エステティシャンという職業に「長時間勤務で休みが取れない」というイメージを持っている人もいるようです。
自分の腕一本で稼げるのがエステティシャンという仕事の魅力ですが、休みがうまく取れないと長く続けていけません。
今回は、そんなエステティシャンの休みについてくわしくご説明します。
休暇について知ることで、仕事とプライベートのバランスが調整でき、ストレスなく働くことができます。
また、自分が望む休みを取るためにはどんな職場を選べばいいのか、どうやって見分けるのか、ちょっとしたコツもご紹介しますね。
- エステティシャンの休みは少ない?
- エステティシャンの休みの条件にあった求人を見つけるコツ
- エステティシャンの仕事の休みってどうなってるの?
- エステティシャンが長期休暇を取るには
- 休みの条件に合ったエステティシャンの求人を探すなら
エステティシャンの休みは少ない?
エステサロンは、会社帰りの利用もできるようにと夜遅くまで開店しています。
土日はお客様の予約が入りやすく、「エステティシャンには憧れるけど、休みが少ないんだろうな……」なんて考えてしまう人も。
しかし、エステサロンの営業時間は長くても、休みが少ないわけではありません。
ご安心くださいね。
エステティシャンの休みは少なくない
日本の法律では、労働時間は週40時間までと決められており、エステサロンもこの法律に従ってエステティシャンを雇っています。
ですから、「エステティシャンだから仕事時間が多い、休みが少ない」ということはないのです。
ほとんどのサロンは週に2日を目安に休みが取れるようになっていますよ。
エステティシャンの休みは月平均6日~8日と言われていますが、「週2日休みなのに、なんで休みが月6日なの?」と疑問があるでしょう。
休みのスタイルには理由があり、多くのエステサロンでは「週休2日制」または「完全週休2日制」を採用しています。
そして、この2つにはちょっとした違いがあります。
週休2日制と完全週休2日制の違い
「完全週休2日制」は毎週2日ずつの休みが取れるというシステムですが、曜日はサロンや契約内容によって異なるのが特徴です。
また、休みの曜日が固定のサロンもあれば、毎月・毎週変わるサロンもあります。
面接の際には確認しておきましょうね。
ややこしいのは「週休2日制」です。
これは、月に1度以上、2日休みの週があるという意味になります。
ですから1週間だけ2日休みで、残りの3週間は1日だけ休みということもあるのです。
しかし、労働時間は週40時間までと労働基準法で定められており、稼働日が多ければ1日の労働時間が短くなります。
残業も時にはある
週40時間を超えた部分は残業になります。
エステティシャンは接客業ですから、お客様の予定に合わせなければなりません。
予約が集中してしまった日には残業もあるでしょう。
経験が浅いうちは研修や練習のための残業をしなければならないことも。
業務のあとの練習は疲れますが、こうやって技術を磨いていけば、キャリアアップにつながります。
とはいえ、最近では予約のシステムやシフトの改善により、残業なしのサロンも増えているのが現状です。
「残業はイヤ!」というなら、残業なしの求人を探してみましょう。
エステティシャンの休みの条件にあった求人を見つけるコツ
エステティシャンとして長く勤めるためには、自分にあったサロンを見つけることが大切です。
「エステサロンなんてどこも同じ」と思ったら大間違い!休みが取りやすいかどうかは、求人欄の情報だけではわかりませんので、ここでは見分けるコツをお教えします。
ぜひ活用してみてくださいね。
サロンの営業日時をチェックする
まずはサロンの営業日を調べましょう。
営業日以外は休みが取れるということになります。
日曜日が定休日というサロンなら、平日仕事をしている人や子どもたちと一緒に時間を過ごしたい人にぴったりです。
平日が定休日になっていて「完全週休2日制」なら、連休がとれる可能性が高まります。
休みの日には遠くへ出かけたいという人なら、平日が定休日のサロンがいいかもしれませんね。
年中無休というサロンもありますので、休み重視の人なら事前にチェックしておきましょう。
サロンの規模と従業員数を確認する
エステサロンの仕事はチームで行います。
忙しいときに自分だけ休ませてくださいというのはなかなか言いづらいものですよね。
従業員が不足しているサロンではなおさらです。
特に人手不足の小規模エステサロンでは、独身者や「ノー」と言えない控えめなエステティシャンの負担が大きくなってしまいがち。
休みがほとんど取れないという話も聞きます。
休みをしっかり取りたいなら、規模に見合った従業員がいるサロンを見つけましょう。
エステティシャンの仕事の休みってどうなってるの?
