美容部員になるなら、憧れの外資系ブランドで働きたいという人もいるでしょう。
外資系ブランドの美容部員を目指す場合、外資系ブランドの特徴を踏まえた上で、国内メーカーではなく外資系ブランドにこだわる理由を明確にすることが大切です。
そこで今回は、外資系ブランドの美容部員として働くメリットとデメリットを紹介します。
外資系ブランドの職場状況や求められる人材、面接に適したメイクを理解すれば、人気ブランドの美容部員に一歩近づけますよ。
- 外資系ブランドの美容部員は人気が高い!
- 外資系ブランドの美容部員を目指すメリット
- 外資系ブランドの美容部員を目指すデメリット
- 外資系ブランドの美容部員に求められるものとは?
- 外資系ブランドにふさわしいメイク
- パスキャリの外資系対策で憧れのブランドに行こう!
外資系ブランドの美容部員は人気が高い!
美容部員からも人気が高い外資系ブランドは、自社ブランドのイメージを前面に押し出した販売を行うため、「デパコス系」がほとんどです。
特に下記の外資系ブランドは、美容部員を目指す女性から高い人気を誇ります。
ブランド名 | 本社地 | 取扱商品の特徴 |
---|---|---|
シャネル (CHANEL) |
フランス | ロゴ入りのシックなパッケージと派手すぎない上品な発色が人気 |
マック (M・A・C) |
アメリカ | 豊富なカラーバリエーションと幅広い商品展開を誇る |
エスティーローダー (ESTEE LAUDE) |
アメリカ | スキンケアからスペシャルケアまで、各年代に合ったアイテムを幅広く展開 |
ディオール (Dior) |
フランス | 特徴的なシルバーのパッケージや発色のよさが魅力 |
ランコム (LANCOME) |
フランス | バラの香りと日本人の肌質に合った高級スキンケアアイテムが代表的 |
イヴ・サンローラン (Yves Saint Laurent) |
フランス | 女性らしさを演出する発色のよさ、華やかなパッケージが特徴的 |
外資系ブランドが主な販売経路を全国の百貨店に持つのも、自社ブランドのイメージを大切にした販売ができるからです。
最近では、路面店や自社製品直販ECサイトといった販売経路の拡大を目指すブランドも増えてきました。
自社ブランドの特色を生かした販売ができるのは、美容部員にとって大きな魅力のひとつです。
外資系ブランドの美容部員を目指すメリット
「多くの女性が憧れる人気のブランドだから」という理由で、外資系ブランドの美容部員になりたい人もいるでしょう。
しかし、外資系ブランドの美容部員を目指すメリットはほかにもあります。
ここでは、スキルアップにつながる3つのメリットを見ていきましょう。
優れたマーケティング戦略が学べる
外資系ブランドのメリットは、世界で通用する優れたマーケティング戦略が学べることがひとつです。
多くの外資系ブランドは、ブランドイメージを守りながら売上につなげるためにマーケティング戦略に力を入れています。
マーケティング戦略が求められるのはメーカーに勤務するスタッフ全員で、現場で働く美容部員も同様。
優れたマーケティング戦略やブランド作りが習得できる研修は、美容部員として活躍し続けたい人や、キャリアアップを目指す人にとって貴重な糧になりますよ。
給与が高い傾向にある
外資系ブランドの美容部員は、国内メーカーと比べると給与が高い傾向にあります。
化粧品メーカーに勤める美容部員の場合、取り扱う商品は異なりますが、仕事内容には大きな差はありません。
年収アップを目指して、国内メーカーから外資系ブランドに転職する美容部員もいるほど。
美容部員という仕事はそのままに、給料アップを目指したい人にとって外資系ブランドへの就職や転職は大きなメリットにつながるでしょう。
転職に有利になる
外資系ブランドのマーケティングを学ぶと、他業種への転職に有利に働くことも。
たとえば、アパレルメーカーや食品メーカーなど、化粧品とは関係ない外資系ブランドの転職に成功したケースも数多く耳にします。
世界規模のマーケティングを学び、グローバルな視野を持てれば、業界にとらわれないキャリアアップが目指せますよ。
「美容部員として外資系ブランドに勤務」「美容部員の業務を通してマーケティングを学ぶ」「異業種の外資系ブランドに転職する」というステップアップにつながる可能性も。
将来的に異業種への転職を考えている人は、自分の描くビジョンに合った転職活動をしましょう。
外資系ブランドの美容部員を目指すデメリット
自社ブランドのイメージを大切にする販売形態だからこそ、美容部員として求められることが多いのが外資系ブランドです。
自分に適性があるかどうかを判断するためにも、外資系ブランドの美容部員を目指すデメリットについて知っておきましょう。
即戦力が求められる
外資系ブランドは自社ブランドのイメージを前面に押し出した販売を行うため、美容部員には即戦力が求められます。
実際、外資系ブランドの美容部員は中途採用が多く、希望者も美容部員としての経験がある人ばかり。
外資系ブランドの美容部員になることで期待できるメリットが多い反面、就職や転職には高い実力が求められる傾向です。
美容部員の経験が浅かったり未経験だったりすると、外資系ブランドへの就職は難しいかもしれません。
雇用の流動性が高い
外資系ブランドは人材の入れ替わりが激しいのが特徴です。
美容部員として働く人のほとんどが女性で、結婚や妊娠・出産を機に離職する人が多いことに加えて、外資系ブランドは美容部員に求めるハードルが高く雇用の流動性を高めています。
たとえば、外資系ブランドのプロモーションサイクルは日本より短く、結果を重要視する企業がほとんど。
こうした外資系ブランドの性質により、美容部員をはじめとしたスタッフの人材の入れ替わりが激しいことがデメリットのひとつです。
高い売上意識が求められる
外資系ブランドは売上にシビアな企業が多く、結果が重要視されます。
売上マネジメントが美容部員個人に課せられることもあり、国内メーカーよりも高い売上意識が求められるでしょう。
常に企業からのプレッシャーがあると、疲弊してしまう人もいるかもしれません。
外資系ブランドの美容部員として活躍するには、厳しい条件をクリアする必要があります。
ただし、結果が重視される分、インセンティブの高さが魅力です。
スキルや実力に自信がある人にとっては、モチベーションとなってさらに収入アップにつながるでしょう。
外資系ブランドの美容部員に求められるものとは?
