お客様に施術を通して癒しを与えるセラピスト。
近年セラピーに関する注目度も高くなり、セラピストに憧れる人も増えてきました。
うれしいことがある反面、大変なこともたくさん。
そこで今回は、セラピストの仕事内容と魅力を通して、どのようなやりがいがあるのか紹介します。
セラピストのやりがいを知っていれば、働き始める前と後のギャップも減らせますよ。
- 人気の理由がわかる!セラピストのやりがい
- セラピストの種類によっても異なるやりがい
- セラピストが感じる大変なこと
- セラピストに向いているかチェックしてみよう!
- やりがいのある仕事を探すならパスキャリで!
人気の理由がわかる!セラピストのやりがい
セラピストになりたい!という人は以前に比べると増えています。
何が理由でセラピストの仕事に人気が集まっているのでしょうか?
早速、セラピストのやりがいについてお伝えしましょう。
お客様に喜んでもらえる
セラピストの仕事では、「ありがとう」「身体がスッキリした」など、お客様に感謝されたり、喜んでもらえたりすることが多いようです。
施術やカウンセリング前は元気がなく調子が悪そうであっても、施術後には疲れが取れたり、悩みが解消されたりしてお客様も笑顔に。
お客様との距離が近いからこそ見れるその表情は、お客様にもっと喜んでもらいたいというやりがいにつながります。
疲れを癒すことができる
癒しを与える雰囲気つくりもセラピストの大切な仕事のひとつです。
お客様とコミュニケーションするときも、自分ではなくお客様を中心にした会話を意識して、身体だけでなく精神面からもお客様の疲れを癒します。
ヒーリング効果のあるBGMにリラックス効果のある香り。
お客様に合わせた空間つくりでも、何気なく施術する側も癒されています。
成果が目に見える
初回から回数を重ねて施術をすることで、お客様の抱えていた悩みが徐々に解消していくのが実感できることも醍醐味。
施術やカウンセリングを受けてから身体の調子が良くなったり、セルフケアに気をつけるようになったりと変化が見られるとセラピストのやりがいになります。
成果が目に見えると、「スキルアップしたい!」と向上心にもつながります。
頑張りが給料に反映される
職場によっては、一般企業と同じようにボーナスが支給されることもあります。
ほかにも、頑張りを反映して手当てが支給される職場も珍しくありません。
たとえば、ひと月あたりの総施術時間で支給額が決定する「歩合給」、お得意のお客様から指名を受けて施術したときの料金を一定の割合で還元する「指名手当」があります。
システムは職場によって変わるため、転職・就職の際は要チェックですよ。
お金のためだけに働いていないにしても、「給料」という形で頑張りが還元されればうれしいもの。
金銭的な余裕も生まれ、さらなるスキルアップにかける費用も捻出できるかもしれません。
常にステップアップを意識していれば、長く活躍できますよ。
独立を目指せる
独立を目指してサロンなどで働けば、いつしかそれがやりがいに変化することも。
人脈づくりやスキルアップにも積極的になれますよね。
十分なスキルやお客様からの支持を獲得できれば、ライフスタイルに合わせて勤務時間を調整したり、指名できる数を限定したりして無理なく働く環境作りができます。
集客や店舗運営が軌道に乗れば、多店舗展開するなど事業を拡大する道も。
自分の可能性を試したい、家庭や子育てと両立したいという人にもおすすめです。
自分も健康になる
お客様を癒すために、セラピストはスキルや知識を習得します。
自分が抱えるコンプレックスや問題点と向き合う機会もあり、自分自身の健康維持につながる点が魅力です。
お客様を施術やカウンセリングを通して楽にすることがやりがいになり、自身の成長を実感して自信が持てれば精神的にも安定します。
施術では相手中心の言動が求められるため、自然とコミュニケーション能力が養われ、プライベートでの人間関係が改善することも期待できるでしょう。
セラピストの種類によっても異なるやりがい
セラピストとひと言でいっても、さまざまな種類があります。
どのジャンルで働くかによって仕事内容だけでなく、やりがいも違ってくるでしょう。
ここからは、アロマセラピスト・ハーブセラピスト・カラーセラピスト・柔道整復師についてお伝えしましょう。
アロマセラピストの仕事とやりがい
