様々な分野で活躍する社会人にフォーカスして、価値観やキャリアの積み方を根掘り葉掘り聞いちゃおう☆というコーナーです。
今回は、パスキャリでアドバイザーをしている齋藤亜衣さん(24歳)にお話を伺いました。
どうしてキャリアアドバイザーという仕事を選んだの?
どんな想いで働いているの?
今年デビューした、「求職者に最も近い」期待の若手に、根掘り葉掘り聞いてきました!
「向いていると思う」の一言でアドバイザーの道へ

齋藤さんは大阪出身で、就職を機にに上京してきたんですよね。
その時から、キャリアアドバイザーのお仕事を?

いえ、はじめはレストランで働いていました。
アメリカンスタイルの、ちょっといいステーキハウスで、サーブのお仕事を。
全然、この業界とは、まったくもって、無縁でした。

ステーキハウスから、キャリアアドバイザー…
一体どんな道のりで…?

実は、ステーキハウスを辞めたあと、迷走期に入りまして。
実は、迷走期に入りまして。

迷…走…期…。

何が向いているのか、分からなくなっちゃって。
ヨガインストラクターを目指してみたり、派遣で受付事務の仕事をしたり、それはもう、色んなことをやりました。
でも、そろそろ決めなきゃなって焦ってきて…
ただ、自分一人で考えていても進まなかったので、キャリアカウンセリングを受けてみたんです。

それが、パスキャリですか。

あ…。

違います…。
大きなオフィスを構えた、有名な、某転職サイトを運営している…
「あ…パスキャリじゃないんです…」(気を遣わせて、ごめんなさい…)

大丈夫ですよ(笑)
某大手としておきましょうか。
そこで、パスキャリの紹介があったんですね。

そうなんです。
担当してくれたアドバイザーさんが、結構ハッキリものをいうタイプの方だったんですけど。
「齋藤さん、向いていると思う」って言われて。
信じてみようと。

おお。その一言で、惹かれたんですね。
最初にパスキャリを紹介されて、そのまま入社することになったんですか?

いや、実は結構色んな所を受けていて。
エンジニア系や営業系もありましたし、業種は本当に幅広かったですね。

転職エージェントって、絞って紹介されるイメージがあるんですけど…

会社によるんだと思います。
そこは、合いそうな会社をガンガン紹介するタイプのエージェントで。
自分は担当アドバイザーさんのことを信頼していたので、紹介されたらとりあえず受けていました。
ただ…

ただ?

受けたものの、面接官の感じで嫌だなって思った会社も多くて。
仕事内容とか福利厚生より前に、面接官の感じで「あ、合わないな」って。

それ、ありますよね。
面接官、大切。

パスキャリは、面接官だった方の雰囲気が良かったんです。
まあ、今の上司なんですけど(笑)
一緒に働きたいなってすぐに思って。それで、入社を決めました。

仕事内容自体は、どうでした?

もともとキャリアアドバイザーの仕事に興味はあったんです。
自分自身、求職者側でお世話になっていたので、いい仕事だなって思っていて。
迷走期に見つけた自分の適性にも合っていたので、キャリアアドバイザーの道に進むことに決めました。
「好きだけど仕事には向いていないこと」が分かると強い

今おっしゃった、「迷走期に見つけた適性」とは…?

いくつかあるんですけど…
まず、ヨガのインストラクターにチャレンジしたときには、「趣味はインプットだけがいい」って思いました。

と言いますと。

もともとヨガはやっていて、それでインストラクターを目指したんですね。
好きが高じて、というやつです。
でも、やっていくうちに「深すぎるな」と思うようになって。

思想が絡みますもんね。
私もヨガは少しやったことがありますが、ちょっと言葉が難しいなって思っていました。
○○を感じて、気をどう…みたいな。

あ、それは全然問題なかったです。
あ、それは全然問題なかったです。

(あ、なんかすみません…)

深く学ぶのは楽しかったんです。
自分のために勉強するのは、良かった。
でも、それを教えるとなった時に違和感が出てきて。
そこで気づいたんですよね。

好きなことや趣味を勉強するのは向いている。
でも、それを誰かに分かりやすく魅力的に伝える、いわゆるアウトプットしていくのは、そんなに好きじゃないんだな、って。

それが、「趣味はインプットだけがいい」という気づきですね。

そうです。
もちろん、好きなことを仕事にして多くの人に伝えるのも素敵だとは思うんですけど。
私は、無理でした。だからすぐに辞めて派遣へ転向したんです。

派遣というのは、なにか意味があったんでしょうか。

とりあえず働かなくちゃ、というのが先行して…という形ですね。
大阪に帰ることも考えたんですけど、せっかく東京にいるし、もう少しここでやってみようと思って。

そこでもなにか、見つかったものが?

