職業それぞれに最適な服装・制服があるように、セラピストにも、仕事内容にふさわしい服装があります。
ただし、セラピストは職種や施術内容が多岐にわたるため、「どのような服装が最適なのか分からない」と悩む人が多い傾向にあるのも事実。
そこで今回は、セラピストの服装選びでの注意点や面接時の服装について紹介します。セラピストの服装事情を知っておけば、面接から採用後の服装で悩まずに済みますよ。
- セラピストはどんな服装で仕事する?
- セラピストの制服の特徴
- 服装自由な職場での注意点
- 服装以外にも気を付けたいポイント
- セラピストは通勤服にも注意しよう!
- セラピストの面接時におすすめの服装
- 面接の服装にもぬけ目がないパスキャリの対策!
セラピストはどんな服装で仕事する?
サロンで働くセラピストの制服は、なんとなくイメージできるかもしれません。
しかし、いざ自前で用意するとなると、どういう服装が求められるのか不安になる人も多いでしょう。
セラピストにはさまざまな職種があるため、施術内容に合わせた服装選びが大切です。
職種によって服装が異なる
リラクゼーション系のセラピストにはさまざまな職種があり、大きく分けるとボディ系とメンタル系の2種類です。
簡単にまとめると次のような違いがあります。
ボディ系:お客様の身体に触れるマッサージや整体など
メンタル系:お客様の心理的な負担軽減を目指すカウンセラーなど
ボディ系とメンタル系とでは施術内容が大幅に違うため、求められる服装もそれぞれで異なります。
セラピストの服装では、職種に合わせた服装選びが重要ですよ。
セラピストの服装で求められるものとは?
セラピストは接客業ですから、清潔感がある服装が求められる点では全職種で共通しています。
しかし、施術内容が違うボディ系とメンタル系とでは、それぞれの分野で適した服装が異なる点に気を付けなければなりません。
マッサージによる運動量が多いボディ系では、動きやすく疲れにくい服装が最適。
メンタル系ではカウンセリングに問題が生じないよう、相手の人がリラックスできるような落ち着いたデザイン・色調の服装が求められています。
セラピストにおすすめの服装
制服がない職場の場合、勤務中の服を自前で用意しなければなりません。
ボディ系セラピストの場合、動きやすいパンツスタイルが無難です。
トップスは半袖のワイシャツやポロシャツなど、動きやすいアイテムが人気。
メンタル系セラピストなら話しやすい雰囲気作りのため、堅すぎないオフィスカジュアルの服装がおすすめです。
ボディ系とメンタル系それぞれにおすすめの服装は異なりますが、白・黒・ネイビー・グレーなど落ち着いた色調でまとめましょう。
セラピストがユニフォームとして着用できる服は、インターネットでも数多く販売されています。
上下セットで何着か購入すれば制服として着用でき、出勤のたびに服装に悩まずに済むでしょう。
セラピストの制服の特徴
制服貸与ありの職場の場合、勤務先の雰囲気やコンセプトに合った制服が用意されます。
タイ式マッサージの店舗ではアジアンテイストの制服ですし、和風サロンでは作務衣(さむえ)や和風エプロンが中心です。
また、女性客が多いフェイシャルエステでは、ワンピースやスカートスタイルの制服を採用する傾向にあります。
ボディ系セラピストではパンツスタイルの制服が中心ですが、サロンの雰囲気やイメージに合ったデザイン・色で統一されているでしょう。
服装自由な職場での注意点
サロン店舗によっては制服貸与がなく、服装自由な職場もあります。
ただし、セラピストはお客様との距離がとても近い接客業ですから、お客様が不快に感じる服装は避けなければなりません。
〈セラピストの服装に適さないNG例〉
・くたびれていたり汚れがあったりと清潔感がない
・カジュアル過ぎる(Tシャツやジーパンなど)
・色調が派手
・過度な露出がある
心身の癒しを提供するセラピストだからこそ、服装への配慮も大切です。
服装で自分の個性を見せる場ではありませんので、業務に適した身だしなみに整えましょう。
服装以外にも気を付けたいポイント
お客様と近い距離で施術するセラピストは、服装以外に気を付けたいポイントがあります。
身だしなみに関する就業規則は勤務先によって異なりますが、お客様に不快感を与えないように注意しましょう。
アクセサリー
施術の際にお客様の肌に触れるアクセサリー(指輪、ネックレス、ブレスレットなど)は、基本的に外さなければなりません。
アクセサリーOKとする職場もありますが、デザインや個数は就業規則に従いましょう。
アクセサリーに関する就業規則がなくても、派手にならないよう小ぶりでシンプルなものを選んだ方が無難です。
ヘアスタイル
清潔感を出すためにも、髪はしっかりとまとめましょう。
ショートヘアなどまとめられるほどの長さがない場合は、ヘアスプレーやヘアワックスを使ったヘアセットを。フェイスラインを出せばすっきり見えるだけでなく、マッサージなど施術の邪魔になりません。
なお、派手すぎる髪色、手入れしていない髪の毛はNGです。
メイク
勤務先の雰囲気や顧客層に合わせて、メイクを変えましょう。
ラグジュアリーな空間が魅力のサロンでは、しっかりメイクで華やかさを演出。
お子様同伴OKのママ向けサロンでは、ナチュラルメイクが好まれる傾向にあります。
接客業である以上、ノーメイクはお客様に失礼になりますから必ずメイクしましょう。
ハンドケア
ボディ系セラピストにとって、お客様に触れる手の管理も仕事のうち。
ささくれがあったりカサついていたりすると、痛みから施術に支障を来す恐れがありますから、十分なハンドケアで滑らかな肌を維持しましょう。
お客様の肌を傷つけないためには、爪を短く切りそろえておくだけでなくネイルアートも避ける必要がありますよ。
セラピストは通勤服にも注意しよう!
