エステティシャンの仕事といえば、「ノルマが厳しそう……」「ノルマを達成できないと続けられなさそう……」など、ノルマに関してのネガティブなイメージがあるかもしれません。
しかし、ノルマがあることにはメリットもあるんです。
そこで今回は、エステティシャンのノルマについて詳しく紹介します。
エステの仕事を楽しく続けるためにも、ノルマのメリット・デメリットを確認しておくことが大切ですよ。
ノルマが嫌なら「ノルマなし」のサロンを選ぶのもひとつ。
ノルマへの不安を解消して、エステティシャンへの転職を成功させましょう!
- エステティシャンのノルマとは
- エステティシャンのノルマのメリットとデメリット
- ノルマなしのエステもある
- エステティシャンの仕事を探すならパスキャリへ
エステティシャンのノルマとは
エステティシャンが抱えるノルマは、大きく分けて2つ。
ここでは、施術以外のホームケア用の商品を販売する「物品ノルマ」と、お客様に契約の延長をすすめたり、新しいコースの契約をすすめたりする「契約ノルマ」について、それぞれの特徴などを紹介しましょう。
物品ノルマ
物販ノルマとは、エステの施術後に自宅で使用するためのホームケア商品を販売するノルマのことです。
エステティシャンとしての仕事も覚え、担当のお客様が増えると物品ノルマが課せられるようになります。
フェイスエステを受けたお客様には自宅用の洗顔クリーム、脱毛後には保湿ケア商品をすすめる営業です。
施術に直接関係する商品であれば、アフターケアに必要なものとして販売しやすいですよね。
しかし、美容飲料や化粧品などプラスの効果を期待するものに関しては、高い営業スキルが求められます。
契約ノルマ
契約ノルマとはその名のとおり、お客様との契約に関するノルマです。
契約ノルマでは、目的の施術を終えたあとも継続してお客様に通ってもらえるように働きかけたり、新たなプランの契約をすすめしたりします。
施術内容によっては大きな利益が出やすい契約ノルマは、物品ノルマに比べると高めの報酬を設定しているサロンが多いようですよ。
多くの顧客を抱えるエステティシャンであれば、ひとりひとりが契約を1か月ずつ延ばしてくれるだけでノルマを達成することも可能でしょう。
ただし、途中で契約をキャンセルするお客様がいたり継続しないことを選択したりした場合には、ノルマの達成は難しくなってしまいます。
エステティシャンのノルマのメリットとデメリット
エステティシャンのノルマについて、今度はメリットとデメリットを紹介しましょう。
精神的プレッシャーを感じるつらさがある一方、収入面ややりがいといったメリットにもつながるようです。
とはいえ、ノルマを達成できない場合どうなるのでしょうか。
合わせて、エステティシャンが努力していることについても見ていきましょう。
ノルマのメリット
ノルマというと、「厳しい」「つらい」「ストレス」などの声を多く聞きますよね。
でも、実際にはノルマがあることでメリットにつながることもあるんです。
特に完全歩合制のエステサロンの場合には、ノルマを達成することで給料が大幅にアップすることも期待できます。
そのため、エステティシャンの中には、あえてノルマを設けているサロンで働く人もいるほど。
ノルマには、収入面でのメリットだけでなく「目標」と捉えるポジティブな考えもあります。
常に具体的な目標であるノルマがあることでモチベーションを維持し、仕事のやりがいにつなげることが可能といいます。
ノルマのデメリット
ノルマにはメリットもある一方、やはり精神的負担や疲労がデメリットですよね。
具体的にどういうノルマを設定しているかは、エステサロンによって異なります。
エステティシャンのノルマは1か月単位で設定するのが一般的ですが、サロンの中には1日単位でノルマを設定するところもあります。
毎日ノルマと向い合うには相当の精神力が必要です。
また、営業はやり方しだいでは「勧誘」「押し売り」になってしまいますよね。
せっかく獲得した固定客を逃してしまう要因になってしまう恐怖から、営業ノルマに抵抗がある人も少なくありません。
ノルマが達成できないとどうなる?
「ノルマが達成できないとどうなるのか気になる……」という人もいるでしょう。
基本的には、成果報酬が減るだけで直接解雇への評価につながるわけではありません。
中には完全歩合を起用するサロンもありますが、基本給にノルマ達成のインセンティブをボーナスとしてつけるところがほとんど。
ノルマが達成できなくても基本給は下がりません。
ただし、サロン側もビジネスとして営業していることを理解しましょう。
スタッフが積極的にノルマに励むよう、棒グラフや数字を掲示して競争力をあおるサロンもあります。
ノルマ達成のためにできること
「ノルマを達成できなかったらどうしよう……」と悩む前に、ノルマをクリアするためにどうすればいいのかを考えましょう。
エステティシャンにとって大切なことは、お客様を満足させること。
そこに必要なのは、信頼関係です。
ファンが増えればノルマは怖くありません。
まず、人を美しくする仕事であるエステティシャンだからこそ、美のお手本となるよう自分を磨きましょう。
清潔感のある身だしなみやナチュラルなメイク、崩れにくいヘアスタイルなど、細かなところにまで気を配ります。
また、施術のスキルアップに努めることはもちろんですが、カウンセリングの技術も大切です。
お客様の悩みを改善するためには、お客様が何を望んでいるのかを把握しなければなりません。
提供するものと求めるものが一致していれば、お客様は満足してくれます。
お客様としっかり向き合って接客を心掛けることが、ノルマ達成にもつながりますよ。
ノルマなしのエステもある
エステサロンの中にはノルマを設けていない場合もあるため、ノルマを避けたい場合にはノルマなしのところを探すのがおすすめですよ。
ただし、ノルマなしのエステにはメリットだけでなく、デメリットもあるためどちらが向いているのかしっかりと自身で見極めたうえで決めましょう。
ノルマなしのエステのメリット
ノルマを設けていないエステサロンでは、人間関係におけるさまざまなリスクを抑えやすいといったメリットがあります。
ノルマがあれば顧客の取り合いなどが起こることもあり、人間関係に亀裂が入ってしまうことも懸念されますよね。
指名制ではなく、エステティシャンたちが均等に顧客対応をするシステムで人間関係を良好に保つサロンもあります。
エステティシャンごとのノルマではなく、スタッフ全員が同じ目標に向かって努力できることから、絆が強まるとメリットにもつながるようですよ。
ノルマなしのエステのデメリット
ノルマを取り入れていないエステサロンでは、ノルマを設けているサロンよりも客単価が低い傾向にあります。
そのため、よりも多くのお客様を呼び込む必要が出てくるため、エステティシャン1人が対応する顧客数も多くなります。
精神的な負担が少なくなる反面、肉体的労力が増えてしまうのがデメリットです。
エステティシャンの仕事を探すならパスキャリへ
ノルマの有無それぞれにメリット・デメリットがあります。
どちらが向いているのかは、人によって異なるでしょう。
そのため、「ノルマがないエステサロンで働きたい」という人もいれば、「ノルマを達成するやりがいを感じながら毎日を過ごしたい」という人もいます。
女性の正社員転職をサポートするパスキャリなら、ノルマのありなしで仕事を選べますよ。
また「どういう環境が自分に合っているのかわからない……」と、悩んだ場合にもエステティシャン経験者が適切な職場を提案します。
履歴書の書き方などもマンツーマンで丁寧にサポートするパスキャリなら、初めての転職ときにもおすすめ。
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