「美容部員の仕事には専門的な知識が必要そう」「美容部員ってハードルが高そう……」というイメージを持っている人もいるでしょう。
求人を見かけても応募を断念してしまっていませんか?
実は、専門知識や実務経験がなくても美容部員を目指せるんですよ。
未経験で美容部員になる方法を知っていれば、就職・転職する際の選択肢も広がりますよね。
そこで今回は、未経験から美容部員として働く方法を紹介します。
採用試験のときに参考になる例文も載せておきますので、チェックしてくださいね。
- 美容部員になりたい!未経験でもOK?
- 美容部員になりたい人が憧れの職に就く方法
- 美容部員の雇用形態や特徴は?
- 美容部員になりたい人が知っておきたい5つのコト
- コスメが好きなだけじゃダメ?魅力的な志望動機
- 美容部員になりたいならパスキャリが近道!
美容部員になりたい!未経験でもOK?
キレイで上品、そのうえメイクにも詳しい!美容部員は雲の上の存在と感じている人もいるでしょう。
しかし、美容部員になるには学歴や経験はそれほど重視されません。
ここでは、未経験でも美容部員として働けるのかどうか詳しく紹介しましょう。
学歴は重要じゃない
美容部員には、学力よりも「センス」が必要です。
一部学歴を求められることがありますが、大手メーカーの求人に多い傾向です。
そのため、高卒でも異業種からの転職でも美容部員になれますよ。
未経験者を歓迎してくれる企業は多く、どこも研修でしっかり美容部員として育てくれます。
資格が無くても応募できる
美容部員には、「この資格を持っていないとダメ」という資格はありません。
それよりも、やる気や前向きに働く姿勢があるかを採用の基準としているメーカーやブランドがほとんどです。
華やかに見えて実際の仕事はハードなこともあり、離職率が高いのが美容部員の特徴。
やる気をアピールすることが採用に繋がりますよ。
美容業界や接客経験者は歓迎される
美容部員への転職を考えている人はまず、自分にはどのようなスキルがあるのか考えてみましょう。
美容部員として歓迎されやすい仕事の経験は以下のとおりです。
・美容業界(美容師、エステティシャンなど)
・販売・サービス業
・営業職
美容部員の仕事は、お客様と接する時間が勤務時間の大半を占めます。
そのため、普段から人と接することに慣れている人は有利でしょう。
また、コミュニケーション能力が高く気配りができる人は歓迎されますよ。
技術は採用後にしっかり指導してもらえる
未経験で入社しても、メイクアップに関する知識やスキルは研修で獲得できることがほとんどでしょう。
メーカーやブランドによって異なりますが、1か月程度かけて接客マナーからメイクアップに関する内容まで、幅広く研修で指導を受けられます。
入社後に研修があると未経験の人でも安心ですね。
美容部員になりたい人が憧れの職に就く方法
華やかなイメージを持たれやすい美容部員、実は未経験から目指す人も多い仕事です。
ここからは、未経験で美容部員になるにはどのような方法があるのか確認しましょう。
未経験OKの募集を探す
未経験から美容部員になるにためには「未経験OK」の条件を提示している募集を探すのがいいでしょう。
未経験OKということは、研修期間をしっかり設けている証拠。
研修期間も給料はきちんと支払われますが、研修中は額が異なる場合もありますので条件を確認しておきましょう。
1か月程度の研修を終えたら、店頭で働く日々があなたを待っていますよ!
美容に関する資格を取っておく
未経験で採用率を上げるには、美容に関する資格を取っておくのもいいでしょう。
ここでは学校に長期間通わなくても取得できる資格を紹介します。
資格取得を考えている人は参考にしてくださいね。
・コスメマイスター
多くの美容部員が取得する資格のひとつ。
化粧品に関する知識を身に付けたいなら取得しておいて損はない資格です。
薬機法や関連法規についても詳しく学べます。
一般社団法人「日本コスメティック協会」が認定する資格です。
・日本化粧品検定(コスメ検定)
化粧品をお客様に提案する美容部員であれば、持っておきたい資格でしょう。
化粧品の基礎知識から専門知識まで学べます。
お客様に化粧品の使い方を説明したり、ニーズに合った化粧品を提案したりするときも自信を持てますよ。
・メイクアップアドバイザー検定
お客様にメイクアップする機会も多い美容部員は、この資格を持っておくと有利です。
スキンケアについての知識も学べるため、採用後は即戦力として働きやすいでしょう。
JMA日本メイクアップ技術検定協会が認定する資格です。
美容関係に強い転職エージェントに相談する
「就職・転職するのが初めてで不安……」「何としても美容部員になりたい!」そんな人は美容関係に強い転職エージェントを利用することをおすすめします。
求職者が主体となる転職サイトとは異なり、転職エージェントは専任のスタッフがあなたの就職・転職をサポートしてくれますよ。
希望ブランドやメーカー、譲れない条件など美容部員として働くうえで大切にしたいことがあれば転職エージェントに伝えましょう。
希望に沿った求人の提案、採用に向けた対策などが受けられますよ。
美容部員の雇用形態や特徴は?
