求人に応募すると、職務経歴書の提出を求められることがあります。
職務経歴書の書き方を教えるサイトはたくさんありますが、希望する職種によって書き方が違うって知っていましたか?
美容部員には美容部員に特化した書き方のポイントがあります。
そこで今回は、美容部員の職務経歴書を作成する際のポイントを紹介します。
採用担当者の目線でお話しますので、美容部員としての素質や能力がしっかり伝わる職務経歴書が書けるようになりますよ。
今までの経験が光る職務経歴書を作って、新しい仕事をゲットしてくださいね。
- 美容部員の転職にも重要な「職務経歴書」とは?
- 美容部員の職務経歴書はシンプルでOK
- 美容部員の職務経歴書には何を書く?
- 職務経歴に必ず記載したいこと
- 美容部員だからこそアピールしたいポイント
- 美容部員の職務経歴書の記入例
- 美容部員に転職するなら「パスキャリ」がおすすめ!
美容部員の転職にも重要な「職務経歴書」とは?
一般的に、求人に応募すると履歴書と一緒に「職務経歴書」を提出するように言われることがあります。
それは美容部員でも同じですが、文字だけを見ると何だか難しい書類のように感じるかもしれませんね。
では、実際にはどんなものなのか説明しましょう。
職務経歴書は人材を見極める資料
職務経歴書は、今まで働いてきた中で培った技術や経験をアピールする書類です。
学歴や職歴といった項目からは見えない、自分の実力や可能性を伝えられます。
求人先が職務経歴書の提出を求めるのは、即戦力となる人なのか、または素質があって長く続けられる人なのかの「判断材料のひとつ」にしたいからです。
そのため、面接では職務経歴書を中心に質問されることがよくあります。
職務経歴書と履歴書の違い
履歴書は自分のプロフィールを大まかに知らせる書類です。
基本フォーマットは統一されていますので、求人先が変わっても志望動機以外は使い回しができます。
一方、職務経歴書は単に、「どんな仕事をしてきたか」を知らせる書類ではありません。
「どんなことができるのか」「どんな実績があるのか」という自分の魅力を伝えるツールです。
基本フォーマットはなく、求人先のニーズ合わせて作成します。
その会社にとって「使える」人材であることをアピールするということですね。
美容部員の職務経歴書はシンプルでOK
職務経歴書は、履歴書のように専用の用紙に書き込む決まりはありません。
求人先が求める内容に合わせ、1から手作りするものです。
その過程は美容部員でも同じですが、美容部員業界ならではのコツというものがあります。
どんな内容なのか、美容部員の求人に通用する職務経歴書の書き方を紹介しましょう。
A4用紙1枚~2枚にまとめる
通常、職務経歴書はできるだけたくさん書き、さまざまな可能性をアピールするものですが、美容部員の求人ではちょっと違います。
美容部員の求人に提出する職務経歴書は、美容部員に必要なスキルや素質にしぼって記入しましょう。
ボリュームはA4用紙1枚程度、多くても2枚といったところです。
そんな枚数で大丈夫?……と思うかもしれませんが、かえってアピールポイントが伝わりやすくなります。
箇条書きで読みやすくする
職務経歴書は、要点がすぐに分かるようなスタイルで書きます。
長々とした文章にするのではなく、「いつ」「どこで」「どのように」「どれくらい」といったポイントを箇条書きにしましょう。
大切なのは、採用担当者が知りたいポイントを分かりやすく整理することです。
職歴が美容部員でない場合も、「シンプルな分かりやすさ」を心がけて書くと覚えてもらいやすくなるでしょう。
美容部員の職務経歴書には何を書く?
美容部員の職務経歴書にはどんなことを書けばいいのか、項目ごとに説明します。
項目自体は美容部員に特化したものではありませんが、書き方にはちょっとコツが。
ポイントは、「シンプルで分かりやすい!」です。ひとつひとつ確認していきましょう。
日付と名前
どんな書類にも名前と日付を書きますよね。
名前はともかく、日付とは書類の作成日を書けばいいのか、面接の予定日を書けばいいのか、迷ってしまうこともあるでしょう。
答えはずばり、「提出する日」です!
提出する日とは、「面接時に持参するように」との指示なら「面接日」、郵便やメールで送付するようにという指示なら「送付する日」となります。
職務要約
職務要約では、今までの職歴を簡単にまとめます。
とはいえ、必須ではありません。
前職も美容部員である場合や、初めての転職である場合には、省いてもOKなこともあります。
書き順としては、履歴書のフォーマットと関連させ、時系列で説明します。
採用担当者が読みやすいよう、100文字程度で簡潔にまとめるといいですよ。
職務経歴
職務経歴では、過去に経験した職業を詳しく説明します。
順番は時系列でも、アピールしたい順でもかまいません。
たとえば、美容部員から他業種へ転職した過去があるものの、やっぱり美容部員に返り咲きたい!という人なら、美容部員として働いていたときの経歴を最初にもってくるといいですよ。
記載が求められる項目は、「企業名」「就業した期間」「業務内容」「実績」の4項目。
企業名や入退職の年月日に間違いがないよう、よく調べて正確に書きましょう。
保有資格
保有資格の項目は、もっている資格や免許・スキルなどを記載します。
パソコン関連や語学系の資格など、たくさんある場合は美容部員として働く上で役立つ資格にしぼった方がいいですよ。
美容部員として役立つ資格には、日本化粧品検定や日本メイクアップ技術検定があります。
また、コミュニケーションスキルや営業に役立つ資格もアピールポイントです。
自己PR
自己PRは、美容部員に向いていると思ってもらえるような自分の素質・実力をアピールする項目です。
前職で心がけていたことや、今後取り組みたいことなど、具体的に書けば印象に残ります。
ただし!長すぎる自己PRはNGです。
削るのが苦手という人は、未来の展望よりも過去の実績に重点を置いてアピールするのがおすすめ。
ボリュームは3行~4行くらいだと読みやすいでしょう。
職務経歴に必ず記載したいこと
職務経歴書の書き方には正式な決まりがないため、どんな項目をどのように書くかは本人の自由です。
ですが、面接官には「絶対に知りたい項目」があります。
そこを外してしまうとマズいので、ここでは、職務経歴書に必ず書いておくべき3つの項目を紹介します。
社名
面接官がまず知りたいのは、あなたが「どんな会社で」「どのくらい働いたか」です。
職務経歴は勤めた会社ごとに分けて記載しますが、頭には社名を書きます。
前株なのか後株なのかも確認し、(株)のように省略せず、正式名称で記載しましょう。
入退職の期間は、年だけでなく月まで書きます。
短期間での転職を繰り返している人の場合、体力的にハードな美容部員が務まるのか不安がられる恐れもありますが……ほかのアピールポイントで挽回しましょう!
