セラピストは癒しを提供する仕事として人気です。
しかし、セラピストは力を使う仕事も多く、疲れると思っている人もいるかもしれません。
セラピストが疲れることも多いのは事実ですが、その分やりがいもあります。
そこで今回は、セラピストがなぜ疲れる仕事なのか、一方でどんなやりがいがあるのか紹介します。
イメージとのギャップがないよう、実情をチェックしておくと対策にもなりますよ。
- セラピストは癒しのプロでも疲れる仕事
- セラピストが感じる「疲れ」とは
- セラピストが使う「疲れをもらう」とは?
- セラピストの仕事は職場選びが重要!
- 疲れが吹き飛ぶ!セラピストのやりがい
- 人気職であるセラピストの魅力
- 無理なく働ける職場は「パスキャリ」で探そう!
セラピストは癒しのプロでも疲れる仕事
セラピストは自分の働きによってお客様に直接癒しを与えられるので、魅力的だと感じている人もいるでしょう。
しかし、立ち仕事や力仕事が多いので「疲れる仕事だ」と聞いたことはありませんか?
まずは、なぜセラピストが疲れるといわれるのか見ていきましょう。
職種によっては体力勝負!
セラピストにはボディ系とメンタル系の2種類があり、一部の職種はずっと立ちっぱなしで施術をすることがあります。
ときには予約が詰まっていて、休憩が取れないということもあるでしょう。
また、施術に力を必要とするタイプの職種もあり、何かと体力が必要です。
目指しているセラピストによっては、やりがいがあっても体力的に疲れることがあると覚えておくといいでしょう。
お客様からの「強め」リクエストがこたえる
あん摩マッサージ指圧師などのマッサージをメインとするセラピストになると、お客様から強めの施術を希望されることがあります。
強めの施術を好むお客様が多いと、普段以上に力を使い続けなければなりません。
その結果、腱鞘炎などの身体の不調に悩まされることも。
症状によっては、サポーターなどをつけて施術しなければならないかもしれません。
マッサージ系セラピストを目指しているなら、このようなリスクがあることを知っておきましょう。
セラピストが感じる「疲れ」とは
セラピストが仕事中に感じる疲れには、「身体面」「精神面」「人間関係」と大きく3パターンがあります。
いずれも注意しておきたいポイントなので、どのようなことが疲れの原因になるのかチェックしておきましょう。
具体例が分かれば、より対策しやすくなりますよ。
身体的な疲れ
立ちっぱなしで施術したり、強い力でのマッサージが求められたりすると身体的に疲れてきますよね。
腱鞘炎による手首の痛みや腰痛など、身体に不調があるときはより疲れを感じやすいものです。
仕事に慣れていない時期は、さらに疲れを感じやすいでしょう。
体力がないと、身体的な疲れを感じやすい仕事です。
精神的な疲れ
セラピストはお客様に施術を提供すると同時に、会話を交わすことも多いですよね。
お客様の悩みを聞いてアドバイスを求められることなどもあり、高いヒューマンスキルが求められます。
ところが、お客様の話を親身になって聞いているうちに、精神的な疲れを感じることもあるかもしれません。
予約が詰まっていて忙しくなれば、身体面と精神面の疲れを同時に抱える可能性も。
定期的に気分をリフレッシュして対策をしておくといいでしょう。
人間関係の疲れ
セラピストの人間関係とは、決してお客様との関係だけではありません。
同じ職場で働くほかのセラピストや、医療系セラピストであれば医療関係者との人間関係も大切です。
女性が多い職場も多く、周囲との人間関係が難しくなることもしばしば。
お客様との会話やカウンセリングを楽しく感じていたとしても、職場内の人間関係が悪化してしまい疲れてしまう人もいます。
心身を癒す仕事であるからこそ、ときに思い切って転職で環境を変える勇気も必要ですよ。
セラピストが使う「疲れをもらう」とは?
