「私この仕事向いていないかも……」と悩んでいませんか?
美容部員はノルマがあったり、歩合制で指名数によって収入が変わったりなど、評価と隣り合わせの部分がありますよね。
売り上げがないと仕事へのモチベーションも上がらない……と悩んでいる人も少なくありません。
そのような人は、接客スキルを見直してみると突破口になるかも!
そこで今回は、接客術を紹介します。
売り上げにつながらない人は、やってはいけない接客をしている可能性もあります。
売れる美容部員の技術と合わせて、NG例も確認してみてくださいね。
- 美容部員はマルチな接客業!
- 美容部員の接客で必要なスキル
- 明日からマネしよう!売れる美容部員の特徴
- こんな美容部員の接客はNG!
- こんな人は美容部員に向いている
- パスキャリなら接客業や美容部員が未経験でも安心!
美容部員はマルチな接客業!
「お客様との関りが深い仕事」それが美容部員です。
美容部員の仕事内容は、お客様へのカウンセリング・商品販売・実演・タッチアップ・商品の陳列など、仕事は山のようにあります。
そのため、1人で何役もこなせるマルチスキルが必要です。
接客業でありながらも、店舗で働いているときは自社商品の広告塔のような役割が大きくなります。
状況に応じて必要なサービスを提供できれば、立派なプロの美容部員です。
「他の業務の途中でもお客様が来店したら接客する」といった、臨機応変な接客対応も求められます。
美容部員の接客で必要なスキル
お客様にいい印象を与えるためには、接客スキルが必要です。
リピート客を獲得するためにも、必要なスキルを再確認することをおすすめします。
あなたに足りないスキルがあれば、積極的に取り入れてみてくださいね。
好感が持てる笑顔・声のトーン
笑顔でお客様に接することは重要です。
笑顔にもいろいろありますが、お客様が不快になるような作り笑顔はNG!優しい笑顔を心がけましょう。
また、声のトーンも大切です。
お客様が来店したときは、明るいトーンで「いらっしゃいませ」と挨拶します。
お客様と話すときは、挨拶よりもトーンを抑えた声で会話をしましょう。
「お肌の悩みはあまり人には知られたくない」というお客様もなかにはいます。
お客様がストレスを感じないよう、話す内容やシーンに合わせて声のトーンを調節しましょう。
お客様に適した話し方
お客様の中には、気さくに話かけて欲しい人もいれば、一定の距離を保ちたい人もいます。
一瞬で判断するのは至難の業ですが、お客様を観察しながら、お客様に適した接客を心がけましょう。
話すときは、早口だと一方的で威圧的。
大きい声も驚いてしまいますが、ボソボソとした話し方も不快感を与えてしまいます。
間を取りなら、穏やかに話すのがポイントですよ。
身だしなみ
お客様は美容部員の肌ツヤや容姿を確認しています。
自社商品の広告塔の役割を果たすためにも、身だしなみには気を遣いましょう。
正しいスキンケア、ブランドの雰囲気に合ったメイク、清潔感のあるヘアスタイルや服装を心がけてくださいね。
派手なメイクやシワのある洋服はNGです。
商品・美容知識
自社商品はもちろん、他社商品にも目を向けて知識を取り入れましょう。
お客様の悩みに寄り添える商品を提案するためにも、商品知識は必要です。
新商品が出ればいち早く試すことも、新鮮な情報をお客様に提供する上で重要。
美容知識も日ごろからアンテナを張って積極的に取り入れることで、お客様と話すときの引き出しにもなりますよ。
明日からマネしよう!売れる美容部員の特徴
スキルアップするには、売れる美容部員の特徴を知ることが大切です。
ここからは、売れる美容部員の特徴を紹介します。
「これいいかも!」と思ったら、接客技術としてどんどん取り入れてくださいね。
お客様のメイクをよく観察している
「お客様がより美しくなるには何ができるか」を売れる美容部員は考えています。
お客様のメイクを観察し、褒めるポイントと改善ポイントを探しているわけですね。
両方のポイントが見つかれば、自社商品を使用して改善できることが提案でき、商品の購入につなげられます。
お客様に提案するときは改善ポイントばかりを伝えるのではなく、褒めるポイントにもウェイトをかけるといいでしょう。
