セラピストになりたいと思っている人であれば、セラピストになるための専門学校に進学しようと考えていませんか?
しかし、専門学校にはさまざまな種類があるので、自分がなりたいと思っているセラピストに適したところを選ぶことが大切ですよ。
そこで今回は、セラピストの種類別に専門学校の選び方を紹介します。
自分にピッタリのところを選ぶためにも、セラピストに必要なことや専門学校の特徴を理解することが大切。
今回紹介するポイントをしっかり押さえておけば、行きたい専門学校を見つけるのに役立ちますよ!
- セラピストになるための進路はどう決める?
- セラピストによって必要な資格は違う!
- 必要資格に合わせて専門学校を選ぼう
- セラピーを学ぶ専門学校の基礎ガイド
- 関東圏・関西圏で通えるセラピーの専門学校
- 就職後にスキルを付ける方法もある!
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セラピストになるための進路はどう決める?
自分がなりたいと思っているセラピストによっては、事前に学校に通わなければなりません。
迷わずに進学するためにも、なぜ専門学校に行かなければならないのか、卒業後はどんな流れで就職すればいいのかをチェックしていきましょう。
セラピストになるために学校に通う理由
セラピストによっては、国家資格が求められるものがあります。
そのようなセラピストになりたいなら、学校に通って資格を取得することが最低条件。
資格取得が必須とされないセラピストであっても、事前に資格を取ることは就職に有利ですよ。
「大手企業に就職したい!」と、思っている場合は特に注意しましょう。
大手企業ではセラピストとしての専門性を身につけているかどうかだけではなく、学歴が選考条件に含まれていることもあります。
セラピストを目指せる学校の種類
セラピストを目指せる学校を大きく分けると、大学・短大・専門学校・認定スクール・通信講座の4種類です。
これらの学校にはそれぞれにメリット・デメリットがあるので、事前にチェックして学校選びの参考にしましょう。
主なメリット・デメリットは以下の通りです。
学校の種類 | メリット | デメリット | 在学期間 |
---|---|---|---|
大学 | ・専門知識と一般教養をセットで学べる ・通学期間が長いのでカリキュラムにゆとりがある ・国家資格の受験資格を得られる ・卒業すると学士の学位を得られる | ・卒業まで時間がかかる ・通学期間が長い分学費がかかる ・一般教養に割かれる時間があって効率面で劣る | 4年 |
短大 | ・大学より通学期間が短い ・短期間で集中して学べる ・国家資格の受験資格を得られる ・卒業すると短期大学士の学位を得られる | ・スピードが速いので学習についていくのが大変 ・学士の学位が求められる求人に応募できない | 2年~3年 |
スクール | ・民間資格を取得する時に有用 ・認定スクールを卒業しないと取得できない資格がある | ・国家資格に対応していない ・似たようなスクールが多いと選びにくい | 数ヶ月~数年 |
通信講座 | ・自分のペースで学べる ・学費が安い傾向がある | ・通信講座では取得できない資格も多い ・実習がないのでスキルを向上させにくい | 半年程度 |
取得したい資格とスクールの関係をきちんと確かめ、自分にピッタリの学校を選ぶことが大切ですよ。
セラピストとして就職するまでの流れ
学校に通って知識やスキルを身につけ、セラピストとして就職するまでの流れは以下の通りです。
1. セラピストの種類に応じて学校のカリキュラムを修了して卒業する |
特に、専門学校ではキャリアサポートが手厚いので、サポートを活用して就職すれば安心してセラピストデビューできますよ。
セラピストによって必要な資格は違う!
一言でセラピストといっても、ジャンルによって必要な資格が異なります。
国家資格がなければ働けないものもあれば、民間資格が存在するものも。
ここでは、セラピストの種類と必要な資格をチェックしていきましょう。
国家資格が必要なセラピスト
名称 | 必要な資格 |
---|---|
鍼灸師 | はり師 きゅう師 |
マッサージ師 | あん摩マッサージ指圧師 |
柔道整復師 | 柔道整復師 |
公認心理師 | 公認心理師 |
理学療法士 | 理学療法士 |
言語聴覚士 | 言語聴覚士 |
医療に関連するセラピストになりたい場合は、国家資格が求められる傾向があります。
上記の表に掲載したセラピストになりたいと思っている人は、資格を取得することから始めましょう。
国家資格系のセラピストは業務独占資格なので、就職先に困りにくいのがメリットですよ。
民間資格が必要なセラピスト
名称 | 必要な資格 |
---|---|
アロマテラピー | AEAJ認定アロマセラピスト |
リフレクソロジー | JREC認定リフレクソロジーレギュラーライセンス |
臨床心理士(心理セラピスト) | 臨床心理士 |
整体師 | 整体師 療術師 |
民間資格があるセラピストには、上記のようなものがあります。
民間資格は臨床心理士を除き、国家資格と比べると取得しやすいのが特徴です。
業務を行う上で必須とされていないことも多いため、目指すセラピストによっては無資格で就職し、実務経験を積みながら資格取得を目指せますよ。
必要資格に合わせて専門学校を選ぼう
なりたいセラピストが決まって取得する資格が分かったら、その資格を取得できる学校を選びましょう。
ここからは、専門学校を選ぶ場合を例にして、選び方を解説します。
ポイントをしっかり押さえ、後悔しないように学校を選びましょう!
