美容部員はお客様にメイクを施しますが、その最中に美容部員のメイクはチェックされているんですよ。
「美肌で上品」「笑顔が素敵」といったイメージを、美容部員に持っている人も少なくありません。
美容部員らしさを崩さないためには、どのようなメイクを心がけているのか気になりますよね。
そこで今回は、美容部員らしいメイク術と押さえておきたいポイントを紹介します。
美肌をつくるベースメイクやポイントメイクを知っていれば、美容部員の面接でも好印象になれるかもしれませんよ。
- いつでも美肌!美容部員のベースメイクのつくり方
- 美容部員はメイクが濃い?ブランドごとの特徴
- 美容部員の目元メイクはどこまでOK?
- 美容部員メイクの重要ポイント
- 美容部員はメイク以外の身だしなみも大切!
- メイク下手の初心者でも美容部員になれる?
- 美容部員のメイクや面接対策はパスキャリにお任せ!
いつでも美肌!美容部員のベースメイクのつくり方
汗をかいたり油が浮いてきたりと、メイクを1日中きれいに保つのは大変。
ここからは、美容部員なら実践している、美肌に見せるベースメイクについて紹介します。
基本の美肌メイク術
まずは、美容部員として働くのであればマスターしておきたい基本の美肌メイク術を確認しましょう。
ベースメイクのつくり方は以下を参考にしてくださいね。
1.化粧下地を塗る
化粧下地を顔全体にうすく塗ります。
皮脂の分泌が多いTゾーンは少し厚めに。
シミや赤み、ニキビ後が気になる場合は、コンシーラーで色味を馴染ませましょう。
仕上げにスポンジを使って肌に密着させます。
余分な油分を吸着してくれる役割もあるのでおすすめですよ。
2.ファンデーションを塗る
ファンデーションはカバー力の高いクッションタイプが◎叩きながら内側から外側に向かって塗ります。
厚塗りにならないよう注意しましょう。
3.ハイライトを入れる
立体的に仕上げるためにハイライトを入れます。
小顔効果と合わせてツヤ肌を演出できますよ。
4.フェイスパウダーで仕上げる
最後にフェイスパウダーを使うことで、厚塗り感のないサラッと自然な美肌に仕上がりますよ。
化粧崩れ防止やテカリ防止にも効果的。
化粧崩れを防ぐコツ
接客中に化粧崩れしてしまっては、キレイな美容部員のイメージが崩れてしまいますよね。
化粧崩れを防ぐにはいくつかコツがあります。
・朝の洗顔は洗顔料を使う
化粧崩れにも大きく関係するお肌の汚れは、メイクの前にしっかりオフしましょう。
水で洗顔するだけでは皮脂などの汚れは落ちづらいので、泡立ちがよく、汚れをしっかり落としてくれる洗顔料を使うのが効果的。ぬるま湯で毛穴を開いてから洗いましょう。
・しっかりスキンケアする
洗顔後は毛穴が開いているので、しっかり引き締めて保湿をしましょう。
保湿をしておかないと余計に皮脂が分泌されるので、化粧崩れの原因になりますよ。
ただし、油分が多すぎる乳液やクリームはメイクの妨げになることもあるので、さっぱりと仕上がる化粧品がおすすめです。
・肌の乾燥を守るミストを化粧直しに使う
お肌が乾燥するとバリア機能が働いて皮脂が過剰に分泌されます。
顔がテカリやすい人は乾燥が原因かもしれません。
ミスト化粧水をメイクの上から馴染ませるのがおすすめ。
店頭はエアコンが効いていることも多いため、乾燥しがちです。
持参して休み時間に一振りするのもいいでしょう。
美容部員が教えるメイク直し
実際に美容部員がしているメイク直しの方法を紹介しましょう。
「メイクが濃くなるのを避けたい」「お肌の負担が気になる」という人は、一度メイクオフしてしてからメイクし直すといいでしょう。
・化粧下地(オイルフリーに限る)で汚れや皮脂を拭き取る
化粧崩れを起こしやすいTゾーンと目の下の三角ゾーンに、オイルフリーの化粧下地をのせていきましょう。
それをスポンジで伸ばしながら、皮脂や汚れを拭き取ります。
化粧下地はオイルフリー・UVカット・保湿力があるもの・無着色のものがおすすめです。
目線が集まるところだけケアすることで厚塗り感が避けられます。
・パウダーファンデーションを重ね塗りする
顔全体にファンデーションを塗って仕上げます。
パウダーの粒子は小さいものを選べばキレイにメイク直しできます。
忙しい美容部員が休憩時間にサッとメイク直しするには重宝するアイテムですよ。
美容部員はメイクが濃い?ブランドごとの特徴
「美容部員はいつもメイクがしっかりしている」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
実は、ブランドによって美容部員のメイクの濃さは違います。
ここからは、ブランドごとの傾向をチェックしてみましょう。
メイクが濃いのは外国ブランド
世界的に有名な「シャネル」や「イヴ・サンローラン」などもそうですが、濃くインパクトのあるメイクはだいたい外国ブランドが多い傾向です。
ただし、派手なだけでなく上品さを取り入れるのを忘れないのが外国ブランドのよい部分でもあるでしょう。