清潔感が求められるセラピストは、業務時間外の身だしなみにも配慮が必要なケースも。
医療現場でケアに当たるセラピストの場合、勤務先のイメージを崩さないよう通勤服にも気を付けた方がいいでしょう。
通勤服が重要な理由
勤務先が医療現場であるセラピストの場合、出勤・退勤時に利用者さん・患者さんに遭遇するor姿を見られることがあります。
このとき、普段の服装が勤務中のイメージとかけ離れているとマイナスイメージを与える可能性が。
「仕事中はいい人そうなのに、プライベートは……」などと思われかねません。
勤務先や勤務中のイメージを壊さない、相手に不快感を与えないために勤務時間外の身だしなみにも注意が必要です。
特に通勤服は、「セラピストさんはいつもきちんとしている」と安心感を与えられるような服装を心掛けましょう。
通勤服の注意点【女性編】
女性の通勤服の場合、露出が多い服や派手な服など、勤務先の雰囲気に合わない格好は避けた方が賢明です。
お辞儀をすると胸元が見えるようなトップス、かがんだときに腰回りが露出するボトムスなども避けましょう。
制服の上からインナーが透けて見えないよう、濃い色や派手な色・柄は控えるといった配慮もお忘れなく。
通勤服の注意点【男性編】
男性の通勤服の場合、色や柄が激しい服やダメージ加工がある服は着ないようにしましょう。
女性と同様に、肌の露出が多い服も避けた方が無難です。
制服のインナーとしてシャツを着用する場合はアイロンをかけた状態がベスト。
しわがあるだらしないシャツはNGです。
アイロンをかける手間を省きたい人は、ノーアイロンシャツを活用しましょう。
セラピストの面接時におすすめの服装
セラピストの面接時には、「清潔感があるか」「サロンの雰囲気に合っているか」が見られます。
セラピストにふさわしい服装を心掛け、面接でいい印象を残しましょう。
こちらの項目では、セラピストの面接時におすすめの服装を解説します。
スーツまたはオフィスカジュアル
正社員雇用の面接の場合、スーツが好印象です。
「私服や平服で」と指定されていたら、オフィスカジュアルでもOK。
白無地のきちんとしたブラウスかシャツに、パンツスーツかスカートを合わせましょう。
スカートの場合には、ストッキングを忘れずに。
また、ジャケットやボトムスは黒・ネイビー・グレーなど、落ち着いた色合いでまとめると◎。
実技がある場合は動きやすい着替えを用意しよう
求人内容によっては面接時に実技テストを行うサロン店舗もあるので、事前に実技テストの有無を確認しておきましょう。
実技テストがある場合は、施術スキルを最大限に発揮できるように動きやすい着替えを持参します。
あらかじめアクセサリーは外す、指先を整えておく、髪型をまとめるなど、本番の施術を想定した身だしなみで面接に挑みましょう。
面接の服装にもぬけ目がないパスキャリの対策!
セラピストは、職種や勤務先に合わせた服装・身だしなみを心掛けることが大切です。
お客様との距離が近いため、清潔感も求められます。
業界未経験で服装や身だしなみに不安が多い人には、「パスキャリ」がおすすめです。
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