セラピストの専門学校にはジャンルがある
セラピストに分類される職業にはさまざまなジャンルがあり、ジャンルに応じた専門学校が存在しています。
ジャンルには以下のようなものがあるので、あらかじめチェックしておきましょう。
・医療系セラピスト
・ボディ系セラピスト
・心理系セラピスト
・エネルギー系セラピスト
何を専門分野として学びたいのか決まったら、分野に応じた専門学校を選んで知識とスキルを習得することが大切ですよ。
資格をとるなら認定校にするべき?
資格をとるなら、文部科学省や厚生労働省、各資格を運営している団体が認定している「認定校」を選ぶといいでしょう。
認定機関には以下のようなものがあるので、自分が目指すジャンルにはどんな機関があるのかを覚えておくのがおすすめ。
認定校ならではの、信用ある高度な知識やスキルを習得できますよ。
・文部科学省
・厚生労働省
・日本アロマ環境協会
・日本リフレクソロジスト認定機構
・日本臨床心理士資格認定協会
認定校のうち文部科学省が設定した用件を満たしている学校を卒業すると、「専門士」「高度専門士」の称号を得られます。
専門士は大学への編入学が、高度専門士は大学院への入学が可能。
さらに専門性を深めたいなら、進学を進めて学び続ける選択もできますよ。
セラピーを学ぶ専門学校の基礎ガイド
専門学校に通ってセラピーを学ぶなら、これから紹介する5つのポイントをチェックしましょう。
事前にどんな学校なのか、何を学ぶのかがはっきりしていれば、自分にピッタリの学校を選んで通えますよ。
授業日数と在学日数
全日制のカリキュラムで授業を行っている学校が多く、基本的に週5日で授業を受けることになるでしょう。
在学期間はジャンルによって異なりますが、2年間~4年間です。
国家資格の受験条件に「3年以上学ぶこと」と記載されているものが多いため、国家資格を取得したいなら長期間学ぶ必要があります。
カリキュラムの特徴
1年目 | 基礎の学習 ・解剖学や生理学などの人体の構造や、セラピストとして必要な基礎知識を学ぶ |
2年目 | 応用的な学習 ・臨床学、検査法、病気の種類と症状などを学ぶ ・治療法を習得するための実技を行う |
3年目 | インターン・研修・国家試験の受験 ・インターンで臨床現場に行き、実践的な知識や一連の流れを学ぶ ・国家試験対策を行って試験合格を目指す |
一例として、国家資格が必要とされる医療系セラピストを目指す場合のカリキュラムは上記の通りです。
このようなカリキュラムを通して以下のような学問を学ぶので、学ばなければならないことは盛りだくさんです。
解剖学 | 人体の構造と正常な形態を学ぶ |
生理学 | 人体の活動や各器官の機能、生命現象のメカニズムを学ぶ |
検査法 | 不調の原因を調べるための方法を学ぶ |
臨床医学総論 | 臨床現場における診察方法、医学の基礎知識を学ぶ |
臨床医学各論 | さまざまな疾患について具体的に学ぶ |
医療系セラピストとして活躍したいならさまざまな専門知識を習得しなければならないので、意欲的に学ぶ必要がありますよ。
ライフスタイルに合わせたプログラム
セラピストのジャンルによっては、ライフスタイルに合わせてプログラムを用意していることもあります。
専門学校によっては以下のプログラムがあるので、学校選びの際に参考にしてみてもいいでしょう。
昼間通学 | ・一般的な通学スタイル ・平日の日中に通って学ぶ |
夜間通学 | 夕方から夜間の時間を使って学ぶ |
通信 | 通信講座を利用して独学で学ぶ |
学費の目安
どんな学校に通うのかによって学費は異なります。
通学期間が長くなればなるほど学費も高くなるので、事前に確認することが大切です。
問題なく学費を支払えるかどうかを確認してから入学しましょう。
大学 | 300万円~400万円 |
大学~大学院 | 1,000万円前後 |
専門学校 | 300万円~700万円 |
学習するためにはこれだけの費用がかかるので、セラピストになりたいという強い気持ちと意欲的に学ぶ態度が大切ですよ。
体験型オープンキャンパス多数
各学校が行っている体験型オープンキャンパスに参加すれば、授業の内容や学校の雰囲気を肌で味わえます。
学校によっては実技を体験できるオープンキャンパスもあるため、実際に体験できるのも魅力。
実技を体験することは、自分が本当にセラピストに向いているのかを判断するためにも役立ちますよ。
関東圏・関西圏で通えるセラピーの専門学校
専門学校に通おうと思っても、どんな専門学校を選べばいいのか迷っている人もいませんか?