「美容部員のメイク=濃い」とイメージする人は、外国ブランドの印象が強いのかもしれません。
外国ブランド風メイクのコツを以下にまとめました。
・立体感のあるメイクに仕上げる
欧米人のように彫りの深さを強調した見た目に仕上げるため、立体感を意識することが大切です。
影とハイライトでメリハリをつけることで、欧米人風に仕上げることが可能です。
・アイメイクはハッキリと
印象に残りやすいアイメイクは、控えめではなくハッキリとつくるのがポイント。
入れるカラーも印象的かどうかを意識しながら選ぶといいでしょう。
日本メーカーのメイクはうす目
外国ブランドとは異なり、日本メーカーはインパクトよりも清潔感を優先したメイクが求められます。
日本メーカーに向いているメイクのコツを以下にまとめました。
・ナチュラルメイクが基本
清潔感を最大限に引き出せるのがナチュラルメイクです。
自分らしさを残しつつ、しっかりカバーされたきれいな肌に仕上げるよう心がけましょう。
・入れるカラーは控えめなもの
ナチュラルが基本なので、ポイントカラーは色味が強くなく控えめなものを選びましょう。
チークやリップは、健康的なピンク。アイメイクはブラウン系がおすすめ。
ときに自社製品の新商品や人気カラーを取り入れると、お客様にアピールできていいですよ。
ナチュラルブランドは素肌感が大事
「オルビス」や「ゲラン」などのナチュラルブランドも、最近では人気が高まっています。
ナチュラルブランドに求められるメイクは、素肌感を全面的に出すこと。
主張するような色味を避け素朴なイメージを大切にするのがポイントです。
以下のようなコツを押さえておきましょう。
・スキンケアに時間をかける
素肌感あるメイクにするには、ベースとなるスキンケアに時間をかけましょう。
汚れをしっかり落とすことでスッピンでも明るいトーンになります。
化粧水で保湿し、乳液やクリームで水分を閉じ込めれば、ぷるぷるうる肌に。スッピン美肌になればフェイスパウダーだけでも、十分キレイです。
・健康的に見えるか
飾らないメイクだからこそ、健康的に見えるかどうかも重要です。
ファンデーションの厚塗りを避けるには、おでこや輪郭部分は薄くするのがポイント。
チークやリップは、自然な血色を感じさせるような入れ方を心がけましょう。
メイクアップブランドは攻めメイク
「メイクアップフォーエバー」や「アンプリチュード」といったメイクアップブランドは、ポイントメイクをしっかりするような特徴があります。
派手になりすぎて、清潔感を失ってしまわないように注意しましょう。
メイクするときのコツには以下のようなものがあります。
・下まぶたにコンシーラーを入れて透明感を出す
透明感のある目元を演出するのも、メイクアップブランドではカギになってきます。
ラメ入りのピンクやブルー系の明るいコンシーラーを選んで、目元の華やかさをプラスしましょう。
・トレンドカラーを取り入れる
奇抜なカラーを思い切って取り入れるのも◎爽やかな印象を与えるターコイズブルーや、ラベンダーカラーを目元に取り入れるのもおすすめです。
美容部員の目元メイクはどこまでOK?
目元メイクの程度は、ブランドによって異なります。
自社製品以外での目元メイクをNGにしているブランドもあります。
美容部員は接客がメインの仕事のひとつであるため、途中で濃い目元メイクが崩れてしまってはキレイなイメージを崩してしまいますよね。
なかには、アイメイクに力を入れているブランドもあるようです。
その場合は、つけまつげや目力あるメイクでも問題ないでしょう。
いずれにしても、つけまつげや目元メイクをしたい場合は、面接時などに確認しておくと安心ですよ。
美容部員メイクの重要ポイント
来店するお客様は美容部員のメイクを見ています。
自社製品を使ってきれいにメイクしないと、お客様の見本になれません。
ここからは、美容部員メイクの重要ポイントを紹介しましょう。
自社製品を使うこと
ブランドの化粧品をお客様におすすめするからには、美容部員が自社製品を使っていないと話になりません。
実際に自分で使ってみて、お客様にどこがおすすめできるのかリサーチすることが自社製品の売り上げにつながります。
接客を受けるお客様も、きれいにメイクした美容部員から「この化粧下地も自社製品のものですよ。」といわれたほうが購買意欲も上がるでしょう。
「こんなにキレイになれるの!」とお客様が自社製品に興味を持ってくれれば、長期的に使ってもらえることにもつながりますよね。
美容部員のメイクはブランドの顔
美容部員のメイクは、お客様に自社ブランドをPRするようなものだと考えましょう。
そのため、個人の好みばかりを取り入れたメイクは必要ありません。
いかに、ブランドイメージをお客様に伝えられるメイクをするかが重要です。
お客様から、「私もあんな風になりたい」と思ってもらえるメイクを心がけましょうね。
美容部員はメイク以外の身だしなみも大切!