ひと言で美容部員といっても、雇用形態や勤務先などはさまざま。
正社員・契約社員・アルバイトなどライフスタイルにあった働き方が可能です。
また、勤務先によって仕事内容にも違いがあります。
自分が希望する美容部員とは何か、考えながら確認してみましょう。
化粧品メーカーに採用された美容部員
キャリアアップを視野に入れて美容部員として働けるのが化粧品メーカーの強み。
まずは、美容部員として経験を積まなければいけません。
売上実績やコンテストなどを通じて店長やチーフになれば、店舗運営側に回れる可能性も。
給料はインセンティブがある場合も珍しくありません。
ファンが多いブランドの場合は、時期に関係なく忙しいようです。
お客様が多い分、美容部員として必要な「接客する力」だけでなく、「売り上げにつなげる力」も身に付けられる点がメリットといえるでしょう。
ただし、定時退社が難しい日もあります。また、トラブルに遭遇する機会も多いといわれています。
デパートに採用された美容部員
デパートでは、デパートの運営会社に採用してもらい、その後テナント配属されます。
そのため、募集条件はデパートと化粧品メーカー両社の内容です。
ただし、福利厚生や待遇はデパートの規約に沿って得ることができます。
採用後は、デパートの企業研修を受けるのがデパートの美容部員の特徴。
その後、テナントごとで美容部員として必要な研修に進みます。
研修を受けられるため未経験でも安心ですが、店長やチーフは化粧品メーカーのスタッフのため、デパート雇用契約のままではキャリアップが狙えないのが難点でしょう。
薬局などに採用された美容部員
薬局では、化粧品に限らず万能性が求められるのが特徴です。
販売する商品は薬や日用品・食品まで幅広いため、仕事内容もほかの美容部員とは大きく異なります。
レジ打ちから発注業務まで、美容部員の枠にとらわれずにあらゆる業務を任される環境はいい経験になるでしょう。
一部の薬局では、専属スタッフとして美容部員を採用することもあるようです。
専用のカンターでカウンセリングを行い、おすすめ商品を販売します。
化粧品ブランドやメーカーのような華やかさはありませんが、多様なメーカーの商品を扱えるので知識が豊富になりますよ。
主にアルバイトや・パートのような短時間勤務の求人が多い傾向です。
美容部員として働く派遣社員
デパートや薬局などで働くスタッフに欠員が出た場合に配属されるのが派遣社員の特徴。
派遣社員として働く場合は派遣会社と契約関係にあるので、言いにくい休みのことなどは派遣会社に相談すれば調節してもらえます。
働きづらいと思ったら移動できるのがメリットですよ。
ただし、逆に長く勤務したいと思っても契約期間が決まっているので、同じ職場で働き続けることは難しいでしょう。
新たらしい正社員が配属されて契約終了となることも。
「仕事に慣れてきた」「人間関係が築けてきた」など、関係なく職場を後にすることになります。
美容部員として働く派遣社員は、同じ場所では経験を積みにくいのがデメリットです。
美容部員になりたい人が知っておきたい5つのコト
美容部員は接客や販売がメインとなることから、身につけるべきスキルが多くあります。
憧れだけでは美容部員の仕事を続けられないでしょう。
ここからは、美容部員を目指す前に知っておくといいことを5つ紹介します。
1:美容部員の仕事内容
化粧品ブランドやデパートの店頭には、1日にたくさんのお客様が来店しますが、時間帯や曜日によって客層が異なります。
そのため、さまざまなタイプのお客様に合わせた接客技術が必要不可欠。
メイクやスキンケアを体験してもらい、デモンストレーションすることは販売促進に効果的。
ブランドによっては販売ノルマもあるので、お客様の心を動かす工夫が美容部員に求められます。
接客以外にも、顧客管理・商品管理・店舗管理など多岐にわたるのが美容部員の仕事ですよ。
2:美容部員のお金事情
美容部員の給与は、雇用形態(正社員や契約社員、アルバイトなど)によってバラつきがあります。
また、固定給なのか歩合制なのかによっても異なってくるでしょう。
