就職活動を始めるときに準備しなければならないものが履歴書です。自分の経歴や資格など記入する事柄が決まっている部分はすらすらと書けるけれど、「自己PR欄って何を書けばいいの?」と悩んでしまいますよね。
「自己PRと志望動機が似たような内容になってしまう……」ということもあるようです。
エステティシャンという仕事に対する意欲や熱意はあるけれど、それを自己PRでどう表現すればよいのかわからないという人もいるでしょう。
そこで、状況別の実例とともに自己PRの書き方についてご紹介します。自己PRについて理解を深めて作成手順を知れば、採用担当者の目に留まる自己PRが簡単に作成できますよ!
- エステティシャンの就職・転職には自己PRが重要!
- 手順に沿って自己PRを作成してみよう
- 状況別に使える!自己PRの実例集
- 自己PRを作成する際の注意点
- パスキャリなら就職・転職をトータルサポート!
エステティシャンの就職・転職には自己PRが重要!
就職や転職でエステティシャンを考えているのであれば、履歴書の自己PR欄は重要です。
履歴書にはさまざまな形式があり、自己PR欄と志望動機欄のふたつを記入するタイプのものもあります。
いざ書いてみると、どちらも似た内容になってしまい「これでいいのかな」と不安になることもあるでしょう。
自己PRと志望動機の違いをきちんと理解すれば、あなたの魅力が伝わる自己PRが書けますよ。ここで改めて、ふたつの違いを整理してみましょう。
自己PRとは?
履歴書になぜ自己PR欄があるのでしょうか。この欄は、企業に自分の個性や強み、スキルをアピールできる貴重なスペースです。
企業側も自己PR欄を見て、自分の会社に欲しい人材かどうかを判断します。
つまり、企業側が求める人材に合致した自己PRでなければ、不採用になる可能性は高くなってしまうのです。
志望動機と自己PRの違い
「志望動機欄」と「自己PR欄」があるタイプの履歴書では、それぞれの違いをきちんと理解せずに書き始めてしまうと、どちらも似た内容になったり一貫性のないものになったりしてしまいます。
志望動機とは、「自分がなぜその企業で働きたいのか」という将来に向けての熱意を伝えるものです。
自己PRでは、今まで身につけてきたスキルや強みが、企業の求める人材に当てはまることや採用後の企業側のメリットをアピールしましょう。
この違いを意識して志望動機と自己PR欄を書けば、まったく違う内容になりますよ。自己PRで自分を上手にアピールして、採用を勝ち取りましょう。
自己PRでアピールできるスキル
エステティシャンとしての経験があれば、それまで培ってきた技術力をアピールできますが、経験者はみんな同じようにアピールするものなので印象が弱くなるかもしれません。
未経験の人がエステティシャンを目指す場合、エステティシャンとしての実績はないので、「何をアピールすればいいかわからない」ということもあるでしょう。
エステティシャン経験者も未経験者も、自己PR欄には技術力以外の自分がそれまで培ってきたスキルを記入することをおすすめします。
ホスピタリティの高さやお客様への配慮、提案力や後輩の育成実績などがあれば強い武器となりますよ。
手順に沿って自己PRを作成してみよう
次は、手順に沿って実際に自己PRを作成してみましょう。
自己PRと志望動機の違いを理解し書く事柄が決まっても、「具体的にどう書けば……」と悩んでしまいますよね。
自己PRを書くことに苦手意識を持っている方もいるかもしれませんが、手順に沿って作成すれば自己PRをすらすらと書けるようになりますよ。
1.アピールする強みを決める
まずは企業にアピールする自分の強みを決めましょう。
エステティシャンの経験者であれば、これまで身につけた技術力や接客スキル・協調性などについて書けますね。
エステティシャン未経験の場合でも、自分がこれまでに身につけたスキルをエステティシャンとして働いたときに役立つかどうかという視点で選び出しアピールしましょう。
たとえ異業種での経験でも、コミュニケーション能力や育成力・マネジメント能力の高さや前向きな取り組みなどがアピールできますよ。
2.強みを裏付けるエピソードを付ける
自分が選んだ強みをアピールするためには、それを裏付ける根拠が必要です。
自分の強みをアピールできるエピソードトークを追加しましょう。
エステティシャンという職業で培った技術力をアピールするのであれば、指名数の多さやお客様から感謝してもらったエピソードが裏付けになります。
エステティシャン未経験の人であれば、部活や職場での人間関係やクライアントとの間で経験したことがありますね。
これまでの経験の中で、自分の強みを裏付けるエピソードを簡潔に加えると効果的ですよ。
3.自分の強みが与えるメリットをまとめる
経験やスキル以外にも、自分の強みが企業にどのようなメリットをもたらすのかをまとめましょう。
エステティシャン経験者であれば、「自分の技術力や接客スキルによって、リピーター獲得が可能になる」などのアピールができます。
未経験の人は、マネジメント能力や後輩の育成力といった店舗運営のメリットとなる強みをアピールすることが有効ですよ。
状況別に使える!自己PRの実例集
エステティシャンを目指している人の状況によって、自己PRの書き方も変わります。
