セラピストを目指しているものの、勉強方法で悩んでいる人はいませんか?
セラピストになるには専門分野の勉強が欠かせませんが、業種によって勉強方法はさまざまです。
そこで今回は、セラピストになるための勉強方法やメリット・デメリットを紹介します。
自分に合った勉強方法が見つかれば、より早く目指すセラピストになれるでしょう。
- そもそも、勉強しないとセラピストになれないの?
- セラピストになるための勉強方法(1):通信教育
- セラピストになるための勉強方法(2):学校
- セラピストになるための勉強方法(3):独学
- セラピストになるために必要な勉強
- 知識を生かせる仕事がいっぱい!セラピストの求人は「パスキャリ」にお任せ
そもそも、勉強しないとセラピストになれないの?
セラピストは知識と技術が求められる職業で、専門的な勉強は避けられません。
ただし、未経験で採用され、採用後に勉強を開始するケースも。
一方、国家資格が必要な業種もあるので、自分が目指したいセラピストごとに判断するといいでしょう。
まったくの未経験でも採用の可能性アリ
「未経験者OK」で求人募集を出しているサロンなら、経験や資格がなくても採用してもらえるチャンスがあります。
まったくの未経験者でも採用後に研修を受けられるので、働きながらセラピストに必要な知識やスキルの習得が可能です。
ただし、サロンによっては数時間の研修だけで済まされる場合も。
研修内容をきちんと確認してサロンを選べば、プロの現場を間近に感じながらセラピストとしての経験を積めますよ。
国家資格が必要なセラピストも
セラピストの中には、国家資格が必要な業種もあります。
たとえば、柔道整復師・鍼灸(しんきゅう)師・あん摩マッサージ指圧師は国家資格が必須のセラピストです。
国家資格を取得するには専門学校や大学に通う必要があり、時間とお金の両方がかかります。
セラピストになるための勉強方法(1):通信教育
セラピストの大半は国家資格がなくても働けるので、セラピストになるための勉強方法もさまざま。
通信教育は学校に通うよりも気軽に勉強できる反面、個人学習ならではのデメリットが存在します。
自宅で気軽に学習!
セラピストとして必要な知識や技術が自宅で気軽に学べる通信教育は、ハードルの低さが魅力です。
数ある通信教育の中から、自分に最適な講座を選びましょう。
最近では、セラピストスクールが手がける通信教育も増えてきました。
学習のサポート、就職や転職のアドバイスが受けられる通信教育も登場していますよ。
メリット:自分のペースで学べる
通信教育の最大のメリットは、費用を抑えながらライフスタイルに合わせて勉強できることです。
「昼間は仕事や家事・子育てで忙しいから、夜の空いた時間にセラピストの勉強をしたい」という方でも取り組みやすい勉強方法といえるでしょう。
また、通信教育の受講料は安価な場合が多く、専門学校やセラピストスクールに通うよりも費用を抑えられる場合がほとんど。
時間を自由に使えるだけでなく、コスト面でも勉強を始めるハードルが低い点が強みです。
デメリット:途中で挫折しがち
自分のペースで学習できるというメリットは、継続する強い意志がなければ挫折しやすいというデメリットにつながります。
受講料が安いほど、挫折による罪悪感も少なくなるでしょう。
自分で決めたペースを守って勉強を進められる人、勉強を続けてセラピストになるという強い気持ちを行動に移せる人なら通信教育は有効な勉強方法です。
挫折しそうで心配という人は、手厚い学習サポートが付いている通信教育を選ぶと続けられるかもしれませんよ。
セラピストになるための勉強方法(2):学校
専門学校やセラピストスクールは、なりたい業種が具体的に決まっている人におすすめの勉強方法です。
時間やお金はかかりますが、専門性が高い知識や技術を習得できます。
学校によっては、企業体験ができるインターンシップも用意されていますよ。
カリキュラムと専門講師が充実している
専門学校やセラピストスクールにはさまざまなコースがあり、目指す業種や取得したいスキルに合わせて選択できるのが魅力です。
それぞれのコースには、その分野のプロになるために必要な理論や専門知識を計画的に学べるカリキュラムが用意されています。
1年コースや2年コースと、学習期間に合わせた選択も可能です。
また、授業や実技指導を行う専門講師が充実している点も強み。
実際に実技の練習もできるので、修了後には即戦力になれるスキルが習得できます。
メリット:就職・開業をサポートしてもらえる
専門学校やセラピストスクールが用意するカリキュラムは、サロンへの就職を視野に入れた実践的な内容です。
コースに関連する民間資格の取得も可能で、就職や開業の相談窓口を用意する学校も多く存在します。
セラピストとして本格的に働きたい人は、就職や開業サポートが手厚い学校を選ぶといいでしょう。
卒業後の進路や就職率を調べれば、自分がなりたいセラピストを目指せる学校なのか、判断できますよ。
デメリット:時間もお金もかかる
学校に通うデメリットは、時間とお金がかかることです。
専門学校には年単位で通学する必要があり、授業料もほかの勉強方法に比べて高額になります。
また、コースによって、昼間・夜間・土日と通学の時間帯はさまざま。
昼間のコースに働きながら通うのは難しいでしょう。
仕事を終えた後の夜間や土日に通学するスタイルは、余暇をつぶすことになるのでハードなスケジュールになります。
セラピストになるための勉強方法(3):独学
セラピストになるための勉強方法の中で、最もコストを抑えられるのが独学です。
最近はさまざまな教材が市販されており、ネットも利用できます。
ただし、独学で習得できるスキルには限度がある点に注意が必要です。
必要な教材を自分でチョイス
自分自身が主体となって取り組む独学では、取得したい知識やスキルに合った必要な教材を自分でチョイスできます。
通信教育や専門学校は与えられた教材やカリキュラムを利用して勉強を進めますが、不要と感じる知識や技術が含まれていることも。
その点、必要な知識を必要なだけ無駄なく学べるのは、独学のメリットでしょう。
教材だけでなく、ネットで気になる情報を得られることもありますよ。
メリット:とにかく費用が安い!