お客様の行動をよく観察している
売れる美容部員は、ベストタイミングを狙ってお客様に声をかけています。
どのような商品に興味があるのかを、お客様の行動を観察して分析するのもポイントです。
自分から話すのが苦手だったり、何を聞いたらいいのか分からなかったりとお客様のタイプもさまざま。
お客様が何を考えて商品を手にしているのか想像して、軽く声をかけてあげましょう。
お客様の中にはきっかけを待っている人もいるんですよ。
お客様にわかりやすいよう説明している
「自分で商品を使っているのがイメージできるか」も商品購入につながります。
そのため、売れる美容部員は、お客様にわかりやすく説明するよう意識しています。
商品の概要をダラダラと説明するだけでは、お客様も商品の特徴を理解できませんよね。
商品のポイントを簡単にまとめて、使用感をイメージできるよう伝えるのがおすすめです。
たとえば、化粧下地を案内しているとします。
毎日どれくらいの量を使用するのがベストなのかイメージしてもらうためには、「お米1粒を手に取ってもらって、優しく肌に塗ってください」と具体的に説明しましょう。
お客様の気持ちに共感している
「お客様が何に悩んでいるか」も、売れる美容部員はお見通しです。
商品を手に取って悩んでいるお客様を見たら、自然に声をかけることができてしまいます。
「どれが自分にぴったりなのか、種類がたくさんありすぎて悩んでしまいますよね」とお客様の悩みや不安を汲み取って共感できるわけです。
悩みはお客様によってさまざまですが、多くは価格・質感・効果・カラー・香りでしょう。
お客様と会話をするなかで、何に悩んでいるかわかることもあります。
無理のないコミュニケーションをとりながら、お客様の悩みに共感する姿勢を大切にしましょう。
お客様が不快にならない距離感でいる
売れる美容部員は、プレッシャーを感じないくらいの距離感を保ちながら会話をしています。
気さくに話したい人でも、砕けすぎた態度はお客様が不快になってしまうこともあるでしょう。
そのため、リピートや指名をいただいたお客様であっても、丁寧な接客を忘れてはいけません。
会話をするなかで、「またこのお店に行こう」と思ってもらうには、近すぎる距離感は適切ではない可能性も。
お客様のなかには、初めて来店する人もいるでしょう。
馴れ馴れしい接客は、礼儀のないブランドとしてイメージダウンにつながってしまいますよ。
お客様に沿った提案ができている
「お客様の生活に取り入れやすい商品を提案する」ことも、売れる美容部員の特徴です。
たとえば、新たにリップを購入したいお客様が来店しているのに、チークばかり勧めてもお客様は商品に興味を示さないでしょう。
リップを探しているお客様には希望のカラーやトレンドをお伝えしたり、新商品を紹介したりと適切な提案をする必要があります。
お客様の希望に沿った提案ができれば、商品購入にもつながりますよね。
また、「この人は私のことをわかってくれている」とお客様から信頼を獲得でき、次回から指名されたり、リピートしてもらえたりするかもしれません。
体験させて成果を見せることができる
購入しようか迷っている商品を使用して、積極的にタッチアップするのも売れる美容部員ならではの特徴です。
いいなと思った商品でも、テクスチャー・効果・発色・香りなどが分からなければ購入に踏み込めないお客様は意外とたくさんいます。
タッチアップは、お客様に商品を使用する体験をさせてワクワク感を持たせるのが狙いです。
「こんなに変わるなら買おう!」「思ったより自分に似合う」と、ワクワク感を成果として見せることがお客様の購買意欲を高めるきっかけになりますよ。
自分磨きに手を抜かない
「美を維持する」これが売れる美容部員の特徴です。
常に適切なスキンケアやメイクをし、清潔感のあるヘアスタイルや服装を維持しています。
美を保つことは簡単なことではありません。
だけれど、続けることでお客様の信頼を獲得できたり、「美容部員である」というモチベーションを維持しやすくなったりします。
努力が仕事に直結すると考えれば、自分磨きも楽しみながらできるかもしれませんね。
こんな美容部員の接客はNG!
