エステティシャンに必要な技術といえば、施術における「ハンドスキル」を思い浮かべますよね。
しかし、それ以外にもエステティシャンにはさまざまな技術が求められます。
そこで今回は、エステティシャンに必要なスキルや、技術を習得するためにできることをまとめてみました。
エステティシャンに挑戦する前に確認しておくことで、理想と現実のギャップに悩むことがなくなりますよ。
- エステティシャンの技術力とは
- エステティシャンの技術:施術
- エステティシャンの技術:カウンセリングとコミュニケーション
- エステティシャンの技術取得や向上のためにできること
- エステティシャンを目指すならパスキャリへ
エステティシャンの技術力とは
エステティシャンに必要な技術力といえば、施術に欠かせない手先の技術をイメージしますよね。
実はエステティシャンに必要なのは、施術における単なる手先の技術だけではありません。
お客様の要望や悩みにしっかりと耳を傾けたり、適した施術を提案したりというカウンセリング力も必要なんですよ。
また、お客様と信頼関係を築くためには、コミュニケーション力も欠かせません。
ただし、これらの技術は学校で勉強して身につけるものではなく、経験を積んで身につけるもの。
技術力を磨くためには働く環境も重要です!
エステティシャンの技術:施術
施術やカウンセリング・コミュニケーションと大きく分けて3つある技術力の中で、まずは施術面におけるエステティシャンの技術について紹介しましょう。
施術にはハンドエステだけでなく、専用機械を使うものもあります。
それぞれに必要となる技術の特徴や、重要性・意識すべきことなどもしっかりと押さえておきましょう。
ハンドエステの技術
エステティシャンといえば、ハンドエステの技術。
お客様に直接触れるハンドエステだからこそ重要性は高く、たとえエステティシャンであっても経験を積んでしっかりと技術を身に付けた後でないと施術には入れないことが多いんですよ。
そのため、エステサロンでの研修だけでなく、練習台として家族や友人に施術を行う人もいます。
エステティシャンは、施術をしながらお肌の状態をチェックしたり、緊張をほぐしたり手先の感覚が重要です。
中には力加減をリクエストしてくるお客様もいますよね。
見た目の結果やお客様の状態を直接コントロールするのが、ハンドエステに必要な技術です。
専用機械の技術
エステサロンによっては、脱毛や痩身などのように専用機械を使用する施術メニューを取り扱っているところもありますよね。
専用機械を操作する場合、機械に関する正しい知識や使い方、注意点などをしっかりと押さえておくことが重要です。
間違った使い方をすれば本来期待できる効果を発揮できなかったり、お客様の身体によくない影響を及ぼしたりしてしまう可能性もあるでしょう。
また、機械によっては痛みをともなうこともあるため、不快に感じていないかなどお客様の反応を気に掛ける必要もあります。
専用機械の施術では、目視による状態を読み取る力が求められるのです。
エステティシャンの技術:カウンセリングとコミュニケーション
施術にともなう技術に加えて、エステティシャンにとって欠かせないのがカウンセリング力とコミュニケーション力です。
お客様は悩みや希望をもってサロンにきますよね。
エステティシャンと意思疎通ができないと、満足のいく結果に導くことができません。
ここでは、意思疎通に欠かせない技術を紹介しましょう。
悩みを聞き出す技術
お客様に心から満足してもらうためには、カウンセリングの力が必要不可欠です。
カウンセリングでは本人が感じていることや、どうなりたいか理想像を聞き出します。
実際にお肌をチェックして、的確に悩みを見抜く力も大切。
たとえば、「肌荒れが気になるんです」というお客様がいたとします。
お肌をチェックして乾燥が目立つ状態であれば、「乾燥は気になりませんか」というと「実はそうなんです!」と返ってくることもしばしば。
このように会話のキャッチボールで、表の悩みと潜在的な悩みを引き出して適切な施術メニューを考案していきます。
一言で「肌荒れ」といっても原因はいろいろ。
見た目ではわからないことはたくさんありますよね。
そのため、悩みを聞き出す技術がエステティシャンには必要なんです。
リラックスしてもらう技術
エステサロンには、緊張しながら足を運ぶ人もいます。
身体や心が緊張したままでは疲労までも蓄積してしまい、快感とはいえないですよね。
多くのサロンでは、リラックスしてもらうためにアロマや照明・インテリアにもこだわっています。
でも、逆に静けさや個別感に緊張してしまう人もいるでしょう。
そのようなときに、エステティシャンの技術が光ります。