ありました!
人としゃべるのが好きだけど、ずっとしゃべるのはしんどい。
デスクワークで黙々と作業をするのも得意だけど、ずっとそれだとしんどい。
ってことが分かりましたね。

なるほど…

それで、「しゃべるのも事務作業もいいバランスでできる仕事」がいいな、と。

まさに、キャリアアドバイザー…!
※キャリアアドバイザーは、求職者さんや紹介先の会社と話すことが多い反面、同じくらい事務作業(書類作成やメール連絡)が多いお仕事です。

はい、まさに(笑)
あと、「アイデアを出す仕事が好きだけど、自分はいいものが出てこない」ということにも気づかされましたね…

適性っていうと「向いているもの」というイメージがありますが、意外と「向いていないこと」が見つかるものなのかも。
特に「好きだけど仕事としては向いていないこと」は、やってみないと分からないですもんね。

そうですね。
好きなことほど、仕事として向いているかは分からない。

適性というと、やりたいこととか、向いていることとかを探しがち。
でも、「これは趣味でやるのがいい!」と気づくのも、大切なのかも…
そんな経験を経て、齋藤さんは「趣味とは別分野で、自分に向いている仕事」を探していたわけですね。

そうです。
細かく条件を決めていたわけではないんですけど、自分が気づいたことは、アドバイザーさんに伝えていましたね。

ただやってみよう、だけではなくて、その結果をちゃんと自分に落とし込んでいた、と。

そんな、たいそうなものではないんですけど…

でも、この落とし込みがあったからこそ、紹介された仕事はどんどん受けよう、って思えたのでは。
もちろん、アドバイザーとの信頼関係はありますが。

たしかに、そうですね。
信頼関係もすごくあったし、それこそキャリアアドバイザーの仕事。
やっぱり、ここを紹介してくれたアドバイザーさんには感謝しないと。笑
他社のエージェントを使ったからこそ感じる、パスキャリの特長

実際に、エージェント経由で転職した齋藤さん。
だからこそ、見える部分もあると思います。
正直、パスキャリって規模は大きくないじゃないですか。
まだできて…

3年ですね。

どうでしょう、他社との違い…
例えば、大手との違いって何だと思いますか?

丁寧さ・きめ細やかさは全然違いますね。
丁寧さ・きめ細やかさが全然違います!!

私が行ってたところは、紹介して終わり、って感じで。
たくさん紹介されたなかで、何を受けるかは自分が決めること。
その後も、どんどん自分で動いていく…というスタイルでした。
ちょっと、丸投げ感はあったかもしれない。

自分でどんどんやりたい、という人にはいいですね。

そうですね。本当に。
でも、パスキャリは入社後も相談できるくらいですから。
受けるかどうかも一緒に悩んで、面接にも同行するし。
一緒にやっていきましょう、という雰囲気は強いですよ。

反対に、大手にあってパスキャリにないものって何だと思います?

うーん、なんやろねえ…
(関西弁がちらほら出始める齋藤さん)

えっと、私が訊いています。

ははっ!!
「たしかに!!笑」(え、そんなに…?)

なんやろう…
求人の絶対数ですかね。
パスキャリも、1000件あるんで多いとは思うんですけど。
大手は、もっと多いですね。
ただ、経験者限定とか、ハイキャリアの方向けの求人も多いですけど。
あと、オフィスの広さ。
自社ビルがあったりするじゃないですか、大手って。
パスキャリはワンフロアなので…

規模的なものは、やはり大手が優れていると。

そうですね。
でも、正直、自分だったら…

自分だったら…?

もっと早くに知っていたら、パスキャリに来たと思います。
特に、未経験や美容業界志望の場合は。

美容業界?