セラピストとして働いていると、「疲れをもらう」という表現を耳にすることがあります。
この表現の意味がよくわからない人もいるかもしれません。
ここでは、「疲れをもらう」とはどういうことか、そして疲れをもらわないようにするためには何をすればいいのか紹介します。
施術後に心身に不調があらわれる
「疲れをもらう」とは、施術をした後に自身が疲れてしまう現象を指す言葉です。
一生懸命に施術しているうちに、お客様と同じように不調を感じるというセラピストあるある。
お客様の悩みに真剣に向き合うほど、心身ともに疲れてしまうのかもしれませんね。
疲れをもらいやすい人
施術内容やお客様との会話の内容によっては、誰しも疲れをもらうことがあるでしょう。
しかし、中には「疲れをもらいやすい人」が存在します。
以下のポイントに該当する場合、疲れをもらいやすい人かもしれませんよ。
・感受性が強く相手に共感しやすい
・お客様を接する時、極度に緊張する
・相手に合わせることが多い
・物事をネガティブに考えがち
こうした特徴を総合的に見ると、「相手に寄り添おうとする人」が疲れをもらいやすいといえるでしょう。
セラピストは相手に寄り添って癒しを提供する仕事ですが、あまり共感度が過ぎると自分が疲れる原因になってしまいます。
疲れをもらわないための注意点
疲れをもらいやすい条件に多く該当している場合、疲れをもらわないように注意しなければなりません。
自分が疲れてしまっては、お客様に対してもいい施術ができないですよね。
セラピストとして楽しく働くために、以下のポイントに注意しましょう。
・過度にお客様に共感しない
・いい姿勢で施術する
・ポジティブな考え方をするように意識する
これらのポイントを押さえて、自分が必要以上に疲れてしまう……という状況にならないようにしましょう。
セラピストとして長く働き続けるためには、大切なポイントですよ。
セラピストの仕事は職場選びが重要!
身体的・精神的な疲れはある程度自分でコントロールできます。
しかし、職場環境からくる疲れは、セラピストとしての人生に大きな影響を及ぼす可能性があるものです。
これを避けるためには、職場をしっかり見極めることが重要。
職場を選ぶときは、以下のポイントを考慮してみてみましょう。
・人間関係は良好か
・何かあったときに相談できる環境が整っているか
・研修制度はあるか
・無理なく働ける勤務体系があるか
求人情報をチェックするときや面接に望むときは、これらのポイントを意識し、自分に合った職場かどうかを見極めましょう。
疲れが吹き飛ぶ!セラピストのやりがい
セラピストとして働く以上、ある程度疲れてしまうことは避けられません。
しかし、セラピストは疲れを感じる反面、やりがいも多い仕事です。
普段からセラピストのやりがいを意識し、疲れたときの活力にしましょう。
お客様に感謝される
セラピストとして働いていると、担当したお客様に感謝されることが多々あるものです。
お客様にピッタリな施術をして感謝されれば、すっかり疲れが吹き飛んで「セラピストとして働いていてよかった!」と感じる瞬間もありますよ。
これは、お客様を癒す仕事だからこそのやりがいですよね。
目の前で成果を感じられる
セラピストは、お客様に直接施術する仕事です。
お客様の心身の不調を改善できたときなどは、目の前で効果を実感できるでしょう。
実際に成果を感じられることは、大きなやりがいにつながります。
お客様から「おかげで肩こりが改善した」「腕の痛みが治った」などと聞けば、うれしくなりますよね。
お客様との距離が近い分、やりがいを感じやすい仕事です。
自分自身も健康になる
セラピストとして働くと、健康に関する知識や技術が身につきます。
働く中で得た知識や技術は、自分自身の健康のためにも役立ちます。
主な健康効果をチェックしてみましょう。
・身体の構造を理解することで自分にピッタリの健康法がわかる
・接客やカウンセリングを通してヒューマンスキルが向上し、精神的な負担を減らせる
・職場によってはアロマなどの癒し効果を感じられる
これらの健康効果を受けられるのも、セラピストとして働くメリットのひとつといえるかもしれませんね。
人気職であるセラピストの魅力
セラピストは多くの魅力がある仕事。
「人を癒したい」と思っているなら、おすすめの職業といえます。
セラピストの魅力をもっと具体的に紹介するので、「セラピストになりたい」と考えている人は要チェックですよ!
技術と収入が比例する
セラピストは、ジャンルに応じた施術をする技術職です。
より高い技術を身につけて発揮できれば、「腕のいいセラピスト」として評判になることも。
評判が上がればお客様も増え、それに伴って収入も上がります。
セラピストは、技術と収入が比例している仕事。
成果が収入に現れると、セラピストとして働くやりがいのひとつになりますね。
独立もできる
経験を積んでより高い技術を身につければ、独立・開業への道も開けます。
「将来は独立したい!」「自分のサロンを持ちたい!」と考えている人は、経験と技術を得て独立への道を探してみましょう。
サロン経営を軌道に乗せることができれば、より高い収入を目指せるかもしれません。
将来のキャリアプランとして、考えてみる価値はありますよ。
無理なく働ける職場は「パスキャリ」で探そう!
セラピストは人を癒す仕事である反面、手技による疲労やお客様に同調して疲れやすいこともあります。
少しでも疲れの原因を減らすためには、疲れたときにサポートしてくれる職場を選ぶことが大切です。
また、人間関係に悩む前に転職で環境を変えることも重要。
パスキャリでは豊富な求人を取り揃えており、細かく条件を指定して求人を探すことができます。
パスキャリにしか掲載していない求人もあるのでぜひご登録して見てみてくださいね。
就職後もサポートは続きますので、職場の悩み解消としても活用可能。
パスキャリで快適な職場を探しましょう。