ブランドイメージを守る販売を行う外資系ブランドでは、現場で働く美容部員にも多くの条件が求められます。
ブランドイメージに合った人材であることに加えて、高い売上意識や向上心・探求心が必要です。
ブランドイメージに合うかどうか
店舗や売場といった現場で働く美容部員は、お客様に最も近い「ブランドの広告塔」です。
ブランドイメージに合ったメイクや話し方、立ち居振る舞いができる人が求められます。
外資系ブランドそれぞれのブランドイメージやコンセプトだけでなく、実際に美容部員として働く人のメイクを研究すると面接対策で役立ちますよ。
売上への意識の高さ
外資系ブランドは売り上げ意識が高い傾向にあるので、結果を出せる人材が重宝されます。
売上への意識の高さを持ち、売上目標に向かって自主的に行動できる人が向いているといえるでしょう。
特に、ブランドイメージを守りながらターゲットを意識した販売に自力でつなげられる人は、外資系ブランドでも活躍できますよ。
向上心と探究心
美容部員は、自社ブランドの化粧品や化粧品業界全体を研究する探究心が必要です。
自社の化粧品を取り扱うプロとしてお客様に的確なアドバイスをするには、自社製品だけでなく化粧品業界全体に精通していなければなりません。
また、売上意識が高い外資系ブランドでは、売り上げ達成への向上心は一層求められる要素ですよ。
外資系ブランドにふさわしいメイク
外資系ブランドに限らず、美容部員の面接時のメイクは「ブランドのイメージに合っている」と思わせることがポイントです。
ただし、メイクは控えめにしましょう。
あくまでも、面接であることをお忘れなく。
外資系ブランドのメイクイメージ
外資系ブランドのメイクは、目を引くような華やかさがありながら、きちんと上品さがある印象を求められます。
外資系ブランドの化粧品はカラーバリエーションが豊富で、鮮やかな発色を強みにするメーカーが多いからです。
一方、国内メーカーでは清潔感のあるメイクが求められるので、ポイントメイクよりもベースメイクに力を入れる必要があります。外資系ブランドと国内メーカーではメイクイメージが異なるので注意しましょう。
アイラインを意識する
外資系ブランドの面接のメイクは、華やかさと上品さを両立させる必要があります。
全てに力を入れるとただ濃いだけのメイクになってしまうので、ポイントを絞りましょう。
リップメイクとアイメイクは外資系ブランドの強みを生かしやすいポイントですが、面接ではアイメイクをメインにしたメイクがおすすめです。
色味にメリハリをつける
アイメイク・リップ・チークといったポイントメイクそれぞれで、色味があるものを使うと華やかなメイクになります。
アイメイクをメインに仕上げる場合、アイメイクとそれ以外のポイントメイクの色味でメリハリをつけましょう。
アイメイクに最も華やかな色を使い、アイメイク以外は色味を抑えることでメインとなるアイメイクが引き立ちますよ。
統一感がありながら、華やかなメイクに仕上がるでしょう。
パスキャリの外資系対策で憧れのブランドに行こう!
外資系ブランドの美容部員は、高い給与と将来的なキャリアアップが目指せます。
ただし、ブランドイメージが重視され、高い売上意識も求められるハードな仕事といえるでしょう。
美容部員の中でも特に高いスキルが求められる外資系ブランドを狙うなら、自身のスキルや経験を磨くだけでなく美容系に強いアドバイザーに相談することが大切です。
女性の就職や転職に強いパスキャリでは、元美容部員をはじめとした美容業界に精通したアドバイザーが多数在籍。
美容部員の職場状況のほか、独自調査から得た各企業の情報を踏まえて一人一人に最適な案件をご案内します。
外資系ブランドの美容部員への道を、パスキャリの会員登録から始めてみてはいかがでしょうか。