ここからは特におすすめの専門学校をピックアップして紹介します。
専門学校を選びにくいと感じている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
東京の専門学校3選
学校名 | 学科 | 内容・特徴 | 就職先 |
---|---|---|---|
日本外国語専門学校 | 国際ブライダル科ビューティー専攻 | ・メイク・スタイリング技術を習得 ・ビューティ実習やアロマ・ネイル実習が充実 | ビューティコンサルタント |
ミス・パリ・ビューティ専門学校 | スパ・セラピスト学科 | ・エステティックの基礎から応用までを学ぶ ・合計12個の資格取得を目指す | ・エステティシャン ・ビューティセラピスト ・スパセラピスト ・アロマセラピスト |
お茶の水はりきゅう専門学校 | はり師きゅう師学科 | ・はり師・きゅう師資格の取得を目指す ・放送大学を使用した週5日制の授業 ・3年制なので効率的に学べる | 鍼灸師 |
いずれも実習が充実している専門学校で、卒業後には即戦力として就職できるでしょう。
ここで紹介した学校は、美容系セラピストを目指す人もしくは鍼灸師を目指す人向けのものです。
もし、東京でこれらのセラピストを目指したいと考えているなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
無理なく通える学校で学び、必要な資格を取得しましょう。
大阪の専門学校3選
学校名 | 学科 | 内容・特徴 | 就職先 |
---|---|---|---|
大阪ビューティーアート専門学校 | ・メイクアップコース ・エステティックコース ・ネイルアートコース ・トータルビューティーコース | ・資格取得に力を入れている専門学校 ・上級認定エステティシャン、フェイシャルエステティシャン、ボディエステティシャン、アロマテラピー検定などの資格を取得可能 ・美容系セラピスト、リラクゼーション系セラピストを目指す人におすすめ | ・アロマセラピスト ・ビューティコンサルタント ・エステティシャン |
大阪国際福祉専門学校 | 心理・医療事務科 | ・17科目の心理学を学ぶ ・大学に編入学できるので、公認心理師や臨床心理士を目指せる ・心理テストや実習などが豊富 | 心理セラピスト |
東洋医療専門学校 | 鍼灸師学科 柔道整復師学科 | ・国家試験合格率が高い(鍼灸師学科100%、柔道整復師学科93.1%) ・実習が充実しているのでスキルを身につけやすい ・就職率100%で就職に強い ・卒業後のサポートも充実 | ・鍼灸師 ・柔道整復師 |
近畿地方で専門学校を探しているなら、上記の3つを検討してみるといいでしょう。
いずれも国家試験の合格率が高かったり、資格取得に力を入れていたりするなど魅力的な専門学校です。
就職後にスキルを付ける方法もある!
働くために資格が必要とされていないため、無資格でも就職できるセラピストもあります。
そのようなセラピストを目指しているなら、無資格で就職して実務経験を積みながらスキルを身につけることも可能ですよ。
未経験者向けの求人も多数存在しているため、専門学校に通わずにセラピストになることを目指しているなら、ぜひこの方法を検討してみてもいいでしょう。
経験者も未経験者もOK!セラピストの求人なら「パスキャリ」
国家資格が必要なジャンルのセラピストになりたい場合など、資格取得を目指しているなら専門学校に通うのがおすすめです。
専門学校を選ぶときには、オープンキャンパスなどを活用して自分にピッタリのところを見つけましょう。
すでに必要な資格を取得している場合など、就職先を探している人もいるかもしれません。
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