はい。美容業界は特に。
セミナーもほぼ毎日やっていますし、未経験で美容業界に入りたい方にとっては、とてもいい環境じゃないかと。
…パスキャリをひいき目に見ているわけではないんですけど(笑)
素直に、そう思います。

(笑)
反対に、いままで15年金融業界にいて、さらなる高みを目指して…
っていう人には不向きかもですよね。

そうですね…
もちろん、経験者や高いスキルを持った方におすすめの仕事もあるんですけど。
未経験業界や美容業界を目指している方のほうが、満足してもらえるかなと思います。
「自分にとって心地よいお仕事探し」を実現させたい

勉強・研修期間を経て、今年アドバイザーデビューをした齋藤さん。
今後、目標とするアドバイザー像はありますか。

一人ひとりに合わせたアドバイス方法をとれるアドバイザーです。
目指すのは、一人ひとりに合わせたアドバイス方法をとれるアドバイザー。

アドバイス「方法」?

はい。
自分を担当してくれたアドバイザーさんは、自分にとってはすごく良かったんです。
ハッキリ言ってくれるし、おすすめの本も教えてくれる。
頼れる感じがして、ついていこうって思いました。
でも、それって全員がいいとは限らないじゃないですか。
だから、安易に「自分が嬉しかったから!」というのを理由に真似するのはだめだなって。

求職者さんが何をどこまで、どんなふうに求めているのかを考えてるってことですね。

そうですね。
「自分でどんどんやりたい!」というタイプの方に、細かくアドバイスしても、それは「丁寧」ではなく「鬱陶しい」だけかもしれない。
反対に、不安に思っている方に丸投げしたら、見放されたと感じるかもしれない。
そういう細やかな違いを考えて、アドバイザーというお仕事をしようと思っています。
パスキャリには、バキバキに固められたマニュアルがないんです。
だからこそ、それを上手く活かして、求職者さんにとっての心地よさを出していきたいですね。
「心地のよいお仕事探し」をお手伝いします。

ステキな心構えです。

ありがとうございます。
あと、パスキャリの特長でもあるんですけど、紹介先の会社をどこまでお伝えできるかにも、こだわります。

例えば…?

「美容クリニックの受付の仕事です。
研修がしっかりしているから未経験でも安心だし、新築だから綺麗ですよ。」
くらいでは、終わらせられないと思っています。

まだ足りない、と。

はい。
もっと細やかに、社風や考え方までお伝えします。
自分が働いている様子をイメージできるくらい!
自分が働いている様子をイメージできるくらい、しっかりお伝えします!

そのために、企業訪問や、社員との面談を欠かさないと伺いました。

そうなんです。
そうやって、求職者さんの不安を一つずつ取り除いていきたいな、と思っています。
自分に合う仕事は、絶対にある。

数か月前まではご自身が求職者側だった。
だからこそ感じるものも、あると思います。

つい最近まで転職活動をしていましたから、その感覚はまだ生きています。
自分が仕事を探していたときって、不安だらけで。
何をすればいいか分からなくて、いっぱいいっぱいになっちゃうこともあったんです。
考えすぎちゃうんですよね。
面接の前なんて、もう不安の沼から抜け出せない。
実際、この仕事に就いて求職者さんと関わると、同じような思いを持っている方が本当に多いなと思います。
でも…

でも…?

大丈夫やでって言いたいです!
不安でいっぱいいっぱいかもしれないけど、大丈夫!!

一歩後ろに下がって、客観的に見ると、そんな思い詰めなくても大丈夫だし、何とかなる。
私の場合は、面接対策は自分でしなくちゃいけなかったから企業情報調べたり、色々しましたけど…
パスキャリでは、それも私がするんで、安心してほしいです。
仕事も、いま自分に合うものを見つけられていないだけで、必ずあるんですよ。

まさに転職経験者の声、という感じです。

求職者さんに近いところにいて、共感できる部分が多いからこそ、同じ目線で、でもリードできるアドバイザーでいようと思っています!
インタビューを終えて…
- 「好きでも向いていないこと」を知るのも大切
- 転職エージェントのスタイルは会社によってかなり違う
- まだ見つかっていないだけで「自分に合う仕事」は絶対ある!
転職・就職に、徹底的にフォーカスした、今回のインタビュー。
不安な気持ちも経験して、それこそ泥沼にはまるように悩んだことがあるからこその、ホットな考え方が多く飛び出しました。
つい最近まで、「自分には何が向いているんだろう?」と迷走していたという、齋藤さん。
「一人ひとりに寄り添った、心地のいいサポートをしたい」と目をキラキラさせて話してくれたのが印象的です。
「そもそも、転職・就職するべきか、今の状態を続けるべきか…」と悩んでいる方もウェルカムだそうなので、ぜひ一度、相談に行ってみてくださいね。
時折関西弁を混ぜながら(笑)、優しく聞いてくれるはずです!