「美容部員として働いているけれど、今の給料には満足できない」という人もいるかもしれません。
「美容部員の一般的な給料と比べると自分の給料はどうなんだろうか?」と疑問に思うこともあるでしょう。
そこでこの記事では、気になる美容部員の給料について紹介します。
年齢や役職・ブランドによる手取り金額を詳しくチェックしていきましょう。
「美容部員の手取りの実態を詳しく知りたい!」と思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
転職を検討している人は、今回紹介する金額を目安に求人チェックするといいですよ。
- 美容部員の給料の手取りってどのくらい?
- 年齢や役職による美容部員の手取り平均
- 有名ブランド美容部員の初任給の手取り
- 美容部員の手取りで高いのはどっち?
- 美容部員には基本給以外のメリットも!
- 手取り20万円以上の美容部員を目指す方法
- 美容部員の手取りUPを目指すならパスキャリへ!
美容部員の給料の手取りってどのくらい?
「美容部員の給料って実際のところどの程度なの?」と、疑問に思っている人もいるかもしれません。
給料は、「どこのブランドで働くか」「どのショップに配属されるのか」によって異なるものです。
ここでは平均的な手取り月収・ボーナス・年収についてチェックしていきましょう。
手取り月収の平均
美容部員の平均給料は24万5,000円程度です。
通常、額面の75%程度が手取り年収の目安になるため、ここから計算すると約18万円になります。
ただし、あくまでもこの数値は平均なので、ブランドや店舗によって異なるでしょう。
転職を検討している人は、額面で24万5,000円をひとつの目安として求人情報をチェックするのがおすすめですよ。
手取りボーナスの平均
ボーナスの手取り金額もチェックしていきましょう。
美容部員の平均給料である24万5,000円から年収を計算すると、294万円になります。
美容部員の平均年収は400万円前後といわれているので、差額の約100万円がボーナスとして支給されると考えられるでしょう。
手取りボーナスはこの金額の75%になるため、計算すると約75万円になります。
手取り年収の平均
美容部員の平均年収はおおむね300万円~400万円とされています。
この場合も、額面の75%が手取り金額になると考えて計算すると、225万円~300万円になるでしょう。
「給料が安いのでは?」と感じたら、自身の年収を計算してこの範囲内に入っているかを確認することをおすすめします。
年齢や役職による美容部員の手取り平均
美容部員の給料は、年齢や役職によっても異なるものです。
そこで、年齢別・役職別の手取り金額をチェックしていきましょう。
紹介する手取りは平均ですが、転職時の参考として役立てられます。
年齢別の手取り平均
年齢 | 税込年収 | 手取り年収 |
20代前半 | 約240万円 | 約180万円 |
20代後半 | 約380万円 | 約285万円 |
30代前半 | 約400万円 | 約300万円 |
30代後半 | 約450万円 | 約340万円 |
40代前半 | 約500万円 | 約375万円 |
40代後半 | 約520万円 | 約390万円 |
50代前半 | 約570万円 | 約430万円 |
50代後半 | 約570万円 | 約430万円 |
60代前半 | 約360万円 | 約270万円 |
年齢別に手取りの平均をチェックすると上記の通りです。
美容部員として働いている人が多い20代~30代を例にすると、180万円~350万円程度が目安といえるでしょう。
継続的に働く場合、徐々に手取り金額が上がっていく傾向があります。
役職別の手取り平均
年齢 | 役職 | 税込年収 | 手取り年収 |
30代前半 | なし | 約400万円 | 約300万円 |
30代前半 | 店長 | 約450万円~500万円 | 約340万円~375万円 |
店長などの役職に就くとそのぶん給料は上がり、それに伴って手取り年収も増えるものです。
役職がない場合と店長に就任した場合を比較すると、上記のようになります。
役職がない場合に比べて1.1倍~1.25倍になることがわりますね。
手取りを増やしたいと思っている人は、積極的に役職を狙ってみるのがおすすめですよ。
ぜひ、キャリアプランの参考にしてみてくださいね。
有名ブランド美容部員の初任給の手取り
新卒で美容部員に就職しようと考えている場合、初任給がどの程度なのか気になるでしょう。
そこで、人気が高い有名ブランドの初任給や手当、その他の待遇について見ていきましょう。
Diorの美容部員の手取り