ノルマ達成に気を取られるあまり、美容部員としてNGの接客をしてしまう人もいます。
売り上げを優先するあまり、お客様よりも商品販売に力を入れてしまっては空回りするだけです。
ここからは、美容部員の接客でNGなものをお伝えします。
過度な営業
お客様が興味を示しているものは無視して、自分が売りたいものを押し売りするスタイルはNGです。
しつこく同じ商品を勧めると、お客様は購買意欲をなくしてしまいます。
「この人ノルマのために必死なのね」と思われてしまうことも……。
お客様の悩みを一緒に解決するというスタンスで接客することを忘れてはいけません。
ネガティブなアドバイス
「そんなスキンケアではダメです」とお客様のスタイルを否定するのはNGです。
ネガティブなアドバイスをすると、お客様自身が否定されている気分になってしまいます。
また、自社商品や他社商品どちらもネガティブな部分をさらけ出すのは避けましょう。
仮にあまり良くないスキンケアをしているようであっても、ポジティブに言葉を選んで伝えることでお客様も不快にならずに済みますよ。
「こちらの商品の方がお客様のお肌にふさわしいですよ」と、逆提案型で切り替えを促しましょう。
態度が変わる
購買意欲がある、ないで接客態度を変えるのはNGです。
「あのお客様は何か買う気かも」と判断してしつこく押し売りする、あるいは「商品を見にきただけ」といったお客様に対して対応しないというような接客も避けましょう。
接客の基本に戻り、どのお客様にも態度を変えずに接客することが大切です。
お客様を優先しない
商品の陳列や会計処理など他の業務の途中にお客様が来店しても、忙しさを理由にお客様を接客しないのはNG。
どんなに忙しくてもお客様を優先することが大切です。
お客様は美容部員に接客してほしいのに接客してもらえなかったり、急いでいるのに長く留めさせたりすると不快にさせてしまう可能性がありますよ。
こんな人は美容部員に向いている
「果たして自分は美容部員に向いているのか」と悩んでいる人もいるかもしれませんね。
ここからは、どのような人が美容部員に向いているのかお伝えしましょう。
あなたに当てはまるかどうか、ひとつずつ確認してみてください!
人と話すのが好きな人
「とにかく人が好き」という人は美容部員を含め、接客業に向いています。
友達付き合いが良かったり、人見知りせず気さくに話ができたりする人は天職かもしれません!
逆に、人と話すのにストレスを感じやすい人は不向きな仕事だといえます。
おしゃれが好きな人
「見た目にこだわりたい」というおしゃれな人は、美容部員に向いているでしょう。
商品の広告塔になる美容部員は常にお客様から見られているため、美意識が求められます。
自分磨きにストレスを感じず、おしゃれが楽しめる人であれば、美容部員の仕事も楽しく取り組めるでしょう。
接客業で働いたことがある人
飲食店でアルバイトした経験があったり、営業職で顧客と折衝経験があったりする人は美容部員の仕事も抵抗なく始めやすいかもしれません。
どちらもお客様をもてなす仕事やコミュニケーションが売り上げにつながるため、美容部員として働く場合もスムーズに適応できるでしょう。
パスキャリなら接客業や美容部員が未経験でも安心!
売れる美容部員になるためには、お客様のことを第一に考えた言動をとる必要があります。
ノルマ達成を意識するあまりお客様がいつの間にか脇役になってしまわないよう、売れる美容部員の特徴を取り入れながら接客スキルを身につけていくといいでしょう。
パスキャリでは、接客業や美容関係の求人を多く取り扱っています。
未経験から美容部員として働きたい人に向けて、就職・転職できるサポートも充実しているためおすすめです。
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