エッセンシャルオイルの力を活用して、お客様の心や身体をリラックスさせたり、健康増進させたりするのがアロマセラピスト。
お客様に合わせた香り、オイルを使用したマッサージがメインの仕事です。
使用するエッセンシャルオイルは、自然の花や植物のエキスが詰まっています。
やりがいを以下にリストアップしました。
・お客様の体調に合わせて何通りもの提案ができる
・施術後のお客様の表情が明るくなり、喜んでもらえる
・医療・介護の現場でも注目されており、活躍の幅が広い
それぞれのエッセンシャルオイルが持つ良さをお客様に合った形で提供するため、無理なく知識を蓄積することが可能。
アロマセラピーによる効果を喜んでもらえれば、もっと頑張ろうと励みにもなりますよね。
ハーブセラピストの仕事とやりがい
ハーブの専門家でもあるハーブセラピスト。
お客様の悩みに合ったハーブティーの提供や、ハーブオイルを使用したマッサージがメインの仕事。
自然とハーブを取り入れた生活もできるため、ハーブに興味がある人におすすめですよ。
やりがいには以下のようなものがあります。
・お客様が衣食住に目を向けるようになり意識が変わる様を実感できる
・ハーブにより心と身体が楽になり、より良い状態になったと喜んでもらえる
・ハーブティーの素晴らしさに気付いてもらえる
主に料理に使用する人が多いハーブですが、実は心や身体をリラックスさせる手段にもなることに気付いてもらえるのが一番のやりがいです。
カラーセラピストの仕事とやりがい
お客様の悩みや困っているときに必要な色を提案するカラーセラピスト。
それぞれの色がどのような効果を持っているか理解した上で、適切なアドバイスをします。
色に対するイメージは、ひとりひとり異なる点も忘れてはいけません。
やりがいとしては、以下のようなものが挙げられます。
・似合うカラーに出会えることで喜んでもらえる
・色彩を利用した心理療法でお客様を幸せにできたとき
・ぴったりの色彩を知り、そのカラーを取り入れて楽しめる人が増えたとき
カラーセラピストは、お客様が色に対してどんなイメージを持っているか感じ取ることが大切です。
正しく感じ取れれば、お客様との信頼関係も築きやすくなるかもしれません。
信用されやすくなるためにも民間資格を持っておくといいですよ。
柔道整復師の仕事とやりがい
機能回復を目的に、手技による自然治癒を目指す専門家が柔道整復師です。
治癒までに時間がかかりますが、手術などを必要としません。
お客様は、身体に傷を残したくない人や高齢の人が多いようです。
指導や施術内容は分かりやすく伝え、相手が何を考えているか汲み取る能力も求められます。
資格を取得し、十分なスキルと実績を得られれば独立も可能。
主なやりがいは以下の通りです。
・苦痛やケガにより悩んでいたお客様が元気になる
・指導や施術により、お客様の弱っていた機能が回復したり改善したりする
・担当したお客様がスポーツ選手だった場合、記録更新といった形で回復が感じられる
セラピストが感じる大変なこと
セラピストは、やりがいをたくさん感じられる反面、大変なこともあります。
長期で働き、キャリアを積むためには何が大変なのか把握しておくといいでしょう。
一方、大変だからこそやりがいを感じられるという側面も。
それをバネに向上心を持てる、もっとお客様に喜んでもらいたい、と思う人ならセラピストに向いていますよ。
体力勝負
立ち仕事が多いセラピスト。
仕事の拘束時間も長く、ゆっくり休む時間が確保できない職場もあるようです。
施術時は力が必要となるため、ときには腱鞘炎や腰痛になる人もいます。
特に全身マッサージなど、時間が長く力のいる施術は体力がないと続けるのは難しいでしょう。
自分の身体を大切にし、適度なケアが必要です。
逆にいえば、スポーツが得意で体育会系の部活に入っていたなど、体を動かすのが好きな人にはピッタリ。
一日中座ってデスクワークするのが嫌……という人にも向いていますよ。
努力し続ける必要がある
常にアンテナを張って新しい情報を収集し続けるのもセラピストの仕事。
セミナーや講習会へ積極的に参加する人も珍しくありません。
日々の努力がお客様の施術後の満足度に大きく関係するでしょう。
スキルアップや情報収集を継続するのは大変と思われがちですが、「プライベートでも美容に関心が高い」「トレンドに敏感」という人ならそれほど苦になりません。
むしろ、趣味と実益を兼ねられて一石二鳥ではないでしょうか?