未経験からの就職や転職、経験者として同業転職を考えている人もいますよね。
エステ業界を離れていたけれど、もう一度エステティシャンとして働こうと考えている人もいるかもしれません。
自己PRの作成例を状況別にご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
エステサロン未経験の場合のPR例
エステサロンで働いたことがない人は、コミュケーション能力の高さや協調性などをアピールしましょう。
接客業に必要な能力をアピールすることで、採用担当者の目に留まりやすくなります。
私は前職、飲食店の案内係りを担当していました。お客様を席へご案内するのに、人数や席タイプの希望によって順番が前後することがあります。 お待たせしてしまったお客様には、席に案内した際に改めてお待たせしてしまったおわびのお声かけを積極的に行いました。
お客様の顔を見て直接お声かけすることで名前を覚えていただき、「○○さんの接客が気持ちいいからまた来たよ」という言葉を幾度となくいただきました。
貴社でも、お客さまに気持ちよくお過ごしいただけるようにコミュニケーション能力を発揮していきたいと考えています。 |
前職は、百貨店で販売職をしておりました。 お客様に来店していただいた際に、スタッフの接客に好印象を持ってもらうことは、新規顧客を開拓するうえで重要だと考えています。
私は人の顔を覚えるのが得意なので、来店してくださったお客様は一度で覚え、お名前をお呼びしてごあいさつしてきました。
貴サロンでもこのように自分の特技と協調性を活かして貢献をしていきたいです。 |
職場復帰の場合のPR例
なんらかの事情でエステティシャンを退職してしまったけれど、再びエステティシャンとして働きたいという人もいますよね。
ブランク期間が発生するので、エステティシャンの経験や職業への情熱、ブランク期間に再就職のために努力していたことをアピールするといいでしょう。
前職では、7年エステティシャンとして勤めていました。1日5名のお客様を担当していたので、技術力には自信があります。
効果的な施術をおすすめするために、お客さまの心に寄り添うコミュニケーションを大事にしています。 |
出産前は6年間、エステティシャンとして働いていました。 出産を機に退職しましたが、育児中の空いた時間を使って美容情報を集め、勉強は続けています。認定エステティシャンの資格も取得しました。
まだ子どもは小さいですが、パートナーや両親の協力を得られるので、仕事への影響は最低限に抑えられます。 |
キャリアアップの場合のPR例
エステティシャンとしてのキャリアアップを目指して、ほかのエステサロンへの転職する人もいるでしょう。
キャリアアップを目指しているエステティシャンの自己PRを2例ご紹介します。
フェイシャルエステサロンで4年間勤めてきました。 勤務半年で指名数トップとなり、お客様から「あなたには安心して相談できる」と信頼を得てきたので、フェイシャルエステの技術力には自信があります。
今後はボディ系の技術も身につけ、美容に悩む方をトータルでケアできるようになりたいと考え転職を決意しました。 |
美容のトータルケアができるエステサロンでエステティシャンとなって5年、常に情熱を持って仕事に取り組んでいます。 入社当初から先輩エステティシャンにたくさんの指導を受け、さまざまなお客様に施術する機会をいただき、エステティシャンとして一人前になれたと自負しています。
今は技術力の向上とエステ業界の奥深さに興味を持ち自分を磨いていきたいと考えるようになりました。エステティシャンとしてお客様と接することも好きですが、今後は自分が学んできたことを人材育成という場面で活かしたいです。
エステティシャンとしてのスキルと仕事の楽しさを教えるリーダーとなり、貴社の人材育成に貢献いたします。 |
自己PRを作成する際の注意点
自分の強みについてわかっていれば、簡単に書けるようになるのが自己PRです。
ただし、注意点をきちんと把握しておかなければ、自己PRとしてマイナスの印象となるものを作成してしまうかもしれません。
ここでは、自己PRを作成するうえで気をつけたい点についてご紹介します。
強みはひとつに絞る
企業にアピールする強みは、ひとつに絞りましょう。
採用されたいからといって、強みをたくさん詰め込みすぎると、まとまりのない抽象的な文章になってしまい逆効果です。
強みをひとつに絞れば、裏付けとなるエピソードを盛り込んだ根拠のある文章が作成しやすくなりますよ。
強みが明瞭であれば、採用担当者の印象に残るものとなるでしょう。
自己PR作成手順をきちんと守る
自己PRを書くときには、作成の手順をしっかりと守ることが重要です。
自分をアピールする文章で裏付けとなるエピソードや企業へのメリットを伝えなければ、ただの自慢話と受け取られてしまいます。
自分の強みの根拠と企業へのメリットがわかる構成の文章となっているか、しっかりチェックしましょう。
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いざ自己PRを書こうと思っても、自分の強みを見つけられず悩んでしまうこともありますよね。
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