担当していた業務
その会社で実際にどのような仕事をしていたのか、分かりやすく記載します。
箇条書きでかまいません。
やってきた業務を細かく分けて、幅の広さをアピールするのがコツです。
エステティシャンを例に考えてみましょう。
「ボディエステの施術」だけでなく「カウンセリング」「オリジナル化粧品の販売」「在庫管理」なども行っていたかもしれません。
「クレーム処理」や「顧客管理」をしていませんでしたか?
立派な経歴ですので、遠慮せずに思いつく業務をすべて書きましょう。
配属先
配属先も大切な情報です。
ここを見れば、あなたがどんな働き方をしていたのかをイメージできます。
「本店」や「○○支店」のほか、駅ビルや大型ショッピングモールなど、施設名も記載しましょう。
勤務する場所によって、仕事の規模や環境・客層を予測することができます。
接客業なら、ざっくりでいいので1日の来店者数も書いておくといいですよ。
美容部員だからこそアピールしたいポイント
すでに美容部員としての経歴をもっているのであれば、即戦力として期待されます。
期待に応えられる人材であることをしっかりアピールして、新しい仕事をゲットしましょう。
面接のたたき台になる職務経歴書で、美容部員としての素質をどのようにアピールすればいいのか、詳しく説明します。
販売実績
販売実績は、美容部員としての立派な職務実績です。
売り上げにつながる魅力や秘訣をもっている人なので、どの会社も「欲しい人材」となります。
具体的な数字を挙げて示せれば、それだけ説得力が増します。
「○○年度売り上げ目標○○%達成」「全国〇位」「リピート率○○%」といった書き方をすると伝わりやすいでしょう。
メイクに関するスキル
美容部員にメイクアップスキルは欠かせません。
自分自身のメイクとお客様に行うメイクで、商品の魅力を印象付けなければならないからです。
職務経歴書では、メイクアップに関する高いスキルがあることと、常に新しいメイクスタイルを取り入れる姿勢があることを伝えしましょう。
メイクアップスキルに関する検定や、資格があるとかなり強いアピールになります。
タッチアップが売り上げにつながった経験に触れるのもいい方法でしょう。
接客・カウンセリングスキル
接客技術や、コミュニケーション能力が高いこともアピールしたいポイントです。
美容部員は、会話をしながらお客様の購買意欲を高め、販売につなげます。
お客様に信頼される語り口やお客様の悩みを引き出す能力に長けた人は、おのずと販売も伸びていくものです。
接客において心がけていることや、得意とする商品提案方法などを伝えましょう。
具体的なエピソードに触れるのも効果的ですよ。
美容部員の職務経歴書の記入例
では、美容部員としての経歴をもつ〇山A子さんを例に、職務経歴書を作成してみましょう。
A子さんは美容部員として5年働いた後、出産のために退職。
ご両親に子どもを見てもらえる環境になったため、再び美容部員として活躍したいと思っている女性です。
勉強熱心でお客様に信頼されてきた実績がアピールポイントです。
資格が多い点に勉強熱心な姿勢が表れています。
お客様のリピート率や販売実績は数値を使って示していますので、書き方を参考にしてみてくださいね。
職務経歴書 2020年9月9日現在 <職務要約> <職務経歴> 株式会社PASSEND(2014年4月~2019年3月) 【事業内容】オリジナル化粧品(スキンケア・メイクアップ)の製造・販売 【販売実績】 【資格・スキル】 【自己PR】 |
美容部員に転職するなら「パスキャリ」がおすすめ!
美容部員の求人で提出する職務経歴書は、一般的な職務経歴書よりもシンプルです。
長々とした文章ではなく、箇条書きなど分かりやすく記入していきます。
美容部員としての素質があることをアピールするのが一番のポイントです。
とはいえ、美容部員としての経験がない人は何をアピールすればいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
そこでおすすめなのが「パスキャリ」です。
パスキャリは、美容業界に強い転職エージェント。
職務経歴書の書き方から面接での受け答えまで、美容部員業界に特化してアドバイスします。
また、美容部員の求人が多いため、経験があってもなくても自分にぴったりの就職先を見つけられます。
美容部員としての道筋を作ってくれる「パスキャリ」をぜひご利用ください。