Diorの美容部員として働く場合、初任給は大学院卒・大学卒で約17万円です。
ここには、配属店手当と呼ばれる手当(1万6,000円)が含まれています。
これに加えて、変動給として2万円が設定されているのも特徴です。
ボーナスは年2回支給されるため、年収は240万円~300万円程度になります。
ここから手取りを計算すると、180万円~225万円です。
ほかにも残業手当や資格手当など各種手当も用意されているので、実際の勤務時間や取得した資格の内容によって年収が変動するでしょう。
資生堂の美容部員の手取り
資生堂も幅広い世代から人気が高いブランドです。
新卒で資生堂に入社する場合、初任給は大卒で約17万円、短大卒・専門卒で約16万5,000円と提示されています。
2019年の実績によると、大卒の場合で年収は約360万円になっています。
ここには残業手当が含まれていないため、時間外勤務がどれだけ発生するかによって年収に差がでることに注意しましょう。
手取り年収を計算すると、約270万円程度になります。
資生堂の場合、賞与が年3回支給されるのが特徴です。
ほかにも地域手当や通勤手当・年末年始手当などの各種手当が充実しています。
休日の日数も比較的多く、勤務条件が比較的いいのも資生堂で働くメリットですよ。
コーセーの美容部員の手取り
コーセーで働く場合、初任給として大卒・大学院卒で約19万円~21万円を提示しています。
短大卒や専門卒の場合は約18万5,000円~20万円です。
ボーナスが年2回支給されるため、年収は約300万円前後になるでしょう。
手取り年収を計算すると、約225万円です。
ここに時間外労働手当や養育手当などが加算されるため、勤務状況によってさらに手取り年収が増えます。
年間休日は120日程度なので、休日が少なくて困るということはありません。
ただし、原則土曜・日曜・祝日は勤務日になるという条件になっているので、あらかじめ注意しましょう。
DHCの美容部員の手取り
DHCの初任給は24万円です。
DHCでは固定残業代制度を導入しているため、残業が発生していない場合でも10時間相当の残業手当である2万円が追加で支給されます。
もちろん、超過した分は追加で支給されるので安心できるでしょう。
実質26万円/月になり、ここから年収を計算すると約310万円です。
手取りは約230万円と考えておくといいでしょう。
ボーナスは年2回支給されますよ。
年間休日として120日が確保されているだけでなく、年1回は6日間の連続休暇を取れるのが特徴です。
勤務条件の面でも安心して働ける環境が整っているといえるでしょう。
ほかにも、等級手当・深夜手当・通勤手当などの一般的な手当はきちんと整備されています。
美容部員の手取りで高いのはどっち?
一言で「美容部員」といっても、働くブランドや契約形態はさまざまです。
「どのような働き方をすれば手取りが高くなるのだろうか」と、疑問に思っている人もいるかもしれません。
納得して働くためにも、働き方と手取りの関係をあらかじめチェックしておきましょう。
正社員vs契約社員
美容部員の契約形態は、正社員(地域限定型正社員を含む)と契約社員が一般的です。
正社員は月給制が多く、契約社員は日給制や時給制が多いのが特徴でしょう。
しかし、2020年に法令によって「同一労働同一賃金」が定められたため、勤務内容と勤務時間が同じであればあまり差は出ないようになっています。
契約形態によって業務内容に差があればこの限りではなく、業務内容が複雑なほうが高くなる傾向です。
より手取りが多いところに就職したいと考えている人は、応募前にきちんと計算することが重要でしょう。
(参考: 『厚生労働省|働き方改革 特設サイト』)
国内ブランドvs海外ブランド
美容部員の転職先には国内ブランドだけでなく、海外ブランドも多数存在しています。
両者を比べると、国内ブランドの美容部員には正社員が多く、海外ブランドの美容部員には契約社員が多いのが特徴です。
ブランドによって手取りは大きく異なるため、国内ブランドと海外ブランドでどちらの年収が高いかは一概にいうことはできません。
おおよその手取りを見ると、販売業務以外の雑務が多い国内ブランドの方が高くなる傾向があるようです。
百貨店vsドラッグストア
美容部員は百貨店やドラッグストアなど、コスメアイテムを販売しているさまざまなショップで働きます。
コスメメーカーの美容部員として採用された場合は、配属先によって手取りが変わることはほとんどありません。
百貨店とドラッグストアで働く場合を比較すると、百貨店の美容部員の方が高くなる傾向にあります。
美容部員には基本給以外のメリットも!
