわかってきますので、押さえておきましょう。
人当たりの良さとコミュニケーション力を見られる
たとえ営業経験があったとしても、なかったとしても、基本的な営業職の適性は見られています。
人当たりの良さとコミュニケーション力、元気の良さは、営業職に必要な要素です。
人が好きかどうかという点も重要です。面接の際に受け答えするときの、柔和さや、笑顔、質問に対してわかりやすく質問に合った回答をしてくるかは常に見られていることを意識しましょう。
ストレスに対する強さ、謙虚さを見られる
営業職は、目標がなかなか達成できなかったり、アポイントが取れなかったりと、困難な場面を大なり小なり誰でも経験することになります。そのため、わざと嫌な質問をされることもあります。
「今まで一番苦労したことは?」といった質問をされることがあります。
意地悪な質問については、逆切れすることなく、常に謙虚な姿勢で対応しましょう。
一番苦労した点に関しては聞かれることが多いため、それをどう克服したかかについて述べましょう。
自己紹介と自己PRの違いを理解しているか
自己紹介は名前、所属、趣味、特技を簡潔に述べることです。それに対して自己PRは、簡潔すぎると伝わりにくいため、なるべくエピソードを交えて話すと、印象に残りやすいです。
例えば「打たれ強い性格です」と一言ですますのと「打たれ強い性格です。前職では新人の時期に、3カ月間、新規で契約を取れない日々が続きましたが、アポイントを粘り強く取り続け、半年後には目標達成率以上の成績を上げられるようになりました。」と話すのでは、伝わり方が違います。
逆質問にどう答えるか
面接の際に「自由に質問をどうぞ」といわれる場合があります。
その時に、固まってしまうと、印象が悪くなってしまいます。
面接官は、志望の意欲やコミュニケーション力を見ていますので、自由な発言とはいえ、ある程度聞きたいことを整理しておいたほうがいいでしょう。
第二新卒で目指せる営業職へ転職するには?未経験も大丈夫?
第二新卒の転職チャンスを活かし営業職に転職してみたいと思っている方は、営業経験者もいえれば、営業経験が未経験の方もいらっしゃいます。また営業の対象を法人営業を目指すか対個人の営業職を目指すか、狙いを検討しましょう。
経験について
前職で、営業職の経験がある方は、実績をPRすることで、採用する側は人物像を把握しやすくなり、選考を通過できる可能性が高くなります。
採用する側は第二新卒を採用するメリットがあるからこそ採用しています。
第二新卒は、営業の知識はありながら職歴の年数が長くないため、前職の営業手法にあまりこだわることなく、転職先に早めに適応してくれることを期待するケースが多いです。
営業の対象が法人か個人か
営業には、対象が法人顧客と、個人顧客があります。法人顧客の場合は法人営業と呼ばれ、企業単位の営業となるため、取り扱う金額は高額な取引となります。
そして、法人営業としてのビジネスの知識は高度なレベルが要求されます。
未経験者可能な求人か、研修はどこまでやってもらえるかなどを確認しましょう。
一方、営業の対象が個人の場合は、法人営業に比べると、扱う金額は低めになります。
例えば生命保険や旅行代理店などは顧客側としておすすめされた経験はありませんか?
商品知識は社内研修で修得できる場合が多く、この場合は個人対個人のコミュニケーション力が問われます。
営業未経験者であれば、個人顧客の営業の求人の方が採用の門戸は広い可能性があります。
パスキャリなら第二新卒の営業職転職の相談ができる
第二新卒で営業職を希望する場合、求人票を見ただけでは、求められるスキルがよくわからず、「自分はそのスキルを満たしているのか心配」という方も多いのではないでしょうか。
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