エステティシャンも労働基準法の範囲でしっかりと休みを取ることが可能です。
とはいっても、お客様相手の仕事ですから会社勤めの人とは休みの取り方が異なります。
エステティシャンとしての常識をわきまえて休みを申請すれば、嫌な顔をされることなく休みが取れますよ。
平日休みのことが多い
「休日はゆっくりエステにいってリフレッシュしようかな」と思う人はたくさんいます。
平日働いている人にとっての休日は土日です。
ですから、土日にエステを予約する人が多いということになりますよね。
予約の取れる土日にできるだけ多くのエステティシャンに働いてもらいたい、と思うのがサロン側の本音です。
なので、エステティシャンは土日働いて平日休むというサイクルが基本になります。
平日休みのメリットは多く、人気のお店は空いていますし、道路の渋滞も少ないのでロングドライブにも最適ですよ。
土日休みも不可能ではない
エステティシャンの休みが平日だけということはなく、土日に休みが取れるサロンもあります。
土日休みのサロンであればなおさら、基本平日休みのサロンでもスタッフ交代で土日に休むことも可能でしょう。
つまり、土日に休みが取れるかどうかは、サロンの考え方や就業形態次第なのです。
休みを取る理由や時期次第で土日休みがとれることも。
休みを取るときは、前もって希望を伝えておかなければいけませんよ。
エステティシャンの休みは主にシフト制
エステサロンはできるだけお客様の希望時間に施術できるよう、出勤をシフト制にして営業時間を長めにしています。
早番・遅番と出勤時間をずらしたり、出勤日を調整したりして、お客様の予約に対応できるような体制を整えているサロンがほとんどです。
休める曜日も週によって違うかもしれません。
スタッフによって事情もさまざまで、譲れるところは譲って、どうしても譲れないときは希望をきいてもらうようにすると気兼ねなく休めますよ。
エステティシャンが長期休暇を取るには
エステティシャンの仕事は体力的にもハードで、たまには長期休暇をとってのんびりリフレッシュしたいものですよね。
リフレッシュ休暇が取れれば仕事に対する意欲も湧いてくるものです。
ここでは、先輩エステティシャンたちがどうやって長期休暇をゲットしているかをご紹介します。
サロンの夏季休暇や年末年始のお休みを利用
大きなサロンで交代要員が十分にいれば、長期休暇を取ることも難しくはありません。
年末年始やゴールデンウィークなど混む時期をあえて外して申請すると、かえってありがたがられることも。
観光地も混んでいないので、長期休暇をしっかり堪能できますよ。
小・中規模サロンには、夏季休暇や年末年始にサロンを閉めるところがあります。
そんなサロンに勤めていれば、長期休暇を取ることは難しくありません。
長期休暇を取りたいなら、「長期休暇あり」のサロンを探してみてくださいね。
有給休暇も取れる
「エステティシャンも有給休暇が取れるの?」と思っている人もいるみたいです。
日本で働いている限り、エステティシャンも有給休暇が取れますよ。
ひとつの会社に6か月以上継続して働いていて、労働日の8割以上出勤しているなら年10日の有給休暇を取ることが可能です。
ただし、さぼったりせずきちんと出勤することが大前提です。
2019年の法改正で企業が有給休暇を買い取ることができなくなったので、有給休暇を使えば長期休暇が取れます。
休暇制度が充実しているサロンも!
さまざまな特別休暇制度を採用しているサロンもあります。
特別休暇には「誕生日休暇」や「リフレッシュ休暇」などがあり、サロンによってさまざまです。]
こうした休暇をうまく組み合わせて長期休暇を取れば、海外旅行だって無理せずに行けますよ。
休暇制度の充実は、スタッフのメンタルやモチベーションを重視していることの表れかもしれません。
そんなサロンに勤められれば、リフレッシュしながら長くエステティシャンを続けていけますよね。
長期休暇が取りたい人は、休暇制度が充実したサロンを選ぶのが得策です。
休みの条件に合ったエステティシャンの求人を探すなら
エステティシャンとして働くなら、休暇が取りやすく働きやすいサロンを見つけたいものですよね。
それならパスキャリをぜひご利用ください。
パスキャリは美容業界に強い就職サポートサイトです。
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「月にどれくらい休みが取れるの?」「長期休暇や有給休暇は取りやすい?」など、休みについての疑問もクリアにして面接へと進めますよ。
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