「美容部員になりたいけど、カウンセリングするのが難しそう」「カウンセリングのコツってあるのだろうか?」と考えている人はいませんか?
化粧品やスキンケア用のアイテムは人によって適切な商品が異なります。
美容部員がお客様の悩みや希望を理解してその人に合った提案ができるのは、優れたカウンセリングのスキルを学んだからです。
この記事では、美容部員を目指す人に知っておいてほしい接客の流れやカウンセリングのコツを紹介します。
あらかじめチェックしておけば、美容部員になったときの仕事内容をイメージしやすくなるでしょう。
これらの情報は転職するときにも役立ちますよ!
- カウンセリングが重要!美容部員の接客の流れ
- 美容部員のカウンセリングで大切なこととは?
- 美容部員の仕事はカウンセリングやタッチアップだけじゃない!
- 美容部員になるにはどうすればいい?
- 美容部員をしっかり理解して就活するなら「パスキャリ」
カウンセリングが重要!美容部員の接客の流れ
固定ファンのいるカリスマ美容部員ともなると、カウンセリングのタイミングも内容もとても洗練されていて素敵ですよね。
上手なカウンセリングは接客の流れの中で自然に行われます。
カウンセリングを含む美容部員の接客がどのようなものなのか、全体的な流れを理解しておきましょう。
お客様への声かけ
美容部員はお客様のことを本当によく観察しています。
お客様が来店したらすぐに声をかければいいというものでもないんですよ。
洋服の買い物のときにも「店員さんに話しかけれるのは苦手」という人は多いものです。
これは化粧品でも同じ。
「何かお探しですか?」とストレートに質問したくなるかもしれませんが、ベテランの美容部員はこういう声のかけ方はしないそうです。
店内でのお客様の行動を細かく観察し、「何に興味があるのか」「どんな悩みを抱えていそうなのか」を判断しましょう。
その上で「いつ話しかければよいか」を予測することが大切です。
お客様が求めているタイミングで声かけができれば、悩みを打ち明けやすい自然な距離感を作れるでしょう。
カウンセリング
お客様に声かけができたなら、次の段階としてより具体的なヒアリングに移ります。
会話を通じてお客様の悩みや要望をくみ取れることもあるでしょう。
お客様に関する情報が増えるにつれて、どのようなアイテムを紹介すればいいのかが見えてくるものです。
ブランドによっては肌質や肌悩み、気になっているアイテムなどをアンケート形式で答えてもらい、カウンセリングシートやカルテとして保存しているところもありますよね。
お客様が何を求めているかが分かったら、その目的にぴったりのスキンケアやメイクを提案しましょう。
コスメアイテムやメイク方法についての深い知識が生かされる場面ですよ。
具体的なアイテムの提案まで進んだら、次のステップとしてお客様に実際にそのアイテムを試してもらうこともできます。
タッチアップやハンドデモ
お客様が興味を持っているアイテムがはっきりしているときや、こちらから提案したいアイテムが決まっているときにはタッチアップやハンドデモで実際に試してもらいましょう。
タッチアップとハンドデモはそれぞれ以下のものを指しています。
・タッチアップ:お客様の肌にスキンケアやメイクを施し、使用感を試してもらう
・ハンドデモ::手の甲にコスメアイテムを出し、香りや質感などを確認してもらう
タッチアップやハンドデモではお客様との距離も近くなり、ちょっとした肌のふれあいもあります。
心理的な距離も近づいて、人には言いにくい肌の悩みや自分がなりたい憧れの肌質についても話してくれるかもしれません。
これも大切なカウンセリングの一環といえますね。
実際に試してみると化粧品のいい香りがして、自分の肌の見え方も変わってくるので購買意欲が高まりやすいでしょう。
タッチアップやハンドデモにはお客様に効果を実感してもらうことで購入を促すという目的もあります。
美容部員のカウンセリングで大切なこととは?
美容部員としてカウンセリングするときには、お客様に寄り添って傾聴し、悩みや希望に合ったアイテムを提案します。
悩みを打ち明けやすい人と打ち明けにくい人がいると思いますが、これは相手のカウンセリングスキルの違いによるものなのかもしれません。
カウンセリングをスキルとして身につければ、お客様から信頼される美容部員に近づくことができるでしょう。
ここでは、カウンセリングを行うときのポイントを確認します。
お客様の話をしっかり聞く
カウンセリングは、お客様の話をしっかり聞くことから始まります。
自分から話したくなるかもしれませんが、まずは注意深く耳を傾けましょう。
相手に共感を示しながら、肯定的な態度で話を聞くことが大切ですよ。
たとえお客様のスキンケアの知識が間違っていたとしても、訂正する必要はありません。
理解しようと努めることが大切です。
このような態度で話を聞くことを、心理学では傾聴といわれています。
聞き役に徹することで、相手が話しやすい雰囲気を維持することが大切です。
お客様が何に興味を持っているのかを考え、話しやすいように工夫をしましょう。
お客様の悩みや希望をくみ取る
お客様との会話を通してどんな悩みを抱えているのか、どんなメイクが好みなのかなどをヒアリングします。
何気ない会話から、抱えている悩みの一端を垣間見られるかもしれません。
話の中から「お客様が何に困っているのか」「どんなコスメやメイクに関心があるのか」「解決したい悩みはどんなものか」を探し出しましょう。
メイクに役立つアイテムを探して来店したように見えるお客様でも、話を聞くとスキンケアにも強い関心を持っていることがあります。
そのようなお客様にスキンケアアイテムを紹介すれば、購入してもらえる可能性も。