メイクさえきちんとしていれば問題ないわけではありません。
メイクを担当する美容部員の爪が伸びていたり、髪がボサボサだったりすると嫌な気持ちになりますよね。
ここからは、美容部員のメイク以外の身だしなみのポイントを紹介します。
爪の先までキレイでいよう
指先の手入れはきちんとしましょう。
面接を受けるときから手入れしておくと好印象ですよ。
爪の先は丸くカットして清潔に整えます。
メイクをするときにお客様の顔に触れる機会もありますので、お肌を傷つけない長さにしておくことも大事です。
ブランドのイメージによっては、ネイルOKの企業も。
その場合は、カラーは落ち着いた印象のベージュやピンクがおすすめです。
派手なカラーやゴージャスなデザインは避けましょう。
ラメがたくさん入っていたり、長さが目立つ爪にしていたりすると清潔な指先を保てません。
自分で気が付きにくい口臭にも注意
お客様にメイクする機会もある美容部員。
距離が近いとつい気になってしまうのが口臭です。
身だしなみをきちんと整えてキレイな美容部員でも、「口がクサイ……」ということもあるようです。
お客様を不快な気持ちにさせないためにも、口臭には気を付けましょう。
「私、クサイかも……」と思ったら、口臭ケアを始めるのがおすすめです。
デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯磨きだけでは取り除きにくい汚れを取ります。
ドラッグストアでも購入できますよ。
ほかにも、舌ブラシで舌の汚れを取るのも効果的です。
メイク下手の初心者でも美容部員になれる?
「美容部員はメイクが上手くないと厳しそう……」と思っているでしょうが、そんなことはありません。
入社後の研修でしっかりメイクテクニックを習得できますよ。
なかには、メイクテストを採用試験として実施する場合もあるので応募条件を確認しておきましょう。
メイクテクニックは研修で学べる
入社して間もないころは、メイクが下手でも問題ありません。
研修が充実している職場を選びましょう。
一般的には、入社後に1か月前後かけて美容部員に必要なテクニックを学びます。
美容部員には、接客マナーからメイクアップまで幅広い知識が必要で、ブランドによっては独自のマニュアルもあるからです。
メイクテストがあるブランドも
ブランドによっては採用試験の一環としてメイクテストを実施しているところも。
メイクテストの実施方法は、ブランドによって異なります。
面接日と別日に実施する場合もあれば、同一日に実施する場合もあるようです。
あるブランドが実施したメイクテストの例を以下の表にまとめてみました。
メイクテストがあるブランドに応募する予定がある人は参考にしてくださいね。
テスト内容 | 求められること |
---|---|
提示されたお題に沿ったメイクをする | ・受験生同士でペアになる ・話しかけられながらメイクをする ・相手と会話しながらメイクをする |
美容部員として店頭に立っても、問題なく業務をこなせるかを判断するテスト内容になっていますね。
普段から、友人や家族に協力してもらって練習しておくといいでしょう。
美容部員のメイクや面接対策はパスキャリにお任せ!
美容部員はブランドの顔として店頭で接客をしたり、お客様にメイクしたりします。
ブランドイメージに沿ったメイクをしつつ、美しさを保つのは簡単なことではありません。
まずは、美容部員向けのメイクのコツやポイントを身に付けることが大切です。
「応募を考えていたブランド、メイクテストがある。どうしよう……」と不安になっているかもしれません。
パスキャリであれば、元美容部員のキャリア・アドバイザーが在籍しているため安心です。
美容部員の仕事に関する気になるポイントから面接対策まで、直接相談できます。
メイクテクニックに自信がなくても心配ありませんよ。
美容業界に精通したキャリア・アドバイザーが、未経験から美容部員を目指せる求人をあなたと一緒に見つけてくれます。
美容部員として働きたい人は、ぜひパスキャリへご登録ください。