東京で正社員として未経験で働く場合、給与の平均は20万円前後です。
販売ノルマがある歩合制は、高額収入になることもあるようですよ。
3:美容部員の勤務時間やお休み
シフト制で平日勤務が基本の美容部員。
ファンが多いブランドやメーカー勤務や、クリスマスなどギフトシーズンの定時退社は難しいこともあるようです。
土日や祝日、長期連休はお客様の来店数も増えるため忙しく、希望日に休みを取りにくいのが現実。
でも、平日休みは混雑を避けてリラックスできるのでお得感もありますよ。
4:美容部員のメイクや髪型
美容部員のメイクはお客様の興味をひくことができるので、自社製品を使って販売につなげます。
ただし、ブランドやメーカーによって、美容部員に求めるメイクはさまざま。
海外ブランドだと日本人には派手なメイクだったり、ナチュラル系だとスッピンのようなメイクだったり、そのブランドイメージに合わせたメイクに仕上げるのが基本です。
また、美容部員はお客様の「美のお手本」とならなくてはなりません。
清潔感を大事にした身だしなみが好感度◎いくら美意識が高くても、自己主張のし過ぎはよくありません。
5:美容部員の仕事の大変さ
美容部員の仕事は立ち仕事が多いため、足がむくんでしまったり、腰を痛めてしまったりする人もいます。
さらに、常にお客様から見られる存在である美容部員は、メイク・髪・指先まで手を抜くことができません。
さらに、シーズンごとに新商品が出てくるので、情報を覚えるのも大変な作業です。
コスメが好きなだけじゃダメ?魅力的な志望動機
美容部員として希望する勤務先へ応募する場合、面接官にあなたの情熱をアピールする必要があります。
志望理由が「コスメが好きだから」だけでは、たくさんの応募者のなかに埋もれてしまうでしょう。
ここからは、魅力的な志望動機には何が必要か紹介します。
その会社やブランドに惹かれる理由を伝える
「なぜうちじゃないとダメなのか」これを面接官は知りたいという想定で、志望動機を考えましょう。
あなたが伝えたい内容を伝わりやすくするには、エピソードを交えるのがおすすめですよ。
内容はできるだけ具体的にし、面接官がイメージできるように工夫します。
たとえば、自分が利用者として来店したときに、印象的だった美容部員のエピソードでもいいでしょう。
そのブランドの化粧品を愛用して以来、お肌の調子がよくなったので人にもすすめたいという気持ちを伝えるのもひとつの方法ですよ。
美容部員になりたい理由の例文
志望動機が採用・不採用のカギを握るわけではありませんが、それなりに影響力がある部分でしょう。
美容部員になりたい理由の例文を2つ紹介します。
志望動機に悩んだら参考にしてみてください。
私は肌荒れがひどく、コンプレックスを抱えていました。 そんなとき、担当いただいた美容部員さんの対応が素晴らしく今でも心に残っています。 私が肌荒れで悩んでいることを伝えると、悩みを解消するにはどの商品がおすすめで、どんなケアをすればいいのかを丁寧に説明してもらえました。 それが、「美容部員になりたい!」という気持ちが強くなったきっかけです。 |
姉が貴社の化粧品を愛用しており、「使うだけで肌ツヤ変わるよ」といわれ使ってみたのが貴社との出会いです。 いつも「疲れて見える」といわれていたのですが、使い始めてからは「最近なんか元気になったね!」といわれることが増えました。 貴社の製品は肌に優しい成分を配合し、デリケートな肌の人も安心して使えるのが魅力です。 お客様に寄り添った製品づくりを大切にする貴社は共感できる点が多いため、さらによさを広めることに貢献したく、美容部員として活躍できればと考えております。 |
美容部員になりたいならパスキャリが近道!
美容部員は、未経験でも働けます。
華やかなイメージとは裏腹に、ハードな一面もある美容部員の仕事。勤務先によって仕事内容にも違いがあります。
しかし、お客様の悩みを聞き、解決に導く点は勤務先に関係なく共通する点ですよ。
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