「疲れをもらう」ことがある
サロンには、体力面だけでなく、精神面でもクタクタなお客様が来店することも……。
施術やカウンセリングしながら気持ちを話してもらい、それを傾聴するのもセラピストの大切な仕事です。
しかし、訓練を受けているセラピストでも、内容によっては逆に疲れをもらってしまうこともあります。
その場合は、お客様のリラックスした姿にやりがいを感じたり、帰宅後に自分でリラックスできる方法を実践したりしてうまく対処しましょう。
年収に幅がある
一般的にはエステティシャンやアイリストの平均年収は300万円以上ですが、セラピストは200万円~300万円といわれています。
このように幅があるのは、歩合制を採用している店舗が多く、指名手当などのインセンティブが占める割合が高いからです。
安定した収入を得るためには、地道に研修を続けたり資格を取得したりして、お客様の支持を得ることが求められます。
独立開業を目指して、教育体制が充実しているサロンに就職するのもおすすめです。
セラピストに向いているかチェックしてみよう!
どんな人がセラピストに向いているか知っていますか?
癒し系のイメージが強いセラピストですが、向き不向きはそれだけでは判断できません。
これから紹介する内容に当てはまっているものがあれば、自信を持ってセラピストを目指しましょう!
人の喜ぶ顔が好き
喜んでいる人を見ると、自分もうれしくなるという人には天職。
ただし、社交的な人しかできない仕事ではありません。
人見知りのほうが観察力に長けているという側面もあるため、上手く生かせばセラピストとして活躍できますよ。
お客様の要望をくみ取って最適な提案ができる力もセラピストには必要です。
癒しキャラと言われたことがある
「一緒にいると癒される」「存在が癒し」といったことを周りの人から言われたことがあればセラピストに向いています。
リラックスするためにお客様は来店するわけで、癒しが感じられなければ施術のスキルが高くても満足度アップは難しいでしょう。
ただし、無理に癒しキャラを意識する必要はありません。
お客様に喜んでもらいたいという気持ちで働いていくうちに癒しキャラに変化する人もいるようですよ。
健康に興味がある
お客様が癒されて元気になるためには、自分の健康が第一。
セラピストの元気がないと、お客様はリラックスできません。
風邪予防や身体のメンテナンスなど、セルフケアを徹底しましょう。
休みの日にストレス解消するなどして、上手くストレスと付き合う姿勢が健康維持のカギとなります。
手荒れに敏感
施術の際はお客様の身体に触れるため、ハンドケアも日ごろからしなければいけません。
手荒れがひどく、お客様が施術中に不快に思ってしまってはリピーターも掴みにくくなります。
そのため、手がかぶれやすい人やアレルギーがある人には向いていません。
複数の人に対して施術をするため、手洗いの頻度は高くなります。
ほかにも、お客様にお出ししたサービスティーなどの食器洗いをしたり、洗濯物を干したりする仕事もセラピストの仕事です。
学ぶことが好き
常に上を目指せるかどうかも、セラピストに向いているかどうかに大きく関係します。
お客様への施術は1対1が基本のため、新人セラピストでも先輩が横に付いて指導することはできません。
スキルを磨くには自分で講習会やセミナーに参加するなど、行動力も必要です。
現状維持で満足する人、ひとつのことを極めない人には向いていません。
やりがいのある仕事を探すならパスキャリで!
セラピストはお客様との距離が近いからこそ、直接「ありがとう」と伝えてもらえる環境です。
セラピストの仕事は、このようにモチベーションにつながる要素がなければ続けられません。
パスキャリならカウンセリングで適性を見極めてくれるため、早めにセラピストを目指して問題ないのか判断できます。
就職・転職のトータルサポートが受けられるため、書類の準備や面接対策も安心。
職場が決まっても相談を受け付けているので、挫折しにくい点も魅力です。
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