美容部員は給料面以外のメリットも多い職業です。
コスメ好きにとってはうれしいポイントも多いので、長く働き続けることを考えている人はぜひチェックしておきましょう。
これらのメリットはどのブランドにも存在するものではなく、ブランドによって異なるためそれぞれの特徴について知っておくことをおすすめします。
女性に嬉しい各種手当てがある
美容部員には女性が多いため育児手当や各種休暇制度など、女性にうれしい手当が充実しているメーカーが多いのが特徴です。
子どもの看護休暇制度など、家族を最優先に考えたい人にとって見逃せない制度を導入している企業も増えてきています。
転居を伴う勤務地の変更がないことも多く、比較的働きやすい環境が整っている職業ですよ。
一生役立つスキルが手に入る
「未経験者歓迎」と書かれた求人も多く、美容業界未経験でも挑戦しやすいのが美容部員です。
知識がなくても一から仕事を教えてもらえる研修制度が整っているところも多く、働きやすい環境といえるでしょう。
美容部員として働いていると、商品知識や接客技術・ヒューマンスキルなどを磨けます。
これらのスキルは転職や再就職にも役立つので、まさに一生モノ。
美容業界を生涯の職業にしたいと考えている人だけでなく、さらなるキャリアアップを考えている人にとっても見逃せません。
商品割引や支給があってお財布に優しい
美容部員として働く人に対して、自社商品を割引価格で購入できる制度を導入しているメーカーもあります。
働いているブランドだけでなく、同じメーカーの他ブランドの商品が割引されることも多いため、さまざまなコスメを試しやすいのが魅力です。
コスメに興味があるものの、コストの面で難しく感じている人にとっては見逃せない制度ですよ。
手取り20万円以上の美容部員を目指す方法
「せっかく転職するなら今より手取り金額を増やしたい」と思うでしょう。
転職するからにはさらなるキャリアアップを目指したいものですね。
ここでは、美容部員として働く際にチェックしておきたいポイントを見ておきましょう。
転職でキャリアアップ
もっと手取りを増やしたいと考えている場合は、転職を検討するのも選択肢のひとつ。
転職する際は、「今のブランドより手取り金額が増えるか」をきちんとチェックして応募先を選ぶことをおすすめします。
これまで美容部員として働いた経験を活かし、さらなるキャリアアップを目指せば手取りを大きく増やせるかもしれませんよ。
資格を取る
ブランドによっては資格手当を支給しているところもあります。
手取りを増やせるだけでなく、美容や接客に関してさらに深い知識を身につけられるというメリットも見逃せません。
今働いているブランドが資格手当を支給していないなら、取得した資格を活かして手取りを増すために、ほかのブランドに転職する方法もあります。
研修やセミナーに参加する
研修やセミナーに参加して新たな知識や技術を習得するのも、手取りを増やすために役立知ますよ。
初めての人は、まず無料のセミナーを受けてみるのもいいでしょう。
有料セミナーでも、自分のキャリアアップに役立つものであれば受講する価値があります。
知識や技術を習得しておけば、手取りを増やすための転職を検討する場合にも強力な武器になりますよ。
美容部員の手取りUPを目指すならパスキャリへ!
美容部員の給料は、「どこのブランドで働くか」によって大きく異なるものです。
今の手取りに不満がありもっと増やしたいと考えているなら、より好条件のブランドへの転職を検討してみてはいかがでしょうか。
「美容部員として築いたキャリアを活かしたい」「できるだけ好条件のブランドに転職したい」と考えている人は、美容業界に強いパスキャリをご検討ください。
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求人が多ければ選択の幅も広がるので、転職を成功させたいと考えているなら見逃せません。
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