潜在的な顧客を獲得することも、美容部員の大切な役割ですよ。
求めている知識・正しい知識を提供する
お客様の悩みや希望を把握したら、化粧品選びやスキンケアに役立つ有益な知識を提供しましょう。
美容部員には、科学的な根拠にもとづいた正しい知識が求められます。
お客様に合わせて何を伝えるべきかを取捨選択することも大切です。
コスメ売り場を見渡してみると、同じ化粧水でも高保湿・低刺激・さっぱりタイプ・しっとりタイプなど多くの種類が並べられていますよね。
多種多様な化粧水の中からお客様にピッタリのものを選ぶ上で、幅広い商品知識が役立ちます。
ときにはお客様が自分の肌には合わない化粧品を長年使っているケースもあるでしょう。
美容部員は正しい知識をもとに、お客様に説明して理解してもらうことが重要です。
美容に携わるプロとして、身につけた豊富な知識を生かしてお客様の肌にピッタリのアイテムをおすすめしましょう。
購入したアイテムに満足してもらえれば、リピーターになってくれるかもしれませんよ。
商品の魅力を伝える
美容部員は、自分自身が広告塔のようなものです。
お客様から「使っている化粧品を教えてほしい」と言われることも多いそうです。
美容部員としてとても誇らしいことですよね。
お客様にコスメアイテムを提案する際、実際に自分で試してみたときの使用感を伝えれば説得力が高まります。
商品の魅力を伝えるためには、タッチアップやハンドデモをするのも有効です。
お客様にコスメアイテムを実際に使用してもらい、使い心地を確かめてもらいましょう。
自分で実際に使ってみていいと感じたアイテムなら、自信をもって商品の魅力を伝えることができますよね。
美容部員の仕事はカウンセリングやタッチアップだけじゃない!
美容部員の仕事と聞くと、カウンセリングやタッチアップなどの接客業務をイメージする人も多いでしょう。
しかし、実際にはそれら以外にも大切な仕事はいくつもあります。
美容部員が行う接客以外の仕事についても見ていきましょう。
売り場や在庫管理
ショップの売り場を確認するのも美容部員の大切な仕事です。
店頭に並んでいる商品が少なくなればバックヤードから補充し、お客様にいつでも手にとってもらえるように準備します。
在庫が少なくなったときに発注するのも美容部員の仕事です。
売れ行きをチェックしながら必要な数を発注するので、トレンドの把握や商品管理の力をつけられますよ。
顧客管理
お客様のカウンセリングをした際、その結果をカウンセリングシートやカルテの形で残すことが多いようです。
カウンセリングシートやカルテには、購入したコスメアイテムや肌悩みなどを記入します。
顧客管理によってお客様のニーズを把握しておくことで、リピーターになってくれたお客様の好みに合った商品をおすすめしたり、新商品を提案したりもしやすくなるでしょう。
お客様のことをよく理解し、きめ細かい提案を行うことは「ブランドのファンを作る」という観点でも大切な仕事ですよ。
店内の清掃や道具のメンテナンス
店内をいつもきれいにしておくこともとても大切です。
売り場の清掃や、メイク用品のメンテナンスも美容部員が行う大切な仕事です。
清掃やメンテナンスは開店前や閉店前に重点的に行うことが多く、お客様から見える仕事ではありません。
しかし、清潔感を重視するコスメショップにとって、お客様が気持ちよく来店できる環境づくりはとても大切です。
きれいなショップでお客様をお迎えしましょう。
美容部員になるにはどうすればいい?
「美容部員になりたい!」と思っている人であれば、「どうすれば美容部員になれるのだろうか?」という疑問を持ったことはありませんか?
ここでは、美容部員になるための方法を紹介します。
しっかりチェックして美容部員になるという夢をかなえましょう!
美容系の大学や専門学校に通う
美容部員として働くために必要な資格はないので、未経験でいきなり挑戦することも可能です。
しかし、人によっては「ある程度の知識やスキルを身につけてから働きたい」と思うかもしれません。
事前に知識やスキルを取得したいなら、ビューティーカウンセラー向けの学科やコースがある学校に進学するのがおすすめですよ。
たとえば、美容専門学校や民間スクールにはビューティーコンサルタント科・美容学科・トータルビューティー科などがあります。
求人に応募する
美容系の大学や専門学校を卒業して就職する人、未経験で挑戦する人問わず、求人に応募しなければ美容部員になるという夢は叶えられません。
美容部員の選考内容はほかの職種と同様に、応募後に書類選考・面接・採用の順に進みます。
「未経験だけど美容部員に挑戦したい!」と考えている人は、「未経験者歓迎」と書かれた求人を探しましょう。
求人によっては経験者に限っていることもあるので、求人情報を隅々までチェックすることは大切です。
自分にピッタリの求人に応募し、次のステップに進みましょう。
美容部員をしっかり理解して就活するなら「パスキャリ」
美容部員は、お客様にコスメアイテムを購入してもらうためのカウンセリングに力を入れる仕事です。
美容部員を採用する企業に適正があると判断してもらうには、仕事内容をしっかり把握する必要があります。
自己流で転職活動をしないで、エージェントを利用するのがおすすめですよ。
知識豊富なアドバイザーがサポート
美容部員の仕事内容をしっかり把握して転職に備える際、知識や経験が豊富なキャリアアドバイザーのサポートを受けると心強いでしょう。
パスキャリでは、美容業界に精通しているキャリアアドバイザーがあなたの転職活動をトータルでサポートします。
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