リラックスしてもらうためには笑顔でアイコンタクトを取ったり、相槌を打ったりして共感を示すのが効果的。
また、声のトーンやスピードを意識することも大切です。
このようにコミュニケーションで、リラックスしてもらう技術もエステティシャンには欠かせません。
信頼してもらう技術
お客様に満足してもらうためには、信頼してもらうことが重要です。
悩みを引き出すときも、リラックスしてもらうときも信頼がなければできないですよね。
お客様の「美しくなりたい」という気持ちに向き合う姿勢がまず大きな信頼につながります。
エステティシャンにふさわしい清潔感のある身だしなみで「美のお手本」となり、言葉遣いや立ち振る舞いで丁寧に接することが第一歩です。
また、コミュニケーションは表情や声のトーンなどさまざまな要素で成り立つため、細かなところまで配慮しなくてはなりません。
お客様に満足してもらうためにも、信頼関係を築く技術は大切です。
信頼してもらう技術があれば、リピーターから指名を受けたり、ホームケア商品を売ったりと、サロン経営に貢献できるようにもなりますよ。
エステティシャンの技術取得や向上のためにできること
技術職であるエステティシャンには、さまざまな技術が必要です。
「技術を取得したい」「技術を磨きたい」という人もいるでしょう。
ここでは、エステティシャンに必要な心得や、技術を取得する方法・スキルアップの方法を紹介します。
技術がなくて不安になっている未経験の人は要チェック!
エステティシャンの心得を忘れない
エステティシャンとして成功するには、モチベーションを維持する必要がありますよね。
モチベーションを高めるのに効果的なのが、エステティシャンとしての心得を忘れないことです。
「お客様を喜ばせたい」「きれいになってもらいたい」など、エステティシャンを目指したときの初心を常に意識するといいですよ。
日々お客様と向き合う中でホスピタリティ精神が芽生えれば、自ずと技術を磨くようになります。
エステティシャンのそういう向上心は、信頼関係にもつながるんですよ。
資格を取る勉強をする
エステティシャンとして確かな技術を身に付けてキャリアップしたい人もいるでしょう。
そのような場合は、資格を取得するのがおすすめです。
資格を取得するとより専門的に細かくアドバイスができるようになるので、信頼性がアップします。
エステティシャンの資格にはボディやフェイスなど細かく勉強することができ、中には海外でも活躍できる資格も。
アロマやリフレクソロジーなど身体に関係する資格や、メイクや栄養学、簿記なども役立ちますよ。
研修に参加してスキルアップする
エステティシャンに必要な技術を磨くためには、研修や講習会に参加するのもおすすめですよ。
サロン独自の研修だったり、元エステティシャンによる講習会だったり広く開催されています。
中にはコンテストに参加できるものもあり、自分のスキルを確認する機会としても活用できます。
コンテストという具体的な目標ができれば、練習や勉強もより一層励めるかもしれませんよね。
結果だけでなく、練習や勉強をした過程が将来につながりますよ。
さまざまな経験を積みながら、スキルアップを目指す姿勢が大切です。
エステティシャンに必要な知識は職場でも身に付く
エステティシャンには、美容師のような国家資格は必要ありません。
そのため、未経験でもエステティシャンになれるのが魅力です。
サロン独自の教育システムや研修プログラムを通して基礎を学び、経験を積んで技術を磨いていきます。
お客様ひとりひとり悩みが違ければ、接し方も変える必要がありますよね。
また、先輩方からのアドバイスももらえるので、職場でも十分にスキルアップが可能です。
また、エステティシャンの資格には実務経験が必要です。
それだけ、経験から身に付けた技術を重要視されているんですよ。
エステティシャンを目指すならパスキャリへ
「技術職で長く働きたい」「人をきれいにするお手伝いをしたい」という想いから、エステティシャンへの転職を目指す人もいます。
エステティシャンは、未経験で技術がない人でも働きながら実践を積めるのが魅力な職業です。
そのため、全く別の業種から転職する人も少なくありません。
パスキャリでは、女性の正社員転職をサポートしています。
「エステティシャンとしての経験がないから不安……」という人も、キャリアアドバイザーが適切な職場を選ぶので安心してくださいね。
パスキャリ会員に登録後は、セミナーに参加することもできますし、就活に成功するノウハウやアプローチする企業に合わせた面接のコツを伝授します。
「今すぐの転職は考えていない……」という人も歓迎していますので、エステティシャンを目指したい人はぜひパスキャリへ登録してくださいね。