通信教育や専門学校に比べると、独学は安上がりな勉強方法です。
受講するコースによって異なりますが、通信教育は数万円程度(平均5万円)、専門学校やセラピストスクールは10万円~100万円程度(平均20万円~30万円)の受講料が必要です。
さらに、学校が自宅から遠ければ、通学費用も別途発生します。
一方、独学でかかる費用は、使用する教材の購入費用のみ。
自宅で勉強するので、交通費もかかりません。
独学での教材費やテキスト料は、高くても数万円程度です。
勉強を始める際の初期費用の安さが独学の最大のメリットといえます。
デメリット:実技を体験できない
独学の最大のデメリットは、施術スキルの実技を体験できないことです。
間近で施術スキルを見たり、実際に他人に施術して練習したりといった経験を積むのは難しいでしょう。
セラピストは専門的な知識だけでなく、心身を癒す技術を求められる職業です。
施術スキルに関しては、「間近でプロの施術を見る」「実際に誰かに施術して練習する」といった経験を積み重ねないと習得できません。
独学では、セラピストの施術スキルまではカバーできないので注意しましょう。
セラピストになるために必要な勉強
セラピストの大半は、国家資格を取得しなくても働けます。
ただし、お客様に必要とされるセラピストとして活躍するには、専門的な知識や施術技術、接客スキルの習得が欠かせません。
ここでは、セラピストになるために必要な勉強を3つ紹介します。
1.理論
心身を癒すセラピストになるには、人体に関する知識や理論の習得は必須です。
人体の構造(解剖)や働き(生理学)を学べる解剖生理学をベースに、業種に適した理論を学習します。
代表的な理論として挙げられるのは、栄養学・皮膚科学・衛生学・化粧品学など。
また、施術に関してもスキルだけでなく、ボディートリートメント理論やフェイストリートメント理論といった理論から学びます。
2.実技
セラピストによる施術は、手技が求められるボディーマッサージやフェイスマッサージがメインです。
手技や施術に使う用具の扱い方やコツ、準備の仕方といった実技に関する勉強も欠かせません。
理論から得た知識を踏まえた上で、それぞれのトラブルに適した施術や部位に合ったマッサージを考えながら、人を癒せる手技の習得を目指します。
自身への負担を軽くするための施術のコツや姿勢など、セラピストとして働き続けるために必要な技術も習得すれば、より長く活躍できますよ。
3.接客マナー
セラピストは施術だけでなく接客でも癒しを与える仕事なので、接客マナーや会話術といった対人スキルも必要です。
セラピストにふさわしい身だしなみや言葉遣い、接客に適した表情・姿勢・態度といった細かな要素も習得します。
接客に関しては、メソッド以外にも現場で得た経験から学ぶことがたくさん。
セラピストになった後も、お客様を第一に考えたホスピタリティ精神を日々磨いていく姿勢が大切ですよ。
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専門的な知識や技術が求められるセラピストは、理論や実技など幅広い分野の勉強が欠かせません。
セラピストになるための代表的な勉強方法には、「通信教育」「学校」「独学」があります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、自分に合ったスタイルで続けることが大切です。
未経験からセラピストを目指す人には、転職エージェント「パスキャリ」での求人探しをおすすめします。
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セラピストを目指す人は、パスキャリへの会員登録から始